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心のセラピーりとりーと(心の避難場所)

2021.03.27 21:34

河原には白鷺が一羽

ゆっくりと歩きじっと水面をみつめています

近づくと大きなつばさを広げて優雅に飛び立っていきます

空には薄墨色の雲が広がり

七分先の桜の木はもこもこ感が増してきました

毎朝出会う自然の変化に今日も楽しみました

よびもどし

訪れた部屋には青い顔とくすんだ色の唇、手も青くなっていました

顔を触ると冷たく

呼吸も止まっている状態

ほんの数時間前は声を出していたのに

耳元で大きな声で名前を呼んでみるとかすかに反応が

何度かよんでいるとすこしづつ反応がもどり

顔も暖かくなってきて赤みが増してきました

昔高齢の方の集まりで、数人の死の淵をさまよった方から話を聞いたことがありました

おーいと呼ぶ声や名前を呼ぶ声が聞こえていくのをためらって目をあけたら

家族の顔が見えたということを

人は最後の瞬間まで声が聞こえるといいます

看取りのご家族には必ず最後のその瞬間まで声掛けしてくださいねと伝えます

どんなときもあきらめずに声をかけてみることです

声を聴き

声をかける

こんな声でも人の心に響くことがあります

声を求めてかかってくる電話にでて声を聴き声を伝えます

伝えてみませんかその思い

声を聴き

声を伝えています