京都遠征紹介忘れ 円通橋
マジごめんなさい。
このレポは正直、かつて書いた記憶があるのです。
しかしなぜかアップされていない・・・。
かつてのYクオリティの影響か。
それとも僕の記憶が彼方にぶっ飛んでるのか。
原因はよくわかりませんが、引っ越しに際して見つけたこのミスは正さねばなりません。
レポスタート!
まず断っておかなければならないことがあります。
この橋は、当ブログで普段取り扱っている道路橋ではありません。
まぁそういうレポも過去には何個かありますが、ここもその一つです。
浄土真宗本願寺派大谷本廟(おおたにほんびょう)
いわゆる西大谷。
本願寺派の総本山にこの橋は架かっています。
ちなみに参道の橋は見た目的な意味でも石橋であることが多いので、これにいちいち反応するわけにはいきません。
しかしここを取り上げたのは、確固たる理由があるのです。
それはこの状態からはわかりません。
そう、この橋の神髄は橋の上ではありません。
その下にこそあるのです。
同じ京都にあるあの橋と同じ構造。
さすが京都は一味違う。
真円アーチ橋!
しかも2連!!
架かっている場所はあくまで人工的な池。
皓月池(こうげついけ)と名付けられ、季節には睡蓮が咲き乱れる庭園の一部です。
そこに架かるこの橋も庭園の一部と言えます。
円通橋(えんつうきょう)
それがこの橋のお名前。
名が体を表しています。
しかし閉腹アーチの部分を橋脚と表現するのは正しいのか。
そんなとこはどうでもいいんでしょうけど。
睡蓮ですね。
時期的には6月末から7月。
今はまだ蓮根しかありません。
西田橋編で紹介した擬宝珠欄干。
やはりこういう立地では似合いますね。
ここは親鸞聖人の御廟、つまりお墓なんですから。
渡った感想は「流石京都」の一言。
参道の橋として完璧です。
でも僕が見たいのはやはり下なのです。
しかし世界遺産の一部でもある寺の池を長靴でバシャバシャ行くわけにはいかない。
捕まっちゃう!
庭園の中に勝手に入ること自体はばかられる立地。
コロナ禍前の京都ですから、人出はすさまじいものがあります。
怪しい動きをすれば、一目瞭然です。
となると、庭園の中の道からベストポジションを探すのみ。
伏水街道第四橋のようなアングルとは言いません。
少しでもよく見えるポイントはどこだ!
ここがベスト!
2つ並んでるところが見たかったんですけどねぇ。
ネット上には江戸時代に撮られたといわれる池の中から撮影した写真があります。
なかなかすごい写真なのでぜひご覧ください。
道路橋としての新円アーチの衝撃とはまた違いますが、日本の石材加工技術に改めて衝撃をうける素晴らしき橋です。
もう少し見やすくしてくれると嬉しいんですけどね。
以上、円通橋編