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日本三大妙見の一つ【八代神社(妙見宮)】熊本県八代市

2020.10.22 06:09

日本三大妙見の一つ【八代神社(妙見宮)】

八代神社(やつしろじんじゃ)は、

熊本県八代市妙見町にある神社です。

妙見宮(みょうけんぐう)、妙見さんと称される。

旧社格は県社。


福島県の相馬妙見、大阪府の能勢妙見と並んで、

日本三大妙見の一つといわれています。


八代神社は、白鳳9年(680年)に

中国の明州から妙見神が亀蛇に乗り竹原の津に上陸し、

鎮座したのが始まりとされています。


享保15年(1730)に書かれた『妙見宮実紀』によれば、

延暦14年(795)、横岳頂上に上宮を創祀。永暦元年(1160)、

中宮を建立。1186年(文治2年)に、後鳥羽天皇の勅願で、

検校散位(けんぎょうさんみ)大江朝臣隆房により下宮(現在の八代神社)が

創建されました。


最盛時には周辺に15もの天台宗・真言宗の寺院があり

妙見宮十五坊(みょうけんぐうじゅうごぼう)と呼ばれました。


中世から江戸時代にわたり、

相良、加藤、細川、松井と歴代の八代城主の崇敬(すうけい)を受け、

社殿の再建や社領の寄付が行われてきました。


1870年(明治3年)までは妙見宮と呼ばれていました。


妙見神とは、北極星・北斗七星の象徴である。


神道と仏教の両部の宮寺で、広く崇敬を受け、

八代、下益城、芦北三郡の一の宮として栄えました。


1871年(明治4年)、神仏分離令により、

天之御中主神、国常立尊を祭神とし、社名を八代神社と改められました。


御祭神

天之御中主神

国常立尊


御利益

天下泰平、五穀豊穣、商売繁盛、厄除けなど


境内社

大宮神社

御祭神:日本武尊


稲荷神社

御祭神:保食神


九州三大祭りの一つ【妙見祭】は、

江戸時代から続く妙見宮(八代神社)の秋の祭礼行事です。


11月22日に神幸行列(お下り)、

御夜、23日に神幸行列(お上り)が行われ、

獅子や笠鉾、亀蛇など、伝統ある出し物が数多く参列します。


2011年3月に国の重要無形民俗文化財に指定され、

2016年12月にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。


鎮座地

熊本県八代市妙見町405