仕入れのお仕事紹介:価格交渉編
こんにちは!
京商RCグループ仕入れ担当の雨宮です。
京商がある神奈川県では緊急事態宣言がようやく解除となりましたが、感染者数は下げ止まっており油断出来ない状況です。
引き続きテレワークを併用し、感染対策を取りながら業務を行う日々です!
さて、前回の記事では少し仕入れのお仕事内容を紹介しました。
今回はその中から価格交渉について紹介したいと思います!
私達は商品を作る時に国内外の協力会社に生産を委託しますが、その際に協力会社に見積りを取り、価格の決定を行います。
商品の仕様が決定すると、新規の商品であれば複数の会社に相見積をしたりして、生産工場を選定します。
他にも金型を作成する費用等も対象となります。
工場からの仕入れ価格は特に、販売価格に影響しますので重要な要素です。
価格決定の一番大きな要素は生産する数量です!
数量が多ければ価格は低くなりますが、一度に生産する量が多すぎると在庫過多になり他の商品が仕入れられなくなるので、必要最低限の数量でなるべく低い価格を目指します。
とは言えRC関係の商品はマニアックな物も多く、少量で生産しなければいけないので、なかなか価格が下がらないこともあります。
なので、一回当たりの生産数よりも長期的に年間で何個生産するか、全体のボリュームも併用して交渉することもあります。
その他の要素としては、納期があります!
ある程度時間に余裕を持たせて、その代わり価格を下げてもらう方法です。
価格が目標に達しなければ、商品の仕様そのものを変更することもあります。
こういったことを開発チームのメンバーと協力して行っています。
また、あまり良いニュースではありませんが、最近は原材料・人件費ともに毎年上がっており、同じ物を同じ量作るだけでも「値上げ」の連絡を受けることが多くなってきました。
特に今年は新型コロナウイルスの影響で経済活動が停滞していた反動で需要が急回復し、石油精製品、レアメタル、紙等あらゆる物の価格が上がっているので、今年はタフな交渉が多くなりそうです!
そして、この「仕入れ価格」からどのように、「販売価格」を決めるのか?
次回は原価計算について紹介したいと思います。
それではまた。