小さいことでも競い合う
男の心理学
“小さいことでも競い合う”
~男は生まれながらに闘争本能を持つ~
ゲーム感覚で会話のバトルを楽しむ
男同士が何気ない会話でバトルしている時はありませんか?例えば「あの子かわいい」『いや、あの子の方がかわいい』「どこがだよ。あの子は○○で○○で最高なんだ」『いや、あの子の方が○○が○○で最高だよ』というように「何でそんなことでむきになるの?」と思うことでも、お互いの持つ情報を会話によって戦わせることを好む傾向があります。勝った方は勝利の快感を味わうことができ、負けた方は敗北感を感じながらも良い情報を得ることができます。
男性ホルモンが闘争心を生む
男性の持つ闘争心や攻撃性には、男性ホルモンが大きく関係しています。胎児は妊娠2ヶ月頃までは誰しも女性になるようになっています。男女の差が生まれるのは「テストステロン」という男性ホルモンのシャワーを母体内で浴びた時に起こります。このシャワーが脳にも降り注ぐことで男脳が形成されます。このように男性は、男性ホルモンのシャワーを浴びることで男性的な機能が強化され、攻撃的で闘争をしたがるといった性質が備わり、小さな事にも勝ち負けを求めるのです。
競い合う男と協力し合う女
男女における闘争心の違いは、幼少期に既にみられます。例えば、男の子に積み木を与えると、誰よりも大きくて高い建物を作ろうとするでしょう。このように「一番すごいものを作りたい」という競争心は、男脳による本能とも言えるでしょう。一方で女の子は、協力し合いながら自分の家に見立てた積み木の家を作り、そこには人間や動物を登場させ、建物の中でどんな暮らしをするのかを話したり、想像しながら楽しみます。
人間関係の築き方
男性の世界では上下関係がしっかりしていて、交友関係を築いていこうとする女性の世界とは少し違います。それには男女の脳の違いが関係しており、男性の持つ男脳は、胎児の時に攻撃性・闘争心を生み出すホルモンシャワーを浴びるため、闘争をしたがる傾向があり、女性の持つ女脳は、ホルモンシャワーを浴びないため、闘争心は男性に比べて弱く、穏やかで平和的な強調性質です。
例えば・・・
▼ 新入社員が入社した時
〈男性〉
新入社員の行動を見てから判断
・見知らぬ人に対して、その人の言動をチェック。ある程度見極めてから声をかける傾向にあります。
〈女性〉
まず声をかける
・仲間になろうと、あるいはどんな人なのかを知るために積極的に話しかける傾向にあります。いろいろ気にかけて世話をやきます。
▼ リーダーの有無
〈男性〉
リーダーを決めたがる
・男性は上に立ちたがる傾向がありますので、集団ではリーダーをハッキリさせる傾向があります。
〈女性〉
リーダーを作りたがらない
・仕切ろうとする人を“でしゃばり”と捉える傾向があるため、何事もなるべく皆で決めたいと思う傾向があります。