気づきのコンサルティング 4
ホームページによる集客には、数多くの同業他社との検索結果の中から
「選んでもらえる理由」が重要です。理由とはライバルとの明確な5つの違い、
それは「ブランド」「きっかけ」「思い入れ」「こだわり」「情熱」です。
まず「ブランド」について、例えば「ウチの店は京都で100年続く八百屋の三代目」
と言われれば「おっ、それはすごい」と思いますよね。歴史や伝統、悠久の時の流れと
費やした時間をお金で買うことはできません。
「いやいや、ウチにそんな歴史や伝統はないよ」と、おっしゃるかもしれません。
例え、創業したばかりでも、また10年の歴史でも、その期間で人の心を掴む出来事
は必ずあったはずです。なぜなら、あなた自身が選び、今もその道を歩み続けている
のだから。
そこで次は「きっかけ」です。なぜ、起業したのか?なにがきっかけで、今の道を
選んだのか?例えば、同じ八百屋さんでも起業した理由、継いだ理由は、人それぞれの
はずです。そんなあなただけの物語を聞かせてください。
「きっかけなんて、恥ずかしい話はできない」ですか? では今、その商品や
サービスを作りだしていく、提供していくことに対する、あなたの「思い入れ」や
「こだわり」を表現してください。昨今、スーパーの野菜売り場で生産者情報が
表示されているのをご覧になるかと思います。「この人がこんな気持ちで作って
くれているんだな」と消費者が感じることで、思わず商品に手が伸びてしまいます。
あなたは、その「思い入れ」や「こだわり」の源となる「情熱」をお持ちのはずです。
真摯な取り組み姿勢は、人の心を揺さぶります。感動や共感を呼び、安心と信頼を
生み出します。ぜひ「お客様の声」を掲載してください。
消費者の購買心理は、些細な出来事で激変します。例えば、好きなブランドのショップで
店員の応対が悪ければ「もう行かない」と思ったことはありせんか。サイトでの購入
手続きがわかりにくく面倒なら、途中で止めてしまいませんか。人は瞬間的な感情に
基づいて行動して、その結果に対して後から考えた、もっともらしい理由をつけるのです。
ホームページでも、まず最初に気にいってもらえないと再訪問をしてもらえません。
言葉の、表現の選び方をひとつ間違えただけで付いてしまったイメージを拭い去るのは
容易ではありません。見込み客は、いま何を求めているのか?どんな言葉や表現を使って
探しているのか?それを知り、即時に対応することがライバルに先駆ける集客になります。