海王星
10個の天体の1つ1つが人の心の動きを表しており、人格の様々な面を表します。性格の特徴は、天体の位置と天体同士の関係によって決まります。占星術では、太陽と月は光を発するものという意味を持つ“ルミナリー”という名称で呼ばれていて、太陽と月も含めて太陽系の10個の天体と考えます。ここでは、それぞれの天体の特徴をご紹介します。
NEPTUNE
- 海王星 -
▽プラスの影響▽
「敏感さ」「展望」「思いやり」
「ひらめき」「無限の可能性」
▼マイナスの影響▼
「幻想」「ごまかし」「現実逃避」「混乱」「曖昧さ」
神話の世界では、海王星は海の神ネプチューンであり、深淵で、はかり知れない神秘さを持っています。まさに、波が岩を砂に分解するのと同じように、心の周りにはりめぐらした壁を非常にゆっくりと崩し、僕たちを神秘の世界へ誘い出します。海王星を包み込んでいる靄は、海岸に立ちこめる靄にも似ており、ハッキリとした形もなく、現実のものとも思えず、謎に満ちています。海王星は僕たちの心を清める働きを持ち、それにより僕たちは限界に挑戦できるようになります。火星と違って海王星には限界がなく、あらゆるものと一体感を感じることができます。しかし、このあらゆるものと一体になることができる能力は、ある意味では曖昧さとなって表れます。極度の感受性の鋭さは、この海王星の影響によるものですが、それは人類の苦戦に対する深い哀れみの表れでもあります。また、美術、音楽、演劇などの創造的な活動に没頭する能力をもたらすこともあります。芸術家は、海王星からひらめきを得るのです。感覚と想像力が増幅されると、幻想の世界に迷い込みがちになり、アルコールを乱用したり、自分を欺いたり、あるいは自分を見失ったりしがちです。海王星と向き合い、夢を実現させるためには、自分の展望をしっかり持つことが大切です。海王星は、うお座の支配星です。