税関で止まるニセモノと止まらないニセモノがある
2021.03.26 10:00
ニセモノと麻薬・拳銃、
どちらも税関で止まる輸入禁制品。
同じ輸入禁制品、
でも税関が止める理由は全然ちがう。
麻薬・拳銃、
これは治安や公序良俗の維持のため、
だから必ず止まる、
例外はない。
ニセモノを止める理由は何か、
商標権や意匠権を侵害するから。
商標権や意匠権、
一体、だれの権利なのか?
商標権や意匠権は個人や企業の権利、
個人や企業の権利を侵害するから、
税関が止める、
麻薬・拳銃を止める目的とは全く違う。
だから麻薬・拳銃は例外なく止まる、
でもニセモノは止まらないことがある。
個人使用目的の場合がそれ、
同じモノでも使う人によって止まったり止まらなかったり。
権利者がOKという場合も止まらない。
同じモノでも権利者がNOなら止まり、
権利者がOKなら止まらない。
権利がなくなれば止まらない。
同じモノでも昨日は止まるけど今日は止まらない。
主張すれば止まらない。
侵害かどうかの判断は難しい。
同じモノでも主張が通らなければ止まり、
主張が通れば止まらない。
同じモノなのに止まったり止まらなかったり、
知的財産は厄介だ。