3月19日(金)晴れ
こんにちは。麻雀ぐーぐです。
気持ちのいい天気が続いていますね。本日は金曜日なのに珍しく12時台で早くも1卓マルの状況です。ここから卓を伸ばしていきたいので、まだまだ皆様のご来店お待ちしております。
さて、3人立ちということで短めの記事を書きたいんですが、何を書きましょう。
思い切って麻雀のこと書いてみますか。誰か来たら中途半端にそのままアップするかもしれませんが、とりあえず書き始めてみましょう。先日難しい判断に迫られたときの話です。
・・・と、書いた瞬間に2卓に伸びて、今帰ってきました。
ブログ日和の1人立ち番です。のんびり書いていきましょう。
「(リーチの人が)ツモ切りリーチするといっつも一発でアガるんだよなぁ。」
「牌見えてるんじゃないの?」
お客様に良く言われる言葉です。まず結論から申し上げましょう。
見えてるわけありません。見えてたら先月8万ポイントも失いません。
強い人のツモ切リーチには必ず明確な理由があります。決して無駄に1巡回してリーチとかはしません。それがいかに損な選択かということを知っているからです。
まあ、私が強い人グループに入ってるかどうかということはさて置き、私のツモ切リーチにも何かしらの理由があるわけです。
東4局 親番 ドラ六
親 45000 ←私
南 15000
西 20000
北 20000
ざっくりとこんな点棒状況。
7巡目くらいにラス目の下家から先制リーチを受けます。それほど危険な牌を打たずに10巡目くらいに私の手が以下の通りになりました。
六六七八③④r⑤234567西
切るのは西としてリーチをするかしないか。
場には九が2枚切れ。六は見えてません。全員が序盤に八を切っていて、自分の目からノーチャンスの九はいかにも良さそうな待ち。
2着目、3着目の対面と上家はリーチに対して通っている牌やスジの牌を切ったりしていて強く来ている印象はありません。
親の私がリーチと宣言すれば先制リーチと一騎打ちになる可能性は高そう。
ただし、ダマにしていれば九がポロっとこぼれても不思議ありません。
恐らく普段ならあまり深く考えずにリーチと宣言するでしょう。
この手をダマにして九をツモろうものなら「リーチの人」の名が廃ります。こういう手をしっかり曲げてツモりアガるからこそ私がリーチの人と呼ばれるわけです。
ただ、ガチの期待値的にはどうなんでしょう。だいぶダマ有利な気がします。
点棒状況をもう一度確認しましょう。
親 45000 ←私
南 15000 ←先制リーチ
西 20000
北 20000
ダマでも高目タンピン赤ドラ3の18000点。さすがに2着目、3着目からドラが放たれることはなさそうですが、自分がツモったりリーチ者が掴めばゲーム終了です。
ただ、安目の12000点でもかなりトップが近づくアガりとなるでしょう。
リーチとダマでは九の出アガり率が大差です。残りの枚数は高目2枚、安目2枚。
これだけ条件が揃うとさすがのリーチの人もとりあえずダマを選択します。先月こういうのをリーチして負け続けてボロボロになった経験をここで活かします。人間は学習する生き物です。
巡目が進み、九がこぼれることなく終盤戦へ突入します。リーチ者の河が弱くなっているおかげで、対面と上家も粘ってイーシャンテンか場合に寄ってはテンパってるかもなぁっていう雰囲気。
私はいつリーチするかどうかずっと機会を伺っています。ただ、依然ダマにしていれば九が出る率が高すぎます。
さらに進んでド終盤。当然ゼンツの私は無筋を2枚切り飛ばして目立ってしまいました。対面と上家はそれを見て2巡前からリーチ者と私の現物をバタバタと切り出して諦め気配。
ということは、そうです。ここです。絶好のツモ切リーチタイミングです。
しかし、心の中でフライング気味にリーチ棒を出しながら次の牌を持ってくると、そこには予期せぬやつがいました。
六六七八③④r⑤234567 ツモ 五
この手では当然何を持ってきてもオリることはないので完全に油断していたんですが、「すみません」と一言謝り、慌てて残りの筋をカウントします。
通っていないのは残り3筋のみ。萬子の二ー五と三ー六、索子の4-7。
残りのツモ番は2回。リーチ者も同様です。
ドラ表示牌である萬子の五はかなり濃い牌。ロンと言われる可能性は相当高いでしょう。
八を切れば安全にテンパイを維持でき、ひょっこり六をツモったり出アガれることもたまにあります。
ですが、九がいるはずなんです。残り短い牌山の中にいる可能性は激高なんです。
残りのツモ番が1回だったら八を切った可能性もあります。ですが、この五が通りさえすれば勝機は十分。
というわけで、覚悟を決め大きな声でリーチと宣言し、五をツモ切りました。
・・・結果は、リーチ者が一発で九を掴んで18000点。無事ゲーム終了と相成りました。
ね、つまりそういうことなんです。
もちろん愚形が全然解消されずに焦れてのクソツモ切リーチもあります。戦略的無駄1巡回しツモ切リーチも相手を見てごく稀に使います。
ですが、リーチの人がツモ切リーチ一発ツモが多いってのはこういうことです。
そもそもツモ切リーチすること自体がそんなに多くありません。大体テンパイ即リーだからです。ただし、ツモ切リーチするということはそれなりの理由、そして終盤の場合はかなり自信があることが多いわけです。
決して牌が見えていてタイミングを計ってリーチをしているわけではありません。
まああとはツモ切リーチで一発って印象に残りやすいんですよね。
一回でも喰らうと精神的ダメージを受けますからね。。
・・・はい、というわけで今日はツモ切リーチについて書いてみました。
自信があるならさっさとリーチしてツモりにいかんかい!というお声が聞こえてきそうではありますが、明らかにダマ有利な場面ではしばらく様子見てのツモ切リーチもたまにはありなんじゃないかと思います。
では、皆様もよきツモ切リーチライフを。
本日もご来店お待ちしております。