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【橋本左内】【焼け火箸(やけひばし)の話 】

2016.11.15 06:59

左内が12歳のとき、同じ塾に通っている子がけがをした。日頃から左内のことを生意気なやつだと思っていたいじめっ子が、左内に「医者の子どもなら治してみせろよ」とせまった。

左内は「よし」と熱した火箸をもってきてけがをした子の傷口に当てようとした。それを聞いた塾の先生があわてて止めに入った。

理由を聞かれた左内は「僕はまだ切り傷の治療法は知りませんが、やけどの治療なら知っておりますので」と平然と答えてみんなをびっくりさせた。