Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

刺激の変換

2021.03.28 17:54

異常部位とその原因を認識できれば8割調整されたも同然です。一つの原因である額と同等の治療法を見つけます。鍼灸を利用した調整法への変換です。額が最優位でしたが、直接額に刺激をする必要はありません。

(途中からリンクを貼っています)


股関節の動き=額


だけではないということです。

これと同等の鍼灸治療に置き換える訳です。経筋の治療が適応になっていましたので経筋の治療を行って額の反応が消失するかどうかや、股関節の動きが額を触ったときと同じか、それ以上の効果があるかどうかを観察していきます。

股関節の動きが良くなっていれば、その治療法は額の刺激と同等であり、股関節にも影響を与えていたということが証明できる訳です。


実験的であり論理的な思考をすることで、穴という概念を把握していくと今まで習ってきた穴の概念とは根底から違いを感じます。誰が考えたかわからない鍼灸の穴ですが、歴史があるから信憑性があるというような説明では何の証明にもならないです。想像ではなく、実践の中でキチンと説明できる必要があります。


例えば肘の痛みに対して、大腸経が肘を通っているから大腸経の穴を取穴した。というような言い方をする人がいます。笑い話ではなく、鍼灸学校の先生ですら、そんな教え方をする人も中にはいます。これでは絵に描いた餅です。経絡があるかどうかすら誰も証明できないのに、昔から大腸経という手を通る経路があるからという理由で刺激したなんて話しになりません。それをおかしいとすら思わないのは何故だかわかりません。


もっともっと実践的なロジックを積み重ねていかないと鍼灸治療の将来は絶対にないと危惧しています。特に若い人は、学問としての鍼灸ではなく、キチンとした基礎研究をやるべきだと思います。

これだけの刺激で額の反応が消え、それと同時に胸と左肘の反応が消え、左股関節の動きが良くなった訳ですから、これらが全て関連していたという証明になるのではないかと思います。