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木星

2016.11.07 13:00

10個の天体の1つ1つが人の心の動きを表しており、人格の様々な面を表します。性格の特徴は、天体の位置と天体同士の関係によって決まります。占星術では、太陽と月は光を発するものという意味を持つ“ルミナリー”という名称で呼ばれていて、太陽と月も含めて太陽系の10個の天体と考えます。ここでは、それぞれの天体の特徴をご紹介します。




JUPITER

- 木星 -



▽プラスの影響▽

「高い学習意欲」「寛大さ」「長い旅」

「楽観主義」「理想主義」「真実を求める気持ち」



▼マイナスの影響▼

「大げさ」「過度の膨張」

「場違いな楽観主義」「強欲」



木星は、太陽系の中では最大級の天体です。ローマ・パンテオンの支配者に因んでジュピター(ギリシャではゼウス)と名付けられた木星は、神話の世界では「英知」「勝利」「正義」と関係があります。その大きさを保つために、ジュピターは膨張するかのように実際よりも大きく見せようとします。自分の限界以上の能力、より大きなものを目指す力を象徴し、そのために必要な楽観的な気持ちと、最後までやり通す自信を備えています。物事の持つ意味と、より大きな真実を追い求める気持ちは、ジュピターが哲学的に人生と向き合っていることを示しています。多くの知識を求める気持ちは、より高度な教育を意味し、大学や心の師を求める気持ちへと繋がっています。さらに、正義を象徴するジュピターは「法制度」「法廷」「法律」「規則」などと深い関わりがあります。木星は「知性」「感情」「精神」などの成長と関連づけられているだけでなく、「大きな財産」や「豊かさ」とも関連づけられています。木星は、多くの経験をしたいという気持ちや遠くの見知らぬ土地へ旅をしたいという気持ちを刺激します。しかし度を超すと「強欲」「強すぎる楽観主義」「不誠実」「過度の自我」に結びつきます。木星の最もよい面は「知性」と「信望」。これが理想を現実のものとする力となって表れます。木星は、いて座の支配星です。