プロジェクトパック13day3
ゼンタングルプロジェクトパック13day3、モリーさんとマーサさんの姉妹による動画です。
感謝することを思い浮かべて、スタートします。今日は白のファイタイルを使います。黄金比の美しい紙です。
グレーズペンは固まると水を弾きます。強く描かなくても、インクがサラサラ出てくるタイプのペンです。これを使って、モリーさんが丸(ティップル)をたくさん固めて描きます。見えにくいんですが、慣れると反射でわかります。
あまり複雑なタングルは描きにくいですが、丸や、渦巻みたいな単純なタングルなら問題ないですね。マーサさんはプランタンを描かれました。
「出来上がるまで全部の動画を先に見るのが好きな人もいれば、何が起きるかをわからないままで書くのが好きな人もいるわね。」とモリーさん。
「動画と同時に描くと、計画しないで、心配なく、次に来ることを信頼して描くというゼンタングル本来の『任せて描く』という感覚を本当に味わうことができますよ。」とマーサさん。
私は解説を描くときは一通り見てから描くことが多いです。1度目は訳しながらざっと見て、必要な箇所は繰り返して、適当に描き進めます。
隅っこにチョップ、サインがわりのマークを書かれました。
スケッチ&ウオッシュの水性鉛筆で、ライオンの立髪のように描かれました。この鉛筆はとても柔らかくできています。「先で書く」というよりは、鉛筆を前後に滑らせてティップ流の周りに立髪みたいに「粉を乗せていく」感覚です。サインのところにもつけますが、モリーさんによると「上にグラファイトを乗せるより、横に描いて伸ばす方が良い」そうです。マーサさんは余りのグラファイトを使うから、鉛筆ではサインの周りには描かないでおかれました。こんな風に、自分の好きなように進めて構いません。大筋は提案してくれていますが、あちこちで「自分はこうしたい」と思ったら、そうして大丈夫。
今回のtransitionのテーマでシェアしたいこと。ひとつのタングルが次のタングルにつながって、他のタングルをインスパイアして、重なったり間に入ったりして、全体を構成していく。そのやり方が「正しい」とか「間違っている」ではなくて、いろんな楽しい方法があるというのを紹介したいです。とモリーさん。
さて、スケッチ&ウオッシュの鉛筆が面白いのは、水を足す時ですね。水を含ませた筆で、グラファイトを溶かします。それから引っ張ってくる感じ。その上で、さらに水分を足してもっと薄くぼかしていくこともできます。あなた次第です。
多分、人によってたっぷり粉をつけて、少しの水であまり伸ばさないタイプから、薄く薄く水で伸ばすタイプまでいろんな方がいらっしゃると思います。楽しんで。
紙が乾く時、波打ったりそりかえったりすることがあります。気になる人はタイルをペーパータオルか何かに巻いて。本の間に挟むと真っ直ぐに乾きます。押し花みたいに。
ここまででも楽しいし、水墨画みたいで美しいのですが、乾いたら更に楽しいことを。
ピグマブラック01でグラファイトのエリアの端から真ん中のティップルに花びらのような形を描きます。ぐるっと一周しますが「踊っているように」正確に真ん中に集中する放射状になるように描かないと!とかあまり気にしないで大丈夫。
次に花びらの間にさらに花びらを描き足します。
小さな隙間にインク。「小さなディテールが全体の構成に効果をもたらすので、いつも小さなところに愛を注いで描くように励ましています。」
花びらの端からごく軽いタッチで線を入れます。「まつ毛みたいに」ハッチングですね「素早く軽く」がポイントです。
transitionのテーマが好きです。と「自分の旅を信じて、それぞれのフェーズでの自分の仕事を信じて、」変化を楽しむ気持ちがあれば、こうできますね。
「カオスと形の間の空間がもうひとつのチャンス。この考えが好きです。」「ぎこちなかったり、予測できなかったり、わからないことがあっても、特にアートの場合は描き続ければ何かを発見することができます。あなたが流した汗は最後には一つになってくれる。これを描き始めた時も結果はわからなかったけれど、終わりには一つにまとまって形になってくれます。」モリーさん、よくtrustという単語を使われます。描いている途中に心配になっても、ちゃんと終わりには形になるって信じていて大丈夫です。
花びらの端からも同じ軽いストロークで自信を持って繰り返します。
いつもの鉛筆、白チャコール、さっ筆を使って仕上げていきます。
グラファイトの色味が違いますし、鉛筆の粉は細かく狙ったところを書き起こすのに向いています。しろちゃこはふんわりした光を足してくれますね。
このままお花だけでも良いのですが、茎を足しても良いでしょう。
私は3個、デザインを変えてお花を描きました。
周りは唐草を描きたくなってホリスを描き、葉っぱみたいに他のタングルも入れました。
楽しいですね。いろんな書き方ができますね。