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アトリエSHO彩

きのこの世界

2016.11.10 11:44

社会人アートサロン、11月は「きのこをつくる」です。

きのこは菌類の仲間、森の中では地中や木の中に菌糸を張り巡らせて植物に水やミネラルを送る輸送者であり、死んだ植物を分解するお掃除屋さんの役割を担っています。

きのこ、世界にどのくらい種類があると思いますか?

実は、名前がついているきのこは世界に2万種ほど(国内では3千種)。でもきのこの総数の約1割なのだそうです。植物や動物は8割ほど解明されているそうですが、きのこはまだまだ解明されていないことがたくさん。そんなミステリアスなきのこの世界。

それならば、わたしたちで「新種のきのこをつくろう!!」ということに。

今日は、粘土とアクリルを使った立体表現に挑戦です。


アルミ線で、自分の作りたい新種のきのこの形(骨組み)を作って、アルミホイルをまきまき。粘土をこねこね~っとつけていきました♪

すごい形!くるくるくるくる~先頭のきのこがどうなるのか楽しみですね。

型もつけてみます。わたしが持ってきた小道具を「そんな使い方!?」というような使い方で表現されています。これは薬味入れの裏に表示された「プラ」の文字を型どっていました。

形ができたら、今度は色をつけていきます。

スポンジを使ったり、筆で線や点を描いたり、にじませてみたり・・そしてとうとう

13個の新種のきのこが完成しました!

びっくりするくらい、見たことがないような形や色をしたきのこです。

左のきのこは、制作するうちに「魔法のステッキ」に変っていきました。そしてよく見てみると中央に小さなきのこが隠れています。

右のきのこは、魔法使いのぼうしのよう。ま~るい模様とひらひらとしたなびくような形が魅力的です。

思わず、「こんにちは♪」と声をかけたくなるくらいかわいらしいきのこさん。へたもついていて黒の点と黄色にのびる線がとてもアクセントになっています。

傘が上を向いているきのこ、マッシュルームのようにおおいかぶさったまるいきのこ、凹凸があるきのこ、キュートでかわいく命名された「あかりちゃん」は、オレンジ色のひらひらとしたスマートなきのこです。実は、みなさん傘の裏側にはまた違った色や模様があります。

こちらはぐ~と力強く上にのびているきのこ。オブジェみたいです。目がついているようにも見えてきます。この中で、実は食べたら魅了されてしまうきのこ「ドキン(菌)ちゃん」がいます。ふふふ、表と裏の顔があるんですよ。


予想をはるかに超越した新種のきのこばかり。

気づけば2時間30分が経過していました。みなさんそれほどまでに集中されていたのですね。このセッションは終始笑顔が見られ、ブースごとの会話もとても弾んでいました。未知なるものを生み出す時、人はキラキラするのかもしれません。きのこの魅力ってすごいと改めて感じました。

12月はもう冬の訪れ。クリスマスに向けてクリスマスツリーを描きます。

お楽しみに。