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マヤ

三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 68』

2021.03.24 23:07

「これ、どうやって開ければ…」




鍵はついていない。




上下に木枠の窓が重なっていて、スライドして開けるタイプだと思うけど、

指を引っ掛ける溝もない。




掌で上に押し上げようとするが、ビクともしない。




「臣が…離れていくよ」




軽く叩いてみても無理だ。




「一緒に…」




「一緒に帰ろうよ」




涙で窓が霞んで見える。




「もう、ヤキモチ妬かないから…」




「女性を好きになってもいいからさ」




「二人でシビれるような曲作って…」




「…また一緒にステージに立って」




「夢を叶えていこうよ」




こんな小さい声じゃ届かない。




いや、たとえ届かなくても…




おもいっきり叫ぶんだ!




「おみ…」




「臣ーーーっ‼︎行くなーーっ!!!!」




バン!!!!




大きな音と共に窓の上がスライドして、冷たい空気と雪が吹き込んで舞い上がった。




開いた窓の外には、




大きく目を見開き、白い息を吐く愛しい相棒が立っていた。




つづく