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[ガンプラ初心者向け] 量産型HGUCズゴックをウェザリング塗装

2016.12.03 15:00

塗装なんて面倒なことはやりたくないが、それらしく仕上げたい人に送ります。
ガンプラの中でも最高に安くて組み立てやすく、ちゃんと仕上げれば相当にかっこいいズゴックさんを練習台にガンプラでウェザリングをしてみました。完成はこんな感じ。下からあおって撮ると超かっこいい。


HGUC量産型ズゴックの塗装レシピ

超シンプルであります。



HGUC量産型ズゴックの製作

さて製作に使うのはこちらのHGUCのキットです。500円以下ですね。お安くて良いです!

HGUC 1/144 MSM-07 ズゴック (機動戦士ガンダム)

組み立ては説明書の通りやりました。特に工夫はしていません。合わせ目消しは完璧でないにしろ、おおよそやってあります。ガチガチにウェザリングすると案外目立たないので、むしろ合わせ目を掘りたい今日この頃。

スミ入れ等の行程で良く割れが発生するので、出来るだけタミヤセメントで接着しながら作っています。

モノアイ変更

シールだとちょっと寂しい感じだったので、モノアイだけ変更しました。WAVEから出ているHアイズのクリアから2というのを購入して使っています。この裏側をレッドで塗って接着していますが、右上に寄せて接着したので、角の部分をニッパーで切断して使っています。



HGUC量産型ズゴックの塗装・ウェザリング

さて例によって面倒なので塗装は基本的にいたしません。戦車のように塗装をしないと話にならないわけではなく、成型色がちゃんとしているので、これを生かして楽しむことにしています。

部分的に塗装をすることも多いのですが、今回は手軽に楽しみたかったので、特にそういったことはせず、ウェザリングだけで仕上げてみました。がっちり塗らなくてもこのクオリティに仕上げられるなら、入門としては絶好の練習台ではないでしょうか。


トップコートでつや消しにする

まずはつや消しトップコートを全体に吹き付けます。他の製品は知らないのでいつもこのトップコートを吹いています。30cmくらい話したところから、良くふったトップコートをぷしゅーっと吹き付けます。乾燥するまでしばらく待ちます(30分もあればOKだと思います)。

トップコートを吹くことで表面に塗料が乗りやすい(テカテカからややざらっとした感じになる)状態になるのでこれでウェザリングの準備はOKです。


スミ入れ

立ち上げたらまずはスミ入れを行います。僕はエナメル塗料か油彩具を使ってやることが多いです。スミ入れ、というよりフィルタリングを兼ねたような感じでやるので、機体を全身真っ黒に塗っちゃいます。

今回はエナメル塗料のフラットブラックを100均のライターオイルで溶いて、べちゃっと塗っています。油断するとパーツが割れてしまうので、制作の段階でタミヤセメントで接着しています。

乾いたところでエナメル溶剤を綿棒につけて拭き取ります。


エッジ周りを強調する

エッジ周りを強調すると雰囲気が良くでます。ウェザリングに関する僕の考え方は、明暗をきちっとつけながらやる、というところで、エナメル塗料のジャーマングレイでエッジ周りを強調して、それ以外の面の部分をホワイトでよしなに風合いを入れようと思います。

やった結果がこちら。
筆にジャーマングレイを取り、ベタッと色がつかないようティッシュ等で大まかに拭き取ります。カサカサになって手に擦り付けて、やや色がつくくらいの状態にしたらエッジ周りに擦り付けていきます。

またスポンジの切れ端に同じくジャーマングレイをつけて、ぽんぽんっとこちらもエッジ周りを中心に当てています。スポンジチッピングというやつです。

ホワイトも同様で、こちらもティッシュで色を拭き取ってカサカサにしてエッジから面にかけての部分に掠ったような色を乗せていきました。(ドライブラシ的なやつですね)

なかなか良い感じです!ちなみにこのタイミングではモノアイは変更前です。


仕上げ

仕上げにウェザリングマスターのFセットAセットを使って、風合いを整えていきます。Fセットは金属色セットなので、適当に付属のハケに粉を取って関節の接合部分やエッジ周り、ズゴックの場合は爪(?)に擦り付けていきます。一気に良い感じになります。

またサンド系のAセットは、陸上戦の風合いを出すのにとても良いです。足回りにつけたり、ボディに全体的に擦り付けても良いです。ボディにライトサンドを擦り付けると、退色した風合いになるので、成型色のビビットな色合いがよしなにくすんで、これまた非常にそれらしくなります。

というわけでそんなこんなをやって完成ですー。



HGUC量産型ズゴックの完成ギャラリー

せっかく良い感じに出来たので記念撮影をすることにしました。かっこいいポーズを取って撮影します!戦車と違ってポージングがすごい自由なのが面白い。

変なポーズもとってみます!

沈み込んでアタック。

どやー。

さらに場所をかえて(暗かったので)撮影。

ひゃあ。かっこいい。。。

さらにHGUCズゴックくんの後ろ姿です。い・・・いまいちか・・・。

最後に何枚かかっこいいお気に入りポーズです。



以上、HGUCズゴックを成型色のまま、ウェザリングで仕上げてみたお話でした。さすがにここまでくると500円のお安い何かには見えませんね(まぁ色々材料はかかってますし…)

僕は筆塗りというのもあって、まだガンプラの完全塗装には挑んでいませんが、部分的な塗装やウェザリングだけでも、だいぶクオリティが高くなった感じに仕上げることができると思いました。

キットが500円を切っているのもよくて、ダメ元で試しにやってみるのにズゴックさんは最適なんじゃないかと思います。よかったらチャレンジしてみてくださいまし。