#公認心理師試験 書籍レビュー③
こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
公認心理師試験の受験勉強のために購入した書籍のレビューも、今回が最終回となります。
今回は、購入したけれど第三回試験の受験勉強には使わなかった下記の本についてレビューしたいと思います。
☆公認心理師合格テキスト 誠文堂新光社
☆公認心理師現任者講習会テキスト改訂版 金剛出版
☆これならわかる!心理統計 ナツメ社
☆発達障害支援のコツ 岩崎学術出版社
☆心理学検定一問一答問題集[A領域]・[B領域] 実務教育出版
オススメ度★★★ 公認心理師合格テキスト 誠文堂新光社 3024円
こちらは第二回試験の受験勉強のために購入しましたが、結局あまり使いませんでした。
2019年のブループリントに対応した構成ではあるのですが、ブループリントの内容を網羅するには厚さも大きさも足りないため、どうしても内容が浅くなってしまっている印象です。
同じ内容が浅いものでも、「公認心理師出る!出る!要点ブック+一問一答」と異なり、とにかく要点を押さえて簡潔にといったまとめ方でもないため、他の本を中心に勉強を進めることになりました。
とはいえ、ブループリントの項目について網羅している本も、それぞれに取り上げている内容が少しずつ違うため、他の本で取りこぼしているものがこちらの本では取り上げられている、ということもないわけではありません。
メインで使うには足りませんが、一情報源として、他の本とあわせて受験勉強に取り入れるのは無駄ではないと思います。
オススメ度★★ 公認心理師現任者講習会テキスト改訂版 金剛出版 4104円
言わずと知れた、現任者講習会で使われるテキストです。
さまざまな通販サイトのレビュー等で評判は知っていましたが、試験対策として、現任者講習会のテキストの内容はやはり役に立つのではないかと、第三回試験の受験勉強の際に初めて購入してみました。
比較的お値段の張る分厚く大きい本の割には、内容が薄く、図表も少なく、買わなくてもよかったなと思いました。
今後改訂されて内容がぐっと充実するというようなことでもなければ、現任者講習を受けるために必要であるか、現任者講習会でどういった内容が扱われているのかを知りたいということでなければ、まず買わなくてもいいと思います。
オススメ度★★★ これならわかる!心理統計 ナツメ社 2530円
私は統計が苦手なため、どうにか短期間で学べる本はないかと探して購入したものです。
この本は、「これならわかる!」と銘打っているだけあって、非常にかみ砕いて、分かりやすく心理統計を解説してくれている本だと思います。
しかし、それでも私が試験で求められる水準まで身につけるには絶対的に時間が足りないと感じ、統計については学生時代身につけたうろ覚えの記憶と勘に頼ることに決めた(捨てた)ために、結局ほとんど使いませんでした。
統計が苦手な方が、十分な時間をとって取り組めるようであれば、こちらの本は十分オススメできる本だと思います。
オススメ度★★ 発達障害支援のコツ 岩崎学術出版社 2200円
こちらは、発達障害にかかわる事例問題の対策になるかと思い購入した一冊です。
あたりまえではありますが、本来試験のための本ではないこともあり、公認心理師試験の受験勉強のためにはあまり必要はなかったと思いました。
臨床で発達障害の方と接する支援者としての心構え、コツを知るためにはよい本だと思います。
試験のためよりも、無事合格した後の方が重宝する本だと思います。
オススメ度★★★ 心理学検定一問一答問題集[A領域]・[B領域] 実務教育出版 各1512円
こちらは、公認心理師試験の過去問がまだ少ないため、学習の定着具合を測るのに役に立つという意見をネットで見かけたので購入してみました。
公認心理師試験でも問われそうな踏み込んだ内容の設問も多く、しっかりと勉強が進んでいる方には過去問の他に腕試しをするツールとして悪くないと思います。
一方で、公認心理師試験では問われなさそうな設問も当然入ってきますし、何よりこの本の設問を解くためにはそれなりに勉強を進めていないと難しいこともあり、私は結局この本を使うまでには至りませんでした。
過去問や他の予想問題は何度も解いてしまったという方、基礎知識はすでにある程度身についているという方が使うには、比較的オススメできる本だと思います。
以上、簡単にではありますが、私が公認心理師試験の受験勉強のために購入した書籍のレビューでした。
公認心理師試験を受験される皆さまの、参考書選びの一助となればさいわいです。
かしこ