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マイノリティとして生きることについて

2021.03.27 18:25

こんにちは、松本佳奈です。千葉県木更津市の里山で0歳と2歳の子育てをしながら作詞作曲したり、歌を歌ったりしています。

昨日3/27は、地元木更津市にできる新しい子ども食堂「子どもライオンズ食堂かずさや」のキックオフイベントにお呼ばれして、ちょこっと歌わせていただきました。お聴き下さった皆さま、お声掛け下さった森田さんを始めとする主催の皆さま、ありがとうございました!(写真は亀山温泉ホテルの若旦那より。ありがとうございます☺️)


【曲目】

ホールにて

1、ばかみたい

2、価値

3、わらってしにたい


ロビーにて

1、ファイト!(中島みゆきさんカバー)

2、好き勝手

3、平和への祈り


「俺は、二曲目が好きだね!(好き勝手)会社立ち上げた時、いろんな人がいろんなことを言ってたよ。でも文句だけ言ってくる人は、何もしてない人なんだよな」

と、話しかけて下さった方がいて、世代が変わってもそれは同じなんですねと笑って話せて嬉しかった。年齢や性別を超えて繋がる経験は、毎回とてもとても嬉しいです。


「子ども食堂」に関する考え方は人それぞれでひとつにまとめることはできない。異なる立場の人が関わって運営することで、色んな方向から山を登るような感覚。将来的には子ども食堂が無くなる世の中になることを目指す…という、運営代表の安藤さんのお話は、すべてのことに繋がる気がしました。


多様な価値観が存在していて、どれが正しい間違っているというのはなくて、でも目指すビジョンが一緒なら対話の余地が生まれる。

イベントでは陸上自衛隊の田中重伸さんによる平和祈念講演があったり、君津レオクラブさんによる盲導犬育成チャリティがあったり、キッチンカーの子ども食堂の出店があったり。そんな中で私が歌うのは場違いなんじゃないか?大丈夫か?と思ったりもしましたが(笑)


私は、子ども食堂が対象としている「ひとり親家庭」で育ち、「不登校」経験者で、当時は気付かなかったけど今思うと完全に福祉の『支援対象』だったんだなと思います。なので、そんな当事者として舞台でお話ししたり歌ったりすることは何か意味があるのかも?と思い、出演させていただきました。


当時はひとり親家庭って少なくて、目立っていた気がします。幼稚園の頃、「佳奈ちゃんのお父さんてどんな人なの?」とクラスの子のお母さんにクスクス笑いながら聞かれて無言になってしまったことを覚えていて、子どもながらに、「あ、父親がいないって知ってて聞かれてるんだな」とわかりました。


あれはどういう意図で聞いていたのかな?と未だに謎ですが、幼稚園児相手にまでそんな嫌がらせをしたくなるほどにそのお母さんの心が追い詰まっていたのかもしれません(とか言うとめちゃくちゃ角が立つけど)


「あの家は母子家庭だから子どもがあんな感じなのね」「子どもが可哀想」と、大人が話しているのを聞いたこともあるし、割と子どもって何も聞いてないようで全部聞いてるし感じ取っているものなんだよなと私は思っていて


だから、子どもを子ども扱いできないというか、本当はわかってるよね?というスタンスで接しています。それがたとえ2歳であっても、0歳であっても。

私は自分の親が離婚しなければよかったのに、とは本当に1mmも全く思っていなくて(笑)むしろ20歳を超えてから実の父親と初めてちゃんと会って話した時に、「これは父と母で価値観全く合わないだろうな」と思ったし、別れて正解だと思った。(と本人達にも言った)どちらが悪いという問題ではないんだよね。


私は友達も少なかったし、学校も殆ど行かずに漫画や小説や曲を描いたりゲームしてた10代前半で、何考えてるのかわからない謎の子どもだったと思う。そしてそんな謎の子どもがずっと家にいる状況は母にとって大きなストレスだったんだなと、子育てしている今はすごくわかる。

過去をこうして少し振り返っただけでも、ドロドロと混乱していて重たいなーと感じる。30代の今、自分で環境を選べるようになって、本当に身軽で目が覚めるくらい生きやすくなった。無理やり友達を作りなさいって強制されないし、一人でラーメン屋入っても誰にも変な目で見られないし(笑)←そこ重要

子ども時代に「なんじゃこりゃ」という環境で生きて苦しかったとしても、じゃあ私はどういう環境が心地よくて、今何が原因で苦しいんだろうかと突き詰めて自分の闇に触れることはとてもとても重要で豊かな時間だと思うし、自分にとって心地良い居場所は他人から与えてもらうものじゃなく自分で選びとっていくものなんだと思っています。

こんなこと言いながらも、例えば今、自分含めた家族の誰かが事故に遭ったり病気になったり、天災が起きたり、そういう思いがけないことでこの日常は簡単に崩れてしまうことをいつも心に置いているし、


夫婦間で、親子間で、コミュニケーションを諦めたら致命的なズレが生まれることを知っているから、馴れ合いにならないように気をつけている。


日常は永遠じゃない。

だから目の前のことをただただ味わおうと思います。


なんの話だったっけ?(笑)


今日はこれから味噌作りに行ってきます。夜にはメールマガジンにて「10分間の声のブログ」を配信します。ドロドロした過去について話そうかな?(笑)よかったらご登録下さいね。


ではでは、今日も穏やかな1日でありますように。愛を込めて!


松本佳奈


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