2021年2月台北から基隆往復サイクリング⑤百年防空洞。第二次世界大戦の記憶に触れる。
七堵鉄道紀念公園からは、ひきつづき一般道路を走行することにした。
なぜかというと、七堵周辺の基隆河沿いには自転車道があるのだけど、七堵鉄道紀念公園のちょっと先で終点なのよね。公園に寄らないのなら、七堵エリアに入る前に自転車道に進んでもいいんだけど、次の八堵駅に行くにはまた一般道に戻らないといけないし、出入りが面倒だと思ったから。
公園前の道を東に進んでいくと、先ほどまで走っていた5号線道路に合流する。そのまま道なりに進むと、割とすぐに八堵駅に到着する。
八堵駅から、その少し先の八堵隧道の前後が自転車が走る一番右側の白線が細かったりして、結構車が近くなるので走行に注意が必要に感じた。ちょっとだけ怖かった。
八堵隧道を抜けて200m行かない位の信号で、5号線と細い路地でY字路になっているところがあり、そこに自転車道の標示が左方向を指しているので、信号を渡って線路側へ。ここは快調に飛ばし過ぎると通り過ぎちゃうかも。
信号を渡って、線路沿いの路地に入るのだけど、この路地がすごい下り坂で、自転車こがなくてよくてすっごく楽だった。(対向車には注意ね)
坂を下りきってしばらく行くと、三坑駅に到着。
すごい路地裏の駅で、ホームは道路より上の線路にあるうえ、改札口も道路側には無いのであんまり駅っていう感じがしない。面白いな。
さて、このまま基隆港に行ってもいいのだが、前から気になってたスポットが近くにあるので、ついでに立ち寄ってみようと思う。
立ち寄ろうと思うのは、「百年防空洞」という第二次世界大戦の防空壕跡。Google先生の地図によると、駅から道なりに真っすぐ進んで、ファミマのそばの踏切を渡ったところにあるらしい。
ていうか、この踏切が異常に待ち時間長くてびっくりした。
でも、間近で列車を撮影できる鉄なスポットでもあり。
待ち時間も楽しく過ごせたんだけども。笑
踏切を渡って割とすぐに百年防空洞に到着。
入口の説明によると、この防空洞は明治36年(1903年)に日本軍の61軍病院の患者を避難させるための防空壕だったそうで、大戦末期には弾薬庫として使用されていた時期もあったという。
百年防空洞の入口は、少しだけ段差があったけど、このまま反対側の道路に抜けたいので、自転車を持ち込んで、中は自転車を押しながら見学した。
トンネル状の防空壕で、高さはそれほどなく私でももうちょっとで頭が天井に届きそう。
通路の壁には当時の写真や歴史を紹介したパネルが展示してあって、興味深かった。
今は地元の人の生活通路になっているけど、大戦のときは確かに防空壕だったんだ。そこを今歩いているって、なんだか不思議な感じもする。
防空洞の出口は入口より段差の多い階段で、自転車を持ち上げるのに少し苦労した。
出てくると、普通の住宅街の路地裏。
この路地を出ると、港に続く成功路一段にでることができた。
いよいよ、基隆に到着した実感がわいてきた♪
さて、港に行く前に先に何か食べたいな~!
2021年2月台北から基隆往復サイクリング⑥につづく~
百年防空洞
住所:基隆市仁愛區龍安街96巷8號(踏切そば)
↓ 鉄道公園から防空洞までのルート