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フィルムカメラでスナップを

ローカル線と秘湯の旅

2021.03.25 03:27

毎年冬の恒例行事として、東北の秘湯とローカル線を楽しむ旅に出かけてるのですが、今年は色々あって3月にずれこんでしまいました。

本当は厳冬の日本海を車窓から眺めたかったのですが、3月ともなると東北でも既に早春の気配です。


一泊目は能代の温泉宿に泊まりましたが、宿の人に「5分も歩けば海ですよ」と教えてもらい、夕食前に散歩に出かけました。


この日は天気も良く日本海に沈む夕日が期待できそうです。

さすがにこの時間は寒くはなってきましたが、それでも海辺には淡々とした春の空気に満ちています。


そして日本全国、夕暮れの海岸には人々が集っています。


地元の野球少年や、夕陽をただ眺めに来たらしい旅行者。

写真が最も美しくなる時間帯です。


マジックアワーを存分に楽しんだら宿に帰り、温泉と夕食を楽しんでこの日は終了です。

翌朝は朝一番の五能線各駅停車に乗り込みました。

相変わらず五能線の車窓からの風景は素晴らしかったのですが、どうもこの日は乗客がいつもよりかなり多く、「なにごとか?」と思って検索してみると、長く五能線を走っていたキハ40があと数日で引退とのことでマニアがたくさん乗車してたようです。


この列車は弘前行きだったのですが、その後青森に行きたかったため僕は川部で下車して奥羽本線に乗り換えます。


青森駅も近いうちに移転とのことで、過去の駅の風景を写した写真がたくさん展示されていました。

少し時間があったので青森駅周辺をブラブラします。

そこから宿の送迎バスに乗って「有名な秘湯」へ。

東北らしい秘湯を堪能しまくりました。


最終日は飛行機のフライトまでかなり時間がありましたので、初めて弘前の街を歩きました。


やっぱり城下町というのは落ち着いてていいものですね。


弘前を歩いていながら、弘前城や岩木山の写真が全然ありませんが(笑)、そういう写真はデジカメで撮っておりまして、フィルムはそういう「旅の記録」よりもむしろ目の前でふと心が動いたものに限定して撮っています。


最後になりましたが、カメラはライツミノルタCL、レンズはキャノンLマウントの50mf1.8。

フィルムはkodackultramax400でした。


冬の東北は魅力的ですが、早春もなかなかの雰囲気がありました。

やっぱり知らない街を歩くのは楽しいですね。