脱!乾燥で、透明感のある肌に。
みなさま こんにちは。
いよいよ今年も本格的な乾燥シーズンがやってきました。
あなたは普段どのような保湿ケアをしていますか?
毎年繰り返し起こる乾燥。
肌が乾燥してしまう仕組みを知ることで、
今年こそ脱!乾燥肌を目指しましょう!
乾燥によって、透明感が失われる理由
キーワード:角質細胞、細胞間脂質
角質細胞…
水分を抱え込むスポンジの役割を持つ。酸化すると、
水分をキープする力が低下し、変色して黄色くくすんでしまいます。
細胞間脂質…
細胞同士の隙間を埋め尽くしている油分のこと。
水分が外に逃げるのを防ぐ、ラップのような役割をもつ。
(アレルギー物質やウィルスなどの異物の侵入を防ぐバリア機能)
乾燥の悪循環とは・・・
肌が乾燥する→炎症を知らせる情報伝達物質が肌表面の角質細胞に受け渡される
→活性酸素が発生し、角質細胞を酸化させる
→角質細胞の水分キープ力が落ちる→さらなる乾燥でバリア機能が低下
→肌の水分がどんどん蒸発する→アレルギー物質が侵入し、肌トラブルを起こす。
※バリア機能が低下して危機感を感じた肌は、
バリア機能を強化しようとして、角質層を分厚くする。
角質層は灰色なので、透明感が失われてしまう。
感触もゴワゴワになって固くなる。
保湿成分は2種類(2つのバランスが大事!)
キーワード:ヒューメクタント、エモリメント
ヒューメクタント…
水分を抱きかかえる特徴を持つ保湿成分。
乾燥が進んだ角質細胞は水分キープ力が弱っている。
(ザルに水をかけているようなものですぐに蒸発してなくなってしまう。)
※保湿のファーストステップ
代表成分:尿素、ヒアルロン酸、コラーゲン、PCA-Na、グリセリン
エモリメント…
水分が逃げないようにするフタの役割。
お肌をしっとりとさせる効果が高く、即効性を感じる
※即効性があるので、エモリメントの比率が高く、
ヒューメクタントがおろそかになっている人が多い。
代表成分:ワセリン、スクワラン、ラノリン、セラミド、
ポリクオタニウム-51(肌の表面に保湿保護膜をつくる水溶性高分子、
油分にはない保湿効果がある)
体全体で乾燥肌ケア
化粧品での保湿は万能ではありません。
大事なのはお肌を弱酸性に保ってバリア機能を高めることなのです。
肌本来に備わる保湿機能は化粧品と比べ物にならないほど優秀です。
食事によって細胞間脂質(エモリメント)の原料となる栄養素をとること、
洗いすぎて細胞間脂質を壊さないこと、
汗をかくこと(良質な汗には尿素が含まれるため)、
ストレスを溜めず、規則正しい生活を送ること。
肌がもともと持つチカラを引き上げることがキレイへの第一歩です。