金カム272話イポプテ。
※センターフライを捕るような眼をしながら書いてます
どうもこんにちは。花粉はどこか異世界に行ってきたらいいと思います。
ではこんしゅうのあらすじ。
・表紙が最初の頃のアシリパと佐一っちゃんです。ヒグマの下敷きになってアシリパに引きずり出されてる杉元。
・塹壕の中、傷つきながらも生きている両者。生きているなら前向きな何か話せと菊田特務曹長殿。それにこたえる有古一等卒。「自分用のマキリを作る練習をしたいです」
マキリに興味が無かった、アイヌについては面倒だな、父はマキリを作ってる途中で亡くなり父のマキリも行方不明、もっとしっかり見ておけばよかったなと涙を流す有古。
有古の父を訪ねあの事件を思い出す菊田。すっかり黙ってしまった菊田に有古は(生きているなら)相槌くらいしてくださいよと言う。…「すまん有古」
・教会の扉を開く有古。
アシリパから暗号を聞きだしてすぐさま袋から複数の人皮を床にぶちまける。鶴見は目をぎょろつかせて確認していく。有古が声をかける。土方歳三のアジトがわかったので一網打尽で人皮を奪えると。しかしそう言いながらアシリパの縛られた手首の縄をマキリで切っている。
人皮から目を離さずに鶴見は言う「有古力松 お前の選ぶ道はそれで良いんだな?」
・拳銃を鶴見に向けその刺青人皮を全部こっちへ!と挙動不審ながらも言う有古。アシリパはソフィアの縄を切る。銃を手に月島と鯉登が扉をけ破って登場、有古の右肩に発砲、有古も発砲する。
発砲音がしたので外にいた杉元らと菊田も教会に向かう。ソフィアは大きな椅子を鶴見に投げ(頭に)当てるが鶴見は微動だにせずに人皮を見ている。外に出るアシリパソフィア有古。駆けつけた宣伝車に乗り込む。アシリパを掴んで乗せる有古は後ろから左足を撃たれた。地面に倒れこむ。「止まるな!行け!アシリパ!行け!」これが最後の言葉になるのか。
・駆けつけた菊田と目が合う杉元。「やっぱノラ坊だ…」「やっぱり菊田さんだ」
・菊田は倒れている有古に気づき何でここに?菊田特務曹長殿…有古がそう言った刹那、月島が有古の胸を至近距離で撃った。
イポプテ!と叫ぶアシリパ。茫然と立ちすくむ菊田。その横を淡々と走り抜ける月島。その目は迷いがなくキラキラと輝き、逆に菊田の目は倒れた有古の姿を見て止まったまま…。
以上です。
(↑過去に描いた絵です)
あー…やはり撃たれちゃいましたね、イポプテ君は。そうなりますよね。
猪突猛進の杉元でさえ躊躇して教会へは単独で行かなかったのに有古は独りで行ってしまった。2重スパイのままで行くかと思ったが最後は自分のアイデンティティに逆らわなかった。
アイヌとしての誇りや伝統を重んじる覚悟が若い有古にはいまいち心に育っていなかった。しかし亡くなった父の想いを考えるうちに、さらにアシリパを見て自分を恥じ、2重スパイを辞めた。
自分の出来ることをやろうとして最後はアシリパに託すカタチになった。
まだ死んだかはわかりませんが。胸に何か忍ばせていたら銃弾をはじいてくれるけども…どうでしょうね。最後には菊田に何かを伝えればいいなと思います。
菊田は思ったよりも人情が厚い人で特に今回の有古に対して思い入れが半端ない。父親の顛末を知っているからこそだな。
杉元と菊田は一体どういう過去があるんでしょう。そろそろ披露願います。
互いに悪くない思い出のようだし、(特に杉元側)
杉さんが軍に入るきっかけとかかなあ。
逃げるソフィアの顔面…!ウイルクの皮が見事ぴったり目口合わさって引っ付いているんですけど…これは笑っていいんでしょうか笑ってしまいました。このウイルクの皮…このままソフィアが所持していくんでしょうかね…それともどこかに埋めて供養したり燃やしたりするのかな。人の顔の皮って‥‥キモチワルイ…
宣伝車にソフィアが先に乗り込んでるのにちょっと え?ってなりましたがイポプテ君がアシリパを車に乗せる大事なシーンがあるからソフィアを先に乗せたんだろうな(妄想
何かのドラマか映画のようなシーンですね。
さてさて…月島君の目ですが…目に光が宿っています。少女漫画の目みたい。
鶴見の言うことに一喜一憂していたのでこれこの通り信じてしまいましたとさ!
じゃあ鯉登はどうなのか。多分いつも通りの目だと思いますけどね…
迷いと疑いという霧が晴れて晴天になったのかな、月島の心は。
読んでるこっちは奇妙でどしたん?て心配しちゃう。
タッタッタと駆け足で行く月島、宣伝車を追っているのかな。
ところで杉さんはまだビール臭いと思いますよ。
そうそう、25巻も発売日でしたので買いました。買ったお店には何も特典やらオマケはついてきませんでした。ちっ。感想はまた後日書きたいと思います。最悪な24巻と違って25巻は良いと思います。まだヘンタイ宇佐美は健在ですけどね。はあ。