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楽しく続ける大人のピアノ

ピアニストの時間

2016.11.09 22:15

今年はシベリウスに注力しましたが、他にもまだまだたくさん弾きたい作曲家がいます。


お勧めの本。

シベリウスはもちろんのこと、メラルティン、メリカント、パルムグレン、ノルドグレン、クーラ…

フィンランドには気になる作曲家がたくさんいます。


この本にはシューベルトやセヴラック、吉松隆などの話題もあり、舘野さんの音楽を愛する心がたくさん伝わってきます。いい本です(^^)


私はピアノを「練習する」と言いますが、先生は「お勉強する」という表現を使われます。


この本を読んだりすると、ピアノって練習じゃないな、勉強だなぁとしみじみ思うわけです。


この本で特に印象に残ったのがウーノ・クラミ。

初めて聞いた名前です。あまり世に知られていないフィンランドの作曲家。海辺の小さな村の貧しい家に生まれ、音楽には繋がりにくい環境であったのですが、バイオリンとピアノを独学で進め、ピアノ協奏曲などを遺したそうです。子供の頃はピアノを弾くために12キロ離れた小学校まで毎日のように歩いて往復したのだとか。

孤独な少年の魂を捉えていた音楽の魔力の激しさ、そして幼い彼の音楽への渇望を思うとき、胸が痛くなる思いがする



今こうして書いてきたこの記事をどう締めくくったらいいものか、適切な表現が浮かばないのだけど、

音楽って練習じゃなくて勉強だよね。

(こんなアホっぽい表現で締めるのは不本意(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾