11月13日　女優岡田嘉子亡命先から一時帰国(1973年)

2016.11.12 22:30

女優岡田嘉子は、サイレント映画時代に人気投票で1位になるなど、その時代のTOP女優でした。しかし日中戦争（1937年）に伴う軍国主義の影響で、彼女が出演する映画にも表現の統制が奪われていきます。

また、反政府運動に関わっていた演出家と恋に落ちた彼女は、彼が刑務所に送られてしまう事を案じ二人でソ連への亡命を決意します。

東京から北海道を経て、樺太国境を越えてソ連に入ったものの、入国後わずか3日で、二人は独房に入れられてしまい、その後二度と会う事はできなかったのです。

そして戦後（1945年）、モスクワ放送局に入局し日本語放送アナウンサーとして活動。他の日本人男性と結婚し穏やかに暮らしていた中、相手が亡くなった事で遺骨を抱いて、35年ぶりに帰国したのです。

TOP女優の座を捨て、好きな男性と亡命したものの、亡命先で3日目にして会えなくなってしまった事実。しかしそこでしなやかに生きた彼女は89歳でなくなりました。波乱万丈な人生だったのか？楽しい人生だったのか？それは彼女の人生の最後の日に、今までの自分を振り返り、どう気が付き、どう感じるか？ですね。

あなたのこれまでの人生は、どんな人生でしたか？理想と違っているとしたら、これから先を変えていけばよいだけ。

そこに気が付き、一歩前に進むと理想の人生が待っていますね。

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