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1976 Morris W-18 with GROVER Peg 〜 SOLD

2021.03.21 04:44

1976年製 飯田楽器製のモーリスW-18です。


安ギターの泣きどころである、ペグをウェバリータイプのオープンタイプGROVERに交換しています。ギア比14対1のV97Nをマウントしてあるので、チューニングの安定感は抜群です。


元のペグ穴は、木パテ埋めをしてあります。

フレット残は十分に残っています。ロッドカバーも交換してあります。

ブリッジサドル交換。更には僅かなブリッジ浮きも修正済みですが、やはりオール合板なので気持ち、お腹の膨らみはございます。それを加味してブリッジ交換と調整は済ませてあります。


このラベルの飯田楽器製はごく一時期にしか使われていません。ネックエンド印字シリアル4桁及びこのラベルから…1976年製と判定致しました。

ジャパンヴィンテージの76年製としては使用感も少なめですが、ネック材はナトーです。

まだ動き癖があるので、入荷後に加湿調整等をして期間を取りましたので、現状はストレートで弾く分に問題はありません。


弦高は現代基準の12フレット弦下で6弦2.5mm 1弦2mmに調整してあります。


ルックス的にもマーチンD28風な雰囲気あるトップとなっています。


サウンド的にはアルペジオでも鳴りは感じられますし、コードワークでもしっかり鳴る個体です。



立って弾く前提でストラップピンも増設してありますので、より実践向きと言える個体ですが、ナトーネックは今後も保管環境や季節により動くと思われます。ロッド調整ができる方向けの一本と言えますので、そこは大前提でご理解ください。


トラスロッド残は締める方向は充分ございますので、逆反り対応出来る様に、保管時にも弦は緩めないで管理する事を推奨します。むしろもう少し順反りしてくれて、逆反り幅を作るくらいで宜しいかと思います。順反りしたら締める…くらいの感覚でネックコンディションには気を遣って頂ければ、サウンド的には魅力ある一本です。


更に言うならば…このGROVERペグ換算代金だけでも、お買い得な一本かと思います。




ペグ周辺のみに白濁がございます。パテ埋めしておきましたが、穴を放置したり傷を放置すると白濁は起こります。


クリア内部に入り込む空気も影響しますが、ドライヤーやヒーターで解消するのはクリア塗装が薄い場合です。


YAMAHA FGなどはクリアが厚いので白濁を消そうと加熱すると、更に広がります。飯田楽器製はクリアを剥がした経験がないので、白濁箇所は現状とさせて頂きます。


ダブルショルダーの凡庸ソフトケースはお付けします。


Made in Japan 時代のモーリスの音は安いクラスでもお楽しみ頂ける…「合板だけど鳴るギター」を実感して貰える一本に仕上がっています。


当店販売価格 11,000円税込み→明日からスプリングセールラストプライス!詳細は出品ページにて!


こちらの商品の発送対応は致しておりません。あくまでも楽器の安全上とコンディション維持の為になりますので、予めご理解ご了承の上でご検討ください。


少なくとも現代の新品価格1万円〜3万円クラスの入門用ギターとは比較対象にはならない程のサウンドです。


当時、モーリスのこの価格帯は爆発的セールスを記録しただけに、プレミア価格化することはないでしょうが、コンディションの良い個体を選び、かつコンディションを維持する努力は必要かと思います。ジャパンヴィンテージの中には、所有者で音も変わってしまうギターが少なくありません。


ギターをイジるのに抵抗がない方には、この価格でこの鳴り…って言う意味ではオススメです。


ジモティー東京にて売却済みです。