火星
2016.11.07 13:30
10個の天体の1つ1つが人の心の動きを表しており、人格の様々な面を表します。性格の特徴は、天体の位置と天体同士の関係によって決まります。占星術では、太陽と月は光を発するものという意味を持つ“ルミナリー”という名称で呼ばれていて、太陽と月も含めて太陽系の10個の天体と考えます。ここでは、それぞれの天体の特徴をご紹介します。
MARS
- 火星 -
▽プラスの影響▽
「自己主張」「勇気」
「活力」「行動力」「気力」
▼マイナスの影響▼
「攻撃的」「暴力」「怒り」
「粗野なふるまい」「落ち着きのなさ」
神話の世界では、火星は闘う神マーズを表します。マーズは、僕たちの生存本能を支配しており、僕たちはその生存本能に従って、逃げるべきか、闘うべきかを判断するのです。マーズはヴィーナスとは対象的で、男性原理の象徴であり、競争心が強く、雄弁で、行動的です。マーズは、活力と意欲に溢れています。敵と対峙した時、勇気と力強さを発揮するマーズは、英雄の典型でもあります。勇気ある行動と向こう見ずな性格がマーズの特徴です。現代社会では、マーズのエネルギーは、仕事の成就、目標の達成、信念の確立に影響を及ぼします。火星の影響は僕たちの生存本能に働きかけるため、体内のアドレナリンの分泌や、機敏に物事に対応する力とも深い関係があります。しかし度が過ぎると、自己主張と闘争のエネルギーとなっていたものが「不機嫌さ」「怒り」「攻撃性」「イライラ」などへ向けられます。しかし、火星の存在をなくしては、僕たちの「活力」「気力」「自発性」「野心」などもあり得ません。火星は、おひつじ座の支配星です。