許容範囲を超える対応を求められて困ってしまったら
仕事であまりに遅い時間に連絡が来たり
無理難題というわけではないけれども「これが当たり前」になってしまうと
困ってしまうことってありますよね。
休日出勤が当たり前になってしまうと「なんのための仕事なのか?」考える時間もなく走り続けてしまうことになります。立ち止まる時は限界を迎えた時です。
仕事は色々な人がいて様々な価値観を持って働いています。
「許容範囲」も人によって異なります。
仕事をしている時間が一番好きで四六時中仕事のことを考えている人と
仕事はメリハリをつけて時間内に終わらせてオフは仕事のことを考えたくない人
一緒に仕事をしていると必ず違いを感じます。
双方の意見を尊重することも大切で上手くバランスを取っている場合も多いですが
「許容範囲」を超えてしまう場合は調整が必要です。
オフのタイミングが少しずれていて
仕事が終わっていないのに切り替えてしまい周りの仕事も遅れてしまうのであれば
仕事の進め方という点で許容範囲を超えてしまっています。
緊急事態などは仕方ないですが
あまりにも遅い時間に頻繁に連絡が来てしまうようであれば
労働時間という点で許容範囲を超えてしまいます。
仕事をしないことを相手に主張しても
遅い時間に仕事をしてほしいと相手に強要をしても
上手くいくわけがありません。
上司と部下の関係であれば力関係でどうしても従わなければいけない
もしくは対応しなければいけない状況も多くて
上手くいかずに双方がストレスを抱える状況は最悪ですが
全て受け身になってしまうと振り回されてしまい仕事に対して疲れてしまいます。
切り替えの引き金は人それぞれで
そのタイミングを迎えてようやく休憩時間に入れますが
仕事をやり切ったらなのか
時間が来たらなのか
休まる時間がない日が蓄積すると仕事の生産性も下がってしまいます。
朝9時に仕事を始めて1日8時間働くなどの条件を下回ってしまう場合は
それが評価としても現れて最終的に自分に返ってきますが
その条件をクリアしたうえで過剰な対応を求められると
やる気も出ずに耐えながら仕事をしている状態です。
そのやる気のなさで評価が下がってしまって更に過剰になって・・・
悪循環に陥ってしまいます。
少しでもそのような状況で困ってしまっていて
許容範囲の中で仕事をしたい場合にするべきことは
「発信をする」
「発信をしない」です。
仕方なくその通りにしてしまうから日常になってしまっています。
日常になってしまっているということは相手はそれで大丈夫だと思っていて
許容していないことを知らない状況です。
今は相手の日常の中で生活していることになってしまい
それは息苦しいですよね。
誰かの当たり前は自分にとっての当たり前ではなくて
極端な内容であれば必ずどちらかが我慢をしています。
そのような状態で
しっかりと理由を含めて発信することで相手は知ることが出来ます。
返答を求められても発信をしないと相手に気づかせることが出来ます。
無視をしたと怒られてしまったとしても
一般的に考えて日常としてありえないものである場合は
従わせたいだけであなたのことは考えていません。
自分本位で突き進んでしまうと損をするのは
折り合いを付けられずに相手が思った通りに動いてくれないからで
相手に日常を押し付けることは正にこれです。
そうやって当たり前を調整することは自分にしか出来ません。
相手は自分の価値観で行動をします。
何も言わなくても確実に空気を読んでくれるわけではありません。
それなりに知った仲だからこそ、今こういう状況だから連絡は明日にしよう!と思ってもらえるのも
様々な情報を発信して相手が知っているか、反応をしなくて範囲外だと察してくれたからです。
日常の許容範囲も環境の変化で変わってきますが
無理な設定をして発信しまうとそれが当たり前になってしまいます。
(休みの日でもいつでも出社します!等)
それも周知した結果ですが
自分がやり易い環境は能動的に行動をして出来上がります。
受け身で言われたままだと疲れてしまうのは
そこに自分の意志がないからです。
しっかりと守りたいという相手であれば気遣いをしたり傾向からタイミングを見たりと
プライベートでは出来ていることですが、仕事と考えると難しくなってしまいます。
必要な条件は満たさなければいけませんが
日常をどのようにしていくかは長く働くポイントの一つです。
もし、その結果として数字を出しているにも関わらず評価を得られない場合は
それも環境との相性を見極める一つの貴重な情報になります。
気遣いとは相手がどう思うかを予測して状況を見て行動をすることで
その予測も相手に100%任せてしまうとそれは見当違いになってしまうこともありますよね。
その予測をするためのヒントは自分自身で発信しなければいけない
言い方を変えればそのように変えていけるのが仕事とも言えます。
もちろん、発信した内容が見当違いであればそれは問題ですが
明らかにやりすぎな場合などは相手が知らないことも多く、あまり意識しない部分です。
職場での線引きの設定は誰かがしてくれるわけではないので
振り回せれてしまっている場合は是非、参考にしてみてください。