粥にひかれる
2021.03.20 13:28
自分のなかでは「70年代に流行った店」の”ファイル”に入っていた、中華街の「謝甜記」。ところがこのところ、何度も足を運んでいる。とくにこの冬、寒いときはあったまったものだ。
粥の品数はどれだけあるんだろう。数えたことない。私が頼むのはいつももっともシンプルなもの。そこにピータンを入れて、あとは油条を浸して食べるのが大好きなのだ。
まあ、ものすごくおいしいというほどでもないし、油条だって、ここよりおいしい店はいくつもある。けれどここ、なごむのだ。
このあいだは、70代をおぼしきオヤジ4人組が、大声で話し、哄笑していた。コロナ禍どこ吹く風である。いまの元気がいちばん、ということなのだろう。ま、それはそれでいいように思うけれど。