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「宇田川源流 日本万歳!」 温かい者は温かいうちに冷たい者は冷えている間に食べる日本の食事のすばらしさ

2021.03.21 22:00

「宇田川源流 日本万歳!」 温かい者は温かいうちに冷たい者は冷えている間に食べる日本の食事のすばらしさ


 月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。やはり日本は素晴らしい国であるということを再確認しようという企画である。それは、セ合いで活躍している「特別な日本人」をここで紹介するのではなく、あえて「皆さんが普段何気なく行っていつ日本人としてあたりまえの毎日の習慣や考え方などに様々な知恵や日本人のすばらしさが隠れており、そのすばらしさを再確認することによって、我々日本人が誇りをもって毎日を迎えることができるようにする」ということを目指しているのである。

 もちろん、「当たり前」であるから、皆さんから見れば「なんだ、そんなことか」というようなことがたくさんあると思う。しかし、その「なんだ、そんなことか」が他の国では「わざわざ頼まなければできない」こと、いや場合によっては「どんなに金を積んでも、できないこと」というようなことが少なくないのである。もちろん、逆も少なくない。別に、このブログの目的は他国を悪く言ったり、他国を非難するようなことではない。何度も言うが、日本人が、毎日何気なく行っていることの中には、日本のすばらしさが凝縮されていて、他の国からすればかなり素晴らしいことであるにもかかわらず、日本人にとっては「当たり前」というようなことにしかならないのであり、そのような内容改めて、それこそ「世界標準」で評価してみて、そして日本のすばらしさを考え見たいと思うのである。

 逆に、外国に何年か言ってみれば、外国における素晴らしさは当然に感じることがあるが、同時に「日本のこれが欲しい」「日本のここが良かった」ということをたくさん感じることがある。数日間の旅行などでは感じないが、日本人というのは何気ないところで、本当に細部今で素晴らしいことをたくさん残しているのである。

 今回は、そのy方な中で「食文化」ということを感がてえ見よう。

中国人が抱く疑問「日本人はなぜ弁当を温めずに食べるのか」=中国

 中国人が外出先で昼食を取る場合、保温が可能な弁当箱に入れて家から持参した温かい料理を食べるか、あるいは付近の飲食店で食事をとったり、出前を頼んだりするのが一般的だ。いずれにしても冷めた食事は体に良くないという考えから、一般的に中国人は「冷たい弁当」を進んで口にすることはない。

 日本人の多くは弁当を加熱せずに食べることを厭わないと言えるが、これを不思議に思う中国人は多いようだ。中国メディアの快資訊は10日、中国人と違って日本人が弁当を温めずに食べられる理由について説明する記事を掲載した。

 記事は、日本のテレビドラマなどでは、日本人が朝に自宅で作った美味しそうな弁当を持って出勤したり学校に行ったりするシーンがあるが、「その弁当を温めるシーンはまずない」と紹介し、ドラマでは昼に弁当を食べるシーンになると「たいてい温めずにそのまま食べている」と紹介した。

 続けて、多くの中国人にとって「弁当は食べるときに温めるべきもの」であるゆえに、なぜ日本人は弁当を温めずに食べるのかという疑問が生じると指摘した。そして、日本人が弁当を温めずに食べる理由の1つは、冷たくても美味しく食べられるからだとし、サラダや海苔など温めずに食べる食材が弁当に入っているケースもあるためではないかと考察した。

 さらに食べ物の臭いが他人の迷惑になると考えて、あえて加熱しない日本人もいるとしたほか、加熱すると食べ物の栄養が破壊されてしまうと考え、温めずに食べる日本人もいると主張した。

 では日本人は温かくない食事を食べてお腹を壊すようなことはないのだろうか。記事は、これについて「日本人は中国人と違って、冷蔵庫から取り出したばかりの冷たい水や牛乳を飲むことに慣れており、冷めた食事を食べてもお腹を壊すことはないのだ」と説明、さらに日本人は冷めた食事と温かい食事のどちらも美味しいと感じることができるとし、いわば食べ物の温度における日本人のストライクゾーンは中国人よりもかなり広いとの見方を示した。

 日本人にとっても料理は温かいほうが美味しいものだが、日本の料理は温めなくてもそれなりに美味しく食べられるというのは間違いないだろう。油を多用する中華料理は冷えると油が固まって美味しくないというのも、中国人が冷たい弁当を食べたがらない理由かもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

2021年03月14日 09時12分 サーチナ

https://news.nifty.com/article/world/china/12190-20210314_00015/

 日本人は「温かい者は温かいうちに」「冷たい食べ物は冷たいうちに」というようなことを普通に言う。この言葉は、「どのような食材は温めて食べればおいしい」「この食べ物は、冷たくして食べることがおいしい」ということをよくわかっているということになる。それだけ、食べ物に対して様々な知識がありまたノウハウが詰まっているということなのであるが、同時に、日本は昔から「冷たいものを食べることができた」ということになる。

 日本人は温かくない食事を食べてお腹を壊すようなことはないのだろうか。記事は、これについて「日本人は中国人と違って、冷蔵庫から取り出したばかりの冷たい水や牛乳を飲むことに慣れており、冷めた食事を食べてもお腹を壊すことはないのだ」と説明、さらに日本人は冷めた食事と温かい食事のどちらも美味しいと感じることができるとし、いわば食べ物の温度における日本人のストライクゾーンは中国人よりもかなり広いとの見方を示した。<上記より抜粋>

 まあ、中国人はこのような解説をしなければならないのだが、実際は全く異なる。日本は、食材が豊富で水も綺麗なのである。そのことから、きれいな水で食材を冷やして食べることができたのである。江戸時代の浮世絵などを見ても、井戸水の横に盥がありその中でスイカやキュウリなどを冷やして食べる風景を見ていたと思う。もちろんそのような文化があり、そのことから「慣れている」ということもあろう。

 逆に、中国人は「火が通っていないと腹を壊す」「冷たいものを食べると寿命が縮まる」などということを言わなければならないほど、残念ながら食文化が乏しい。残念ながら、中国は古くから水で冷やして物を食べるということが無い。これは、一つには「塩」がないこと、「水が汚いこと」の二つの理由寄る。単純に「水」が汚いということは単純に、野菜などの表面に汚い水が就くというだけではなく、その水を十分に吸って野菜などが育っているということを意味しているのである。

 要するに「火を通さなければ食べることができない」ということになる。その習慣は私が初めて中国に行った1997年に、ビールも生ぬるいものしか出てこないという状態であり、よく冷えたビールなどは全くなかったということなのである。明けるたびに炭酸が吹きこぼれるビールなどをよく飲んでいるなと、本当に不思議になったものである。

 当然に日本人は「冷たいものを食べる」文化があるので、「温かいものもが冷める」ということまですべて計算に入れて食文化を楽しむことができる。弁当などは、当然にそのような冷めたものの文化をしっかりと踏まえたうえでの「日本の食文化」の多様性が見て取れるのではないか。まあ、中国の記事の「勉強不足」は別にして、日本人は「冷たいものを安心して食べることのできる食文化の豊かさ」をかんじるべきではないか。