東松浦郡史 ⑲
http://tamatorijisi.web.fc2.com/higasimatuuragun.html 【修訂増補 東松浦郡史】より
九月二十八日幕府は公に辭命を交付して、向後役料を給せず役金壹萬両下賜すべきを以てす、これ西洋の制度に做ふて官吏給金の發端を開きしものである。
十月十四日将軍大政を奉還すべきことを請ふ、翌十五日朝廷これを嘉納し給ひしが、家康幕府を開きしより、十五代二百六十五年にして維新の政治を見るに至ったのである。
慶應四年則ち明治元年二月七日公病の故を以て辭表を奉呈す、十日其の職を免ぜられ、同時に佐渡守の名義を以て、病気廃嫡厄介に為したき旨出願して聞き届けらる。是に於て公は深川高橋の別邸に屏居して夢棲と號し、五十年間の浮世を黄梁一炊の夢を観て、風月を友として優游余年を送らんと欲するも、或は在藩の士民東上して故国に迎へんとし、或は舊幕臣の中にも舊将軍の恭順に歉らずして、兵を擧げ以て公と去就を共にせんと欲し其の擧動に注目するもの亦多し、進んで事を擧げんか舊将軍の意にあらず、退いて藩に帰らんか新政府は厳刑に處せんとするの流説あり、假令皇澤天の如く其の罪なきを察して寛容せられんも、今は長州人政府の要路に立てば、到底彼等に對して首を低れ尾を揖るに忍びやうか。寧ろ暫く舊封棚倉の地に韜晦して時勢の変を観んと、三月三日待臣十数人を率ゐ夜に乗じて高橋の邸を逃れ出でしも、豫期に反して東北地方の変乱となり、稍もすれば其の渦中に投ぜんとする恐ありて安居する能はざるに至った。十二日夜棚倉に入りしより、四月若松に轉じ、七月松島に遊び、寒風澤を訪ひ十月末頃其處より幕府亡命の徒輩の開陽艦にて、蝦夷島鷲木に逃れ、十一月半頃陸路五稜廓に移り、直ちに函館に轉ぜしも心ゆかずして、十二月十三日五稜廟の邊に隠れ、二年二月函館の西方山人泊に轉じたるも、四五月の交は函館戦争となりたれば、復た身を安んずる能はず、四月再び東京に還り、舊知大野誠等の庇護により、湯島妻恋に一戸を*(ニンベン就)して此に潜伏せり。かくて新井常保・堀川慎等の計らひにて公は米国に遁走せりと聲言し、計吏を欺き時に為換を横濱在留の米人に宛てゝ振り込ましめ、其の者をして公の許に轉達せしめて其の用度に供せし故、僅かに乏しからざるを得たので、舊臣と雖も公の在外を信じて殆んど疑はなかった。
此の間に藩地にては継嗣問題が起った、始め戊辰の変に中書公(佐渡守長国中務大輔と改称の故)佐賀老侯閑臾と上京して、謹慎命を待つに當り、一面には老侯等の救解を求め、一面には縁故ある朝紳今城中納言・嵯峨大納言・中御門大納言等の諸卿の周旋により、八月廿六日藩地に帰った。今城家に数子あり、其の次子を以て中書公の継嗣となさんと欲す、中書公夙に其の意を察し、一門長光(修理)の嫡孫岩彦を立てゝ嗣となし岩丸(長久)と改む。翌年三月再び上京の時之を件ふて行く、諸卿大に望みを失ふ。帰藩の後岩丸を佐賀に遊學せしむ、實は佐賀侯の庇護を受けしめんと欲したのである。公の子を捨丸と称す(今の長生公)生れて三歳(明治元年生)公の*(革ノツ臼)晦前之を下総佐倉の醫師藤倉元秀に託して養はしむ、在藩の士民之を立てゝ岩丸を廃せんと欲し、遂に三年春其の議を發す、時に長光国事に與らずと雖も尚ほ頗る勢力あり、有司其の意に背くを恐れ、之を拒んで岩丸君も亦主家の血脈なり、もし之を廃して朝敵たる公の小子を立て、若し天聴に達せば追譴を蒙るを如何せんと、皆曰へらく今や公海外に漂泊するは舊幕に忠勤を盡せし故である、されば陪臣たる我等も亦公のために忠節を抜きんぜざるぺけんや、捨丸君を今中書公の庶子と称し之を嗣立せしむるとも、天朝何ぞ之を咎めん、もし内情發露せば臣等死を以て之を争ひ、其の嫌疑を解かんと、甲論乙駁議論容易に決せず、闔藩頗る騒然たり。是に於て士分の臣下を悉く城中に集め可否を決せんとて、中書公親しく其の場に臨み一々可否を投票せしめしに、数百の投票中廃嫡を不可とするもの数個に過ぎず依って、即日砦丸を廃して捨丸を嗣立するに決した。乃ち使を佐倉に遺して捨丸を藩邸に迎へしめ、中書公の幼名を繋ぎて賢之進と改称せしめ、世子廃立の事を朝廷に稟請し裁可を受くることを得しは、亦以て闔藩の士民公を景慕する深情を察することが出来る。
五年七月海外より帰朝の旨届出で、謹慎命を待つこと三十日、朝廷亦罪を問はず。是に於て駒籠動坂に一小邸を購ふて之に移り、花卉盆栽を以て娯楽とし、児女の教育に心を用うる外は、親戚故舊にても総て面會を謝絶せり。九年十一月従五位に叙せられしが、坐なから朝恩に浴するは不敬の罪免れ難しと、参朝して御禮の執奏を乞へり。長国の卒後賢之進幼にして家を襲ぎしも、家事に関するを好まず、総て令扶に一任して敢で干與せず。十三年六月特旨を以て徒四位に叙し、廿四年一月廿二日を以て卒去し、谷中天王寺の先塋の域に葬る。
其五、小笠原氏の家臣及び御領高
一 士卒人名と禄高(原本は村松喜太郎氏一族村松氏所蔵)
藩士と俸禄(四百九十一人)
現米百五拾俵 小笠原睡翁
同百俵 小笠原岩丸
同八拾俵 多賀圓治
同七拾五俵
高畠一郎 四脇太郎 大八木衛守 百束新 近藤祐記
野邊小作
同七拾俵
中澤泉 雨森十郎兵衛 永江恒一
同六拾五俵
福田時中 市橋卯左衛門 鳥羽傳兵衛 松澤權左衛門 竹田才兵衛
平岡多宮 渡邊彦左衛門 高原作十郎 坂本桐生 富田克己
加藤彌惣左衛門 牧野 糺 水野忠三郎 鎌田彌金司 前場 登
同六拾俵
友常典膳 千葉新介 青島勘兵田 田上忠左衛門 百束四郎
佐久間右内 田邊覚左衛門 川上金右衛門 今泉尉右衛門 曾根隼之助
米渓 湊 中村對助 小川才右衛門 倉橋三郎右衛門 春日蔵太
長井西東 天野才馬 大久保 乾 鈴木 傳 雨森藹樹
杉江頼母 村上雄蔵 田山登守 衣川武實 市原半右衛門
佐藤十蔵 山田 準 近藤六三郎 大久保重平 西脇求馬
岩崎 貞 交雄一雄 各務門平 喜多尾令三 大野 誠
三宅求身 富永亀太郎 高須 塘 山田静雄 小沢鉄太郎
蜂谷三吉 小木曾又助 堀銓次郎 稲田嘉織 小川 猷
山口早太 山久知文次郎 中山東一郎 河内明倫 坂井猪兵衛
同五拾五俵
吉倉唯一 中澤見作 松澤平角 前場善之助 津田重平
中山廣右衛門 田林春樹 多賀 亙 篠崎儀三郎 山田忠蔵
河野金兵衛 岸澤右衛門 太田橘衛 高田平蔵 神田重兵衛
尾崎有菴 山崎善六 栗原東菴 掛下官右衛門 鈴木源蔵
秋元三平 来村次郎作 小高筍太 原田捨蔵 金子十内
牧野 *(金ヘン護) 村田與作 佐藤澄江 長谷川豊太郎 藤浪雄
桑原銑太郎 竹前全平 橘望策 磯貝孟 稲石有三郎
平岡彦左衛門 明石克太郎 高須熊雄 長尾仙菴
同五拾俵
村瀬轟 山田帰一 大石清左衛門 林要兵衛 下山三司兵衛
杉江重次兵衛 中村稔 倉持元英 神戸由門 近藤好太郎
今泉武三郎 黒部又右衛門 浅野正右衛門 阿部又男 水野録助
田邊幸左衛門 森下友蔵 稲村助左衛門 杉浦富右衛門 矢田巻太
長谷川正己 井上男也 大島小三太 稲垣速見 江口彦五郎
水野彌一郎 林與三郎 塚田春之助 牧野廉蔵 市丸鑑助
近藤平馬 印具官太 鈴木又次郎 村上熊蔵 西村兵右衛門
山越慎平 田邊伴治 木村寛蔵 中島軍司右衛門 和田新次郎
萩原半兵衛 長谷川碩蔵 渡邊善司 土方守雄 中村平兵衛
中川房五郎 小野 資 西脇源六郎 本多淳亮 蜂谷恕菴
河村束 橘英周 大野右仲 鳥羽瀧馬 岩崎愚守
増田卓爾 豊田譲 堀川俊蔵 野邊鋿五郎
同四拾五俵
田中厚右衛門 山田久作 山田順蔵 小林明操 志村忠司右衛門
芳賀庸助 三井豊右衛門 太田鉾右衛門 中山百助 山田安次郎
岩間音左衛門 平岩岸蔵 増山繁平 増田喜代蔵 佐竹岱圓
高田千治 彦坂鉞太 小野膳蔵 石河良菴 神崎要助
岡田忠左衛門 山中小太郎 丸山七郎 印具豊之助 清水桝蔵
田邊彌一右衛門 佐野菅右衛門 岡島角蔵 兼子五郎兵衛 海老原里美
田中武左衛門 香山五三郎 足立虎雄 多賀 一 栗原順之助
須藤鎮太郎 吉川七之丞 吉岡治左衛門 加藤甚十郎 松井季平
岩井門十郎 井口良太郎
同四拾俵
鈴木儀之助 松井五郎作 井上東兵衛 田林 覚 小田周助
渡邊定蔵 岩附平左衛門 山縣雄太郎 笹本芳五郎 加山吉郎右衛門
上野貞順 熊谷吉左衛門 田中源次右衛門 杉山甚五右衛門 辰野専右衛門
佐藤喜多右衛門 石河初太郎 中村唯之助 中山保兵衛 吉田祐吾
山崎瀧右衛門 鶴田善次郎 長谷川重助 安川要助 石井並助
小島七郎右衛門 柴田門吉郎 西村小一郎 瀬倉近救 海老原喜兵衛
三井百太郎 長束孫平 戸田元司兵衛 丸山荘吾 杉山森之助
鈴木官六 堀木銀之助 田中芳右衛門 榛葉與惣左衛門 安川清左衛門
小林儀三太 河村道有 村田多助 市川養甫 水谷作兵衛
本多儀兵衛 野田勇助 保利文溟 鶴田文哉 原田民蔵
齋藤橘太郎 竹本武右衛門 瀧順蔵 横山鳴右衛門 松沢慎次郎
増山圓蔵 栗田十之助 細田翁助 山口用蔵 桑原身直
永谷新治 秋山音門 木村但右衛門 岡本文海 鈴木盛右衛門
東小川瀬兵衛、 加島彦治 金坂綱右衛門 山本幸治 村田寛三郎
池原源五右衛門 丸田織右衛門 姫松倉右衛門 徳光五郎蔵 尾島文助
山野邊七郎 板澤源次右衛門 村田治右衛門 箱崎勝兵衛 鈴木民助
岩附鳴右衛門 竹上潤平 長谷川鐐右衛門 麻生芳助 高山忠三郎
堀木嘉兵衛 吉田八右衛門 古川保助 天野玄陸 松澤仁三郎
小林才八郎 鈴木弾蔵 鈴木孝之助 須藤蔵之助 日向野彌三郎
湯浅慎治 大草守之助 鈴木多年松 松本安次郎
同参拾六俵
百束 間 水野三左衛門 下田瀧三郎 山田柳助 杉山伴作
渡邊良兵衛 大川民左衛門 山崎庄蔵 鹽田善次兵衛 岡本平内
永田良助 松本三保蔵 浅原豊蔵 佐藤繁蔵 佐藤源助
矢代嘉左衛門 留川石右衛門 松井謹吾 福尾惣治 淺野紋兵衛
小田彌藤治 太田熊右衛門 成瀬友右衛門 松浦記右衛門 伊庭満度
吉岡嘉左衛門 辰野隆蔵 関根幕蔵 杉山済之丞 金澤英賢
星野應助 中村郷右衛門 永居造酒三郎 中山利平治 杉山正直
岡田眞記 天野官吾 小島儀三治 浮須杢助 進藤安次郎
藤田兵吾 岡田門三郎 並木鐵次郎 深谷信明 藤田嘉七郎
宮尾淳次郎 石河五十郎 岸田五郎 中里藤太郎 加藤門治
和田丁吾 岩瀬清七郎 木元盛之助 笹本休滋 細田覚之助
森才助 毛利仙治 益田哲蔵 田邊林右衛門 遠藤力右衛門
稲垣立 戸澤小兵衛 澁谷門兵衛 吉原品右衛門 村田新吾
一柳敏次郎 中條和助 長谷川雪塘 榛葉東助 智田松蔵
小島權之助 田邊鐵吾 志村晴之助 上原亀太郎 小出清吉
丹羽包里 山本官蔵 大澤左源治 吉川*(金ヘンの隣)作 古市八十人
国友右源太 唐澤敬逸 潮田辰次郎 西村信蔵 竹林三子松
平尾健司 中村文太 柳井三亥 高濱小之助 小島用蔵
松下平五右衛門 高濱十郎 太田唆太郎 来村鐵之助 須藤房一郎
磯野祖左衛門 宮口休吾 小柳津三彌 西村省吾 寒河江嘉六
瀧澤為蔵 平間清之助 伊東金八郎 吉成繁右衛門 村松喜多治
小島膳三郎 澁谷善助 山崎瀬助 三澤吉蔵 藤田友蔵
宮本類蔵 小林浅蔵 中里宇兵衛 柿村兵右衛門 久野平太兵衛
西 廣太 原三郎助 原田門六郎 名古屋森治 正木庄兵衛
佐藤助三郎 土屋勝助 片岡淳治 澁谷又兵衛 後藤傳治
尾高平蔵 高崎俊太 村井郡治 中村宗珉 池谷又兵衛
菅原縫右衛門 飯野勘助 小林藤兵衛 酒井政徳 佐野東九郎
稲垣愛助 植野兵助 宇田慎吾 筒井圓平 小田倉鐵吾
薄兼太郎 山岡武助 山口郡左衛門 坂本庄之助 村松領左衛門
地原文蔵 岡島英之 小松元之 一條類吾 関谷福三郎
高仲重次郎 竹野葉右衛門 藤森官次郎 太田順之助 川島勇助
関根銅之助 村松嘉津蔵 木村亀太郎 山野柴右衛門 松下森治
植松保太 草場貫一郎 渡邊直一 緑川金蔵 堀衆助
緑川俊蔵 大森正慶 金沢又郎 大島吉三連 乗附覚四郎
中里大蔵 中西光小五郎
○藩卒と俸禄(四百七十八人)
現米貳拾六俵
高須銀左衛門 竹本民蔵 小島元蔵 古市集助 栗田丹蔵
楠原與三郎 小柳今太 平野六助 川泉立右衛門 増富元治
小田重郎右衛門 藤森儀平 丸山善平治 大浦玲蔵 鈴木小平治
駒崎清太 新井鐘治 堀越健吾 山崎文吾 中山宗助
三村喜兵衛 高瀬美代吉 麻生黙蔵 大平林兵衛 山下柳太郎
加茂武七郎 石尾治三右衛門 白江益太 松下愛治 田代寛作
吉村玄朴 飯野小助 今井重次郎 青木文兵衛 大住全平
吉田友太 柴田勘之助 兼子東五郎 梶山利兵衛 谷勤治
鈴木與助 松下重蔵 本山小藤太 山際平三部 柴田亥三郎
城木重助 中島敬太郎
同貳拾四俵
河野政右衛門 内山元治 藤田文治 佐藤政次郎 石塚政治
武田銅之助 吉村喜藤太 山中積右衛門 山口喜兵衛 吉田牧右衛門
湯浅安治 鶴田浅右衛門 熊川九内 佐藤喜多治 三浦多助
田口新左衛門 辻半平 伊藤大治 江坂仁助 菅忠三郎
畑清太郎 内山秀蔵 野崎幸兵衛 井上団平 鈴木順蔵
高崎作右衛門 小島伸助 坂田四郎平 河原芳之助 前田傳七
鹽田伴兵衛 松下彦兵衛 河口與平治 湊柿右衛門 栗田治三郎
長島宇平 原田関左衛門 齋藤卯右衛門 原仙之助 関根政十郎
先崎繁蔵 星野吉郎兵衛 伊藤又三郎 吉田詫次郎 高橋四方助
橋本孫兵衛 田中良平 辻宇三郎 柴田十兵衛 白井忠兵衛
菊池吉助 小島富蔵 中村十郎 永田米蔵 渡邊記八郎
佐藤賢七 芋川品蔵 後藤貞助 鈴島半平 牛草甫助
河合繁泊 安田杢三郎 山口義理 松本定次郎 渡邊茂三郎
後藤清三郎 梅田利三左衛門 坂本常右衛門 内山光三郎 竹内新右衛門
野崎文助 坂本益太郎 原田兵治 小島善蔵 山口榮太郎
前田仙兵衛 菅冨次郎 黒川孝治 瀧銀次郎 中山為之助
鈴木芳蔵 木村昌左衛門 辻三郎 廣岡喜助 浦田彌壽太
板澤喜代太 秋山富男 太田兼三郎 田村吉三 堀越休蔵
川原宗助 吉崎領蔵 林孫助 吉崎喜三右衛門 浦田鐵治
澁谷求三郎 松下柳蔵 小宮楽三郎 藤田禎助 小宮文四郎
浦田繁太 山崎重蔵 小宮右之助 内山蔵治 原田富之助
柴田喜藤治 吉田政治 西川三五郎 高木熊五郎 北出小源治
石崎重右衛門 竹房安太郎 森鐵太郎 来代熊之助 岡田蔦治
宇野助十郎 永山定一郎 山内政太 小栗啓吾 山本貝蔵
徳光吾吉郎 大島米蔵 湯浅悦治 西友治 折尾力蔵
麻生和助 内山寅吉 澁谷三平 瀬戸重右衛門 潮田善太
畑重兵衛 成瀬濤之助 有吉知又 辰野郡右衛門 宮口末太郎
木村善太 矢代榮治 松本多吉 畑由太 有吉保之助
田村直一郎 神田源三郎 畑繁次郎 栗田榮吉 加山吉松
上原愛次郎 小林隆次郎 金澤恒次郎 田邊小吉 遠藤蔵太郎
畑 萬治 山口文助 原鐵蔵 瀧澤善治 伊藤恒治
村井文吉 水谷富蔵 小島庚 中島鎌之助 瀬戸秀蔵
丸田節蔵 東小川筑之助 久野幡次郎 池田此治 大岡鐘次郎
山崎峯次郎 高仲友次郎 青木松太郎 藤島平次郎 森田和助
亀崎小平太 黒田清太郎 岩田新治 吉田祐太郎 山本亭次郎
渡邊虎吉郎 齋藤立甫 高橋鎗蔵 林喜三兵衛 小島歴蔵
内山庄太郎 大岡憂太郎 出井重太郎 野崎兼太郎 小倉鐵蔵
緑川熊太郎 樋口萬治 瀬戸休治 脇山為右衛門 吉田要乏助
大洋甚之助 高山優次郎 木元健次 藤田大五郎 田中蔵治
千葉惣右衛門 森永勘左衛門 吉岡米蔵 大澤雄治 田村角蔵
井上忠兵衛 池田惣太郎 佐川清吾 板倉要蔵 瀧澤梅治
田村鐵三郎 佐藤益治 鈴木清三郎 宮川丈之助 鶴岡健四郎
佐藤房太郎 河村藤四郎 松田箕之助 今泉孫七 市川金五郎
岩野邑右衛門 西田七作 山本鹿蔵 原田丘左衛門 小柳半之助
柳川関彌 江藤吉松 来代音才 白井忠五郎 森田金太郎
中島彦太郎 高瀬吉三郎 西村健太 白水良次郎 渡貫文吉郎
鶴田次太郎 佐野兼吉 山口誠助 南川泰次郎 安形兼松
田邊乙作 前田敬太郎 長束凍吾 大島満之助 中里三五郎
陶 鶴松 中重愛助 中里文太郎 田口愛蔵 向江玉右衛門
小池幸次郎 松本常太郎 高井安太 水野豊太郎 松下東太郎
湊 貞蔵 熊田嘉津太 藤田祐助 梅村保太郎 瀬戸禮太郎
脇山勝之助 田中幸助 古館源治 菊地兼太郎 青木權蔵
小久保豊次郎 大島島太郎
同拾八俵
吉田利重 脇山忠平 前田茂吉 松田熊四郎 山口孫助
島津鐵蔵 坂本祐吉 平尾武七 松本利市 山内榮作
山口又蔵 麻生金兵衛 吉田杢平 袈裟丸榮作 森田浅右衛門
高田重男 吉田俊之助 前川儀平 山田半次郎 大場安衛
原田郡八 常住喜市 樋口森治 梅崎瀧蔵 中江粂治
吉川虎郎 秀島新右衛門 岡島騎之丞 瀬戸武十郎 加茂幸之丞
脇山治郎助 松尾孫右衛門 吉田源三郎 岡本澤太 中島三之丞
中島重治
同拾五俵
楠田倉右衛門 宮崎善助 高崎周平 佐々木角治 中川定五郎
森中嘉五郎 吉田新左衛門 馬渡廣作 藤本愛助 久我宗助
前田利吉 中村喜久右衛門 脇坂吉之助 加茂硝造 船越和七
吉田善七 牛草藤太郎 山岸久太郎 大津秀吉 諸岡丁治
櫻井徳太郎 奈良崎東内 柴田武七 浦川集蔵 前田儀惣右衛門
牛木勘七郎 松本助右衛門 丹野太右衛門 奈良崎郡平 奈良崎平太郎
原善左衛門 西源三郎 牛木成太郎 丹野六郎 松崎松次郎
小林平十郎 加納蔵太 小山喜右衛門 瀬戸圓助 有浦集助
藤田錠太郎 坂本頼平 瀬戸覚之助 青木浪助 早川幸兵衛
坂本光蔵 米倉助次郎 麻生鐵四郎 瀬戸源吾 熊澤奥右衛門
大津寛之助 瀬戸武八郎 米倉權三郎 坂本源三郎 瀬戸與助
岡本澤右衛門 脇山富左衛門 麻生禎三郎 竹下三郎 小川官吾
脇山記太夫 城文左衛門 脇山勝兵衛 岡崎儀平太 吉田郡平
吉田橘助 永田林助 吉川禮助 楢﨑友右衛門 西五左衛門
瀬戸武七 瀬戸重蔵 瀬戸勇次郎 岡崎甫助 川原官蔵
長島浪三郎 脇山専次郎 熊本源右衛門 鶴田善五郎 鶴田又蔵
成瀬達右衛門 脇山庄左衛門 脇山要右衛門 坂本源之助 松田重三郎
川添清助 岡崎類助 松田禎蔵 脇山廣蔵 岡崎庄右衛門
脇山信助 脇山廣平 鶴田傳右衛門 坂本幸内 徳田源助
小島林兵衛 杉元忠司 坂本材太 吉田林吾 牧山虎蔵
浦川喜右衛門 戸野川周蔵 山口傳次郎 山口右助 吉田清蔵
田中仙次郎 松本猪平 松浦萬之助 梅崎瀬平 脇山喜兵衛
梅崎徳次郎 樋口圓蔵 吉田宗治 井手芳蔵 野中村太
福永熊平 山口守蔵 中尾源之助 山口関蔵 井手清太郎
岡本志喜蔵 山口秀作 武雄兵左衛門 田中丈右衛門 坂本儀市
濱田平兵衛 濱田儀兵衛 濱田清太郎 増富庄兵衛 増富奥右衛門
吉田三郎 市丸祐五郎 吉川傳七郎
士卒合計 九百六拾九人(幕末藩治最終時の人名なり)
二 藩士略家譜(原本は村松喜太郎氏一族村松所蔵)
仕官の年代と藩主 士官の地名 職務 食禄 本国名 雑記 姓名
(イの部)
享保、七、(五代長熙)遠州掛川 本方 十五人扶持 奥州二本松 五代 市橋卯左衛門
(初代忠知) 駿州吉原 御徒 豊後 七代 磯貝猛
正保、三、(初代忠知)三州吉田 先手組 六石二人扶持 三州小池村 七代 稲石有三郎
寛文年中(二代長頼) 同上 御留守居組 五石二人扶持 信濃 五代 今泉好門
慶安年中(忠知) 同上 町組 五石二人扶持 三州 八代 稲垣速見
寛永年中(忠知) 豊後杵築 馬廻 二百五十石 讃岐 九代 井上男也
寛文年中(忠知) 三州吉田 二十石九人扶持 和州 市原半右衛門
(四代長重) 同上 先手組 豊後 印具官太
萬治、二、(忠知) 同上 同上 五石二人扶持 三州小坂村 七代 印具豊之助
正徳、元、(五代長熙 遠州掛川 町組 四石二人扶持 遠州佐野郡板澤村、五代 岩井門太郎
享保、一五、(五代長熙)同上 先手組 同上 遠州掛川 五代 岩間草左衛門
正徳、五、(五代長熙) 同上 同上 同上 二代 井口良太郎
文政、一〇、(七代長恭) 修理様料理方 信濃 実は棚倉下町幸八甥 石河重厚
天明、四、(長恭) 近藤組手 四石二人扶持 四代 池原源之助
文政、三、(十代長昌) 先手組 同上 遠州岩附兼ね左衛門次男初代 岩附平左衛門
安永、三、(長恭) 醫師 二人口後八人口 信州 三代 石河良庵
遠州佐野郡 五代 岩附鳴右衛門
琴氷、九、(長堯) 先手組 四石二人扶持 奥州白川 二代 磯野祖左衛門
文政、一二、(十代長昌) 臺所働仲間 一両二分二人口 奥州棚倉 二代 石井並助
文政、四、(同上) 先手組 四石二人扶持 唐津 稲垣愛助
寛政、四、(同上) 同上 同上 三州岡崎 二代 板倉祐三郎
文化、四、(同上) 同上 同上 奥州白川 三代 岩野房次郎
文政、四、(同上) 醫師 一人扶持 信州 二代 一條類吾
文政、元、(同上) 江戸 先手組 三両二人口 唐津 三代 池田此治
同上(同上) 同上 同上 四石二人扶持 信州 二代 今井重次郎
文政、二、(同上) 石垣師 三石二人口 唐津 二代 井上団平
文政、三、(同上) 本所屋敷番 四石二人口 同上 一代 伊蔵又兵衛
安政、二、(長国) 鍼醫 玄米十俵 小倉 一代 市川養甫
文化、五、(長堯) 表坊主雇 二人口四石二人扶持 安川要助弟 岩瀬清七郎
弘化、二、(十四代長国) 武具方 四石 棚倉 井上仁左衛門弟 井上東兵衛
安永、元、(七代長恭) 江戸 先手組 三両二人口 上総 五代 伊東金八郎
元治、元、(長国) 部屋坊主 六石二人口 信州 石河重堅
(ハの部)
寛永年中(忠知) 杵築 馬廻 二百石 美濃土岐 十代 蜂谷三吉
慶長、一八、(始祖秀政) 信州松本 後郡代 三百石 甲斐 九代 萩原半兵衛
正保、四、(忠知) 三州吉田 徒士 十石四人扶持 紀州 八代 林新之助
(四代長重) 同上 旗塩 五石二人口 三州吉田 六代 原田捨蔵
元禄年中(同上) 徒士 同上 四代 林誠一郎
享保、六、(長熙) 掛川 先手組 四石二人口 西ノ郡牛田村 実は来村次郎作弟 長谷川豊太郎
元文年、中、(長頼)三州吉田 同上 五石二人口 同上 六代 同彦左衛門
明和七、(長恭) 町組 四石二人口 三州 三代 同正巳
享保、二、(長熙) 掛川 鷹飼 同上 同上 五代 同硯蔵
天明、四、(長堯) 棚倉 留守居組 同上 越後 四代 同鐐右衛門
寛政、二、(同上) 同上大工 五石二人ロ 陸奥 二代 芳賀庸助
嘉永、元、(長国) 醫師 十石三人口 又左衛門三男 蜂谷良仲
寛政、元、(長堯) 坊主小頭格 二人口 三州吉田 三代 原田民蔵
寛政、七、(同上) 御城小頭見習 同上 奥州 二代 箱崎太次右衛門
文化、三、(同上) 表坊主御雇 一人口 三州 彦左衛門二男 長谷川重助
文政、元、(長昌) 棚倉 御城小使 同上 水戸 二代 畑清太郎
同上(同上) 江戸 組子 三両二分二人口 相州小田原 二代 原三郎助
文政、五、(同上) 先手組 四石二人口 肥前 二代 熊川九内
文化、九、(長昌) 買物小使 三石二人口 陸奥 二代 原保蔵
文政、六、(同上) 旗組 四石二人口 肥前 二代 濱田宇平
岩井紋左衛門六男 原田門六郎
(ニの部)
西脇大太郎
寛文年中、(長頼) 吉田 御側役 百五十石 信州松本 八代 同求馬
享保、一二、(長熙)掛川 先手組 五石 遠州掛川 四代 西村兵右衛門
寛文、二、(忠知) 吉田 同上 五石二人口 同荒井 七代 同信蔵
寛文、元、(長堯) 表坊主 一人半口 同上 三代 同小一郎
文化年中(長昌) 先手 四石二人扶持 棚倉 竹上作右衛門次男二代 西田七作
文化、一三、(同上) 先手 同上 陸奥 二代 丹羽治兵衛
文政、五、(同上) 同上 同上 肥前 一代 西廣太
文政、元、(同上) 大工見習 二人口 常州平潟 二代 西村八助
(ホの部)
寛永年中(忠知) 信州 小姓頭 二百石後五百石 信州 八代 堀銑次郎
明和、七、(長恭) 棚倉 町醫 無 豊後 四代 本多淳亮
寛政、九、(長堯) 先手 四石二人口 紀州 四代 堀木立巳
享保、元、(同上) 同上 同上 陸奥 三代 本多益太郎
文化、七、(長恭) 丁田口門番 同上 同上 嘉平治次男二代 堀木嘉兵衛
享和、二、(長堯) 棚倉 町組 同上 白川 三代 星野應助
寛政、八、(同上) 會所小使 三石二人口 棚倉 二代 堀右平太
(トの部)
寛永、九、(忠知) 杵築 堪定後郡代 百五十石 豊後 九代 鳥羽鉞次郎
正保年中(同上) 同上 馬組 百五十石 加賀金澤 六代 富田克巳
寛永年中(同上) 同上 小姓 十八石役金七両 豊後 五代 鳥羽順平
安政、三、(長国) 馬廻 五十石 富田武兵衛三男 富田塚太郎
享保、二、(長堯) 儒者 同上 十五人口 下総 三代 豊田譲
寛永年中(長知) 杵築 塗師 廿五石四人口 小倉 八代 戸田元司兵衛
元禄、七、(長重) 江戸 厩番 四両二分二人口 丹後竹野郡徳光村 五代 徳光五郎蔵
寶永、六、(長重) 帳付 六両三人口 江戸 四代 戸澤小兵衛
寛政、二、(長堯) 先手 四石二人口 陸奥 二代 留川石右衛門
文化、一四、(長昌)江戸 足軽 三両二人口 遠州 二代 土岐専平治
(チの部)
享保、一一、(長熙)掛川 馬廻 二十石五人口 上総 六代 千葉新助
文化、三、(長堯) 先手 四石三人口 棚倉 二代 智田松蔵
文政、元、(長昌) 留守居組 三石二人口 新潟 二代 地原文蔵
(オの部)
寛永、一〇、(忠知) 江戸 小姓頭 二百石 山城嵯峨 七代 大八木衛守
慶長、一九、(同上) 川中島 家老職 二百石後千二百石 信州 八代 小川獻
天保、二、(長恭) 江戸 使番 二十人口 因幡 二代 大野右仲
享保、一六、(長熙) 蔵帳付 四石二人口 杵築 六代 太田亀太郎
元禄、四、(長重) 吉田 中小姓 二百石 信州 五代 小川助次郎
寛文年中(長頼) 馬廻 十石四人口 同上 七代 小澤宜鑑
(忠知) 家老 五百石 同上 近藤甚右衛門二男九代 大久保末松
天明、四、(長堯) 棚倉 馬廻席儒者 三十人口 山城 四代 大石清左衛門
寶永、四、長亮(長重隠居の名) 奥家老 百石 常陸 六代 小高筍太
正保年中(忠知) 杵築 代官 三州 八代 小野資
寛永年中(同上) 同上 先手 五石二人口 杵築 六代 同膳蔵
寶永年中(長重) 右筆 七両三人口後十三石二人口 若狭 五代 大島興義
天明、元、(長堯) 鐵砲細工師 五石三人口 奥州穴澤内村 二代 太田鉾右衛門
寛文年中(忠知) 吉田 先手組 五石二人口 吉田 五代 岡島角蔵
寶暦、一〇、(長恭)棚倉 同上 四石二人口 江州 三代 岡田忠右衛門
文化、元、(長昌) 武具付 三石二人口 棚倉 三代 同 紋三郎
文政、四、(長昌) 先手 四石二人口 唐津 初代 大草銃兵衛
文化、四、(長堯) 若黨 一人口 奥州 二代 岡島銀次郎
寛政、七、(同上) 足軽 四石二人口 白川 二代 小田周助
寛政、元、(同上) 會所小使 一人口 三州 二代 同 彌藤治
寛文年中 (長頼) 町組 五石二人口 吉田 七代 岡本平内
享保、元、(長熙) 中間 一両三分二人口 遠州佐野郡家代村 五代 小柳津三彌
寛政、一〇、(長堯) 鐵抱方弟子 二人口 豊後 三代 小野五郎事 吉川*(金扁に隣)作
寛政、七、(同上) 先手 四石二人口 奥州 二代 岡田直記
明和、七、(長恭) 同上 同上 常陸 四代 大森正慶
享保、二、(同上) 同上 同上 下野 二代 尾高平蔵
文政、元、(長昌) 牢番 四石二人口 奥州 三代 小田倉鐵吾
天明、元、(長堯) 蔵帳付 同上 二本松 四代 大岡夏太郎
明和、二、(長恭) 先手 同上 遠州 四代 大住全平
寛政、八、(長堯) 山組 二両一分一人半口 二本松 四代 大川鍵司
文化、九、(長昌)江戸 岸組 三両二人口 武州 三代 小川本左衛門事川島春房
元政、元、(同上) 紙方手代 三石二人口 奥州粟田郡 二代 大平林兵衛
文化、元、(同上) 先手組 二人口 肥前 二代 小田重郎右衛門
(ワの部)
寛永年中(忠知)杵築 馬廻 百五十石 敦賀 八代 渡邊多門
天保、一二、(長和) 弓術 後八石三人口 十右衛門次男 同酉八郎…紺…凋
元政、元、(長昌) 雇組 初二人口後四石二人口 大村 三代 渡邊直一
元政、元、(長昌) 先手 三両二人口 武蔵 二代 渡邊良兵衛
文政、二、(同上)江戸 同上 四石二人口 肥前 二代 脇山平太
(カの部)
寛永、一九、(忠如)杵築 馬廻 二百石 攝津粟野郡 七代 謙田氏胤
(同上) 同上 中小姓 三十石五人口後百五十石 讃州 八代 川上金右衛門
明和、八、(長恭) 取次役 百石四人口 信州 四代 河内明倫
正保、年中、(忠知)吉田 画師 河内交野郡 七代 交野一雄
元禄年中(長亮)京都 小姓肴奉行 四両二人口後六両三人口 伊勢 五代 加藤與惣左衛門
寛文年中(忠知) 金奉行 百石 武州 近藤甚右衛門五男 六代 河野金兵衛
寛永、一一、(同上)杵築 馬廻 二百石後三百石 會津 十代 春日蔵太
寛文年中(同上)吉田 徒士 五両三人口 加賀 五代 加藤甚十郎
享保、二、(長堯) 醫師 二両三人口 同上 四代 河村束
元禄年中(長重)京都 普請小奉行 十二石四人口 丹後宮津遠州磐田郡 神戸由門
享保年中(長煕)掛川 足軽 掛下村後豆州代官 掛下官右衛門
寛永、一九、(忠知)杵築 左官 十五石 杵築 五代 加山吉郎右衛門
元禄年中(長重)武州岩付 郡代所小使 四石五斗三人口 吉田 同代 金子五郎兵衛
天明、五、(長堯) 遠在施役 中間、馬一疋、籾一俵 加賀 四代 河村右介
天明、七、(同上) 中間 二両一分一人半口 棚倉 三代 金澤勝蔵
文化、六、(同上) 鐵砲師 四石二人口 泉州堺 岩井門右衛門五男 加藤門治
天明、八、(同上) 中間 二両一分一人半口 陸奥 二代 梶山利兵衛
文化、元、(長昌) 町組 四石二人口 肥前 二代 植野兵助
文化、一五、(長昌)江戸 先手 同上 唐津 二代 神田源三郎
天明、四、(長堯) 同上 同上 陸奥 四代 河江繁治
文政、二、(長昌) 同上 同上 唐津 二代 加茂武七郎
文政、六、(長昌) 同上 同上 福岡 二代 川泉立右衛門
安永、五、(長恭) 町組 同上 兼子仲七弟 四代 兼子東五郎
文政、元、(長昌) 茶方中間 一両三分二人口 唐津 三代 川口富太郎
天保、一五、(長岡) 町組 四石二人口 同上 一代 川原廣蔵
天明、二、(長恭) 茶方中間 一両二分二人口 棚倉 二代 唐澤参太
(ヨの部)
寛政年中(忠知)杵築 中小姓 十五石四人口 信州川田 六代 吉岡三平治
寛保、三、(長庸)掛川 先手 四石二人口 遠州 吉原品右衛門
文政、三、(長昌) 同上 四石二合 陸奥 伴春右衛門次男 二代 横山寛之助
安永、七、(長堯) 表坊主 一人半口 来村七兵衛弟 二代 吉田祐吉
寛政、九、(同上) 足軽 四石二人口 白川 一代 吉原縫右衛門
文政、六、(長昌) 廻り方若黨雇 一人口 信州川田 吉岡八内弟 二代 吉岡嘉左衛門
寛政、四、(長堯) 先手 四石二人口 常州 二代 吉成務右衛門
文政、元、(長昌) 町組 同上 唐津 二代 吉田友太
(向上) 臺所膳番 三石二人口 向上 二代 吉田文助
文政、六、(同上) 左官 二両二朱二人口 同上 二代 吉田詫次郎
天保、五、(長會) 會所小使 三石二人口 同上 初代 吉田武右衛門
(タの部)
寛永、九、(忠知)杵築 家老 四百五十石 甲州 九代 高畠勘解由
元禄、九、(長重)京都 醫師 二十人口薬料十両 信州 五代 田上忠左衛門
寛永、一一、(忠知)杵築 中小姓 百五十石 豊後 七代 竹田才兵衛
寛永、九、(同上) 向上 物頭 三百石 武州佐渡殿原 十代 高須猛
文政、五、(長庸)江戸 足軽 甲州 四代 田邊覚左衛門
廷寶、四、(長頼)吉田 勘定 二十俵三人口 讃州 五代 高田平蔵
寛文、一二、(同上)同上 小姓 十五石人口後百五十石 近江 六代 多賀亘
寛永、正中、(忠知)杵築 山廻 六石二人口 阿波 九代 田林助松
元文、五、(長庸) 徒士 六石三人口 武州 四代 高田千治
寛永、九、(忠知)杵築 指物頭 二百石 讃州眞岡 八代 高原惣左衛門
寶永、三、(長重)武州岩附 先手 五石二人口 姫路 六代 瀧喜三郎
文化、一一、(長昌) 同上 五石二人口 初代 田中厚右衛門
正保、二、(長知)吉田 鐵砲組 同上 尾張 七代 同 岩右衛門
(同 上)杵築 先手 同上 豊後 七代 竹上潤平
天明、五、(長堯) 同上 四石二人口 陸奥 三代 辰野嘉藤治
天保、九、(長国) 賄方 六石三人口 初代 田林覚右衛門
天明、元、(長堯) 醫師 同上 不明 五代 瀧美代橘
天明、二、(同上) 木戸番 一両二分一人半口 陸奥 四代 竹本武右衛門
文政、二、(長昌) 先手 四石二人口 尾州 初代 田中芳右衛門
(同 上) 會所小使見習 一人半口 遠州 三代 竹林三根松
寛政、七、(長堯) 先手 四石二人口 陸奥 二代 田林仁太郎
天明、元、(長堯) 同上 四石二人口 三代 高山忠三郎
寶暦年中(長恭) 牢番 同上 陸奥 三代 竹野葉右衛門
享保、八、(長熙)幡ヶ谷 中間部屋頭 三両二分二人口 信州 四代 瀧澤為蔵
文政、一〇、(長昌) 先手 四石二人口 唐津 二代 竹房安太郎
文政、二、(同上) 同上 同上 下野 二代 田口新右衛門
延享、四、(長恭) 同上 同上 陸奥 五代 田邊鐵吾
天保、元、(長和) 大庄屋 五人口 唐津 初代 田代寛作
文政、二、(長昌) 町組 四石二人口 同上 初代 高橋四方助
文政、四、(同上) 留守居組 同上 伊豆 三代 谷勤治
文政、一一、(長恭) 會所小使 一人口 槻倉 初代 田邊林右衛門
天明、三、(長堯) 町組 四石二人口 陸奥 三代 高崎俊太
文政、二、(開昌) 紙方見習 三石二人口 唐津 二代 田中米蔵
文化、一〇、(長昌) 先手 四石二人口 陸奥 二代 瀧澤喜助
(ツの部)
寛文年中(長頼)吉田 馬廻 三十人口 尾州 津田重平
寛永年中(忠知)杵築 剣道指南 二十人口 信州 塚田春之丞
(長照) 掛川 足軽後金奉行 三両二人口後十二石四人口 信州 鶴田善次郎
文久、三、(長国) 醫師 二人口 幸次郎弟 同文哉
文政、元、(長昌) 雇組 同上 唐津 筒井良蔵
文政、二、(同上) 留守居組 三石二人口 同上 辻三郎
文政、元、(同上)江戸 先手 四石二人口 同上 鶴田浅右衛門
(ナの部)
寛文、七、(長矩)江戸 小姓 十石三人口
田安上屋 馬廻 百石五人口 上野 中津泉
同上 (長頼)吉田 中小姓 十五石四人口
馬廻 百石 美濃苗巣 永江恒一
元文、二、(長熙) 長庸公御供 五十石 武蔵 長井西東
寛永年中(忠知) 馬廻 百五十石 丹後畑見 中山廣右衛門
安政、五、(長国) 馬廻席蘭擧者 十人口 中澤角太夫三男 中澤見作
延享、三、(長恭) 醫師 十五人口 越後高田 市橋卯左衛門次男 長尾良節
(忠知) 法源院殿御附 五両二人口 信州 中村孫太郎
寛文年中(同上) 先手 五石二人口 吉田 中川房一郎
寛政、九、(長堯) 留守居組 二人口 遠州 中島軍次右衛門
寶永、七、(長重)武州岩附 蔵帳付 四石二人口 吉田 中村平兵衛
正徳、五、(長熙) 先手 四石二人口 横須賀 中島三左衛門
元文、二、(同上) 町組 同上 掛川 中山久太夫
元文、元、(同上)掛川 中間 一両三分二人口 同上 長束市左衛門
文政、一一、(長堯) 修理様料理方雇 三人口 信州 甚五兵衛三男 中村唯之助
(長重) 先手 四石二人口 伊豫 永谷新次郎
文化、二、(長堯) 寺社方詰番 二人口 奥州 中西孝五郎
文化、一一、(長昌) 先手 四石二人口 武州 高田新左右衛門三男 中山利平治
文化、一四、(同上) 江戸定番 同上 信州高島 永居造酒三郎
貞享、四、(長和)吉田 先手 五石二人口 永田源太郎
文政、五、(長昌) 搗屋帳付 三石二人口 唐津 成瀬友右衛門
文政、元、(同上) 先手 四石二人口 同上 中島倉太
文化、四、(長泰)江戸 同上 同上 下野 中山勝三郎
文政、元、(長昌)同上 同上 同上 肥前 名古屋森治
文政、七、(長堯)唐津 旗組 同上 播州 中村孫兵衛
文政、五、(長昌) 先手 同上 同 實右衛門
文化、二、(長堯) 木口定番 同上 陸州 永田亥内
嘉永、二、(長国) 弓師雇 一人口 大村 中村戸十郎
(ムの郡)
正保年中(忠知)杵築 馬廻 二百石 伊豫 大阪留守居 村上雄蔵
天保年中(長和) 寶蔵院鎗術馬廻 十人口 同上 同熊蔵
文政、六、(長昌)江戸 儒者 二十人口 大村 村瀬文輔
元禄年中(長重)京都 五人口 信州 村田輿作
天明、八、(長堯) 旗組 二人口 吉田 同兼太郎
延寶、一〇、(長祐)吉田 先手 五石二人口 同上 同 勝太郎
文政、二、(長昌) 町組 四石二人口 尾州 村井郡司
文化、二、(長堯) 旗組 二人口 陸奥 村松領右衛門
元文、元、(長熙)掛川 先手 四石二人口 横須賀 村松克造
文政、五、(長昌) 雨森惣兵衛組 同上 同上 此右衛門長男 村松喜多治
安政、六、(長堯) 留守居組 同上 向江玉右衛門
(ウの部)
永禄、一一、(長重)武州岩附 先手 五石二人口 下総 上野敬次郎
享和、二、(長堯) 江戸 油方 二両二分一人半口 信州 上原亀三郎
文政、元、(長昌) 先手 三両二人口 唐津 牛草源蔵
文、二、(長昌) 先手雇 二人口 同上 植松保太
(同上) 棚倉 同上 一人口 近江 宇田七五三右衛門
(同上) 町組 四石二人口 唐津 内山来蔵
(同上) 大阪倉屋敷 足軽 同上 加賀 宇野慎平
(ノの部)
寛永、九、(忠知)杵築 近習組後家老 二百石後五百石 泉州 野邊小左衛門
嘉永、四、(長国) 馬廻 五十石 亦右衛門次男 同鋿五郎
(クの部)
正保、四、(忠知)吉田 先手 五石二人口 三州 桑原尚志
寛永、九、(同上)杵築 物頭後家老 四百五十石 信州棚倉 倉橋三郎右衛門
正保、二、(同上)吉田 馬廻 二百石 阿波 黒部又右衛門
享和、元、(長堯) 醫師 二十人口 下総 倉持玄英
慶安、三、(忠知)吉田 六石二人口 三州 熊谷耕吾
寛政、二、(長堯) 先手 四石二人口 陸奥 栗田素位
文政、二、(長昌) 同上 同上 肥前 草場秀太郎
延享、元、(長庸)掛川 同上 同上 桑原弾右衛門
寛政、三、(長堯) 町組 同上 奥州 久野平太兵衛
文化、七、(同上) 高須組 同上 出羽 菅富才
文政、四、(長昌) 先手 同上 白川 栗田藤太郎
文化、七、(長泰) 同上 同上 奥州 熊田甚三郎
天明、三、(長堯) 鐵砲師 六石三人口 常州笠間 国友右源太
(ヤの部)
寛永、九、(忠知)杵築 馬廻 二百石 陸奥 山口早太
正保年中(同上) 徒士 十五石四人口 山久知文次郎
寛文、七、(長頼)江戸 小姓 同上 駿州山中 山中小太郎
寶暦、一二、(長泰) 先手 四石二人口 白川 山田勘左衛門
享保、二、(長熙) 大工 六石三人口 攝津 同 正道
天保、一三、(長相) 兵學師範 一人口 同 帰一
正保年中(忠知) 徒士 拾五石四人口 讃州高松 矢田孝序
享保、七、(長熙) 指物師 六石三人口 上野 山越慎平
天和、七、(長祐)吉田 五石二人口 遠州 山田安次郎
慶安、四、(忠知) 留守居組 同上 越後村上 同 惠助
元文、元、(長熙) 先手 四石二人口 遠江 山崎瀧右衛門
寛永年中(忠知)杵築 山廻頭取 五俵人口 豊後 安川要助
寛政年中、(長堯) 留守居組 四石二人口 奥州 山野邊七郎
正徳、二、(長熙)江戸 手廻 五両二人口 越後 矢代嘉左衛門
正徳、元、(同上) 先手 四石二人口 三州 山口儀平太
寛政、八、(長堯) 殺生方雇 三石二人口 白川 山野奥右衛門
安永、六、(同上) 寺社方詣番 一人口 遠江 山崎庄蔵
安永、一一、(同上) 表坊主見習 同上 掛川 山岡武助
文政、七、(長泰) 町組 四石二人口 肥前 山本時右衛門
安永、九、(長堯) 留守居組 同上 陸奥 山岸壽仙
文政、四、(長昌) 永江組 四石二人口 福島 山木繁太
文政、三、(同上) 来川組 同上 唐津 柳井小太郎
安永、八、(長堯) 先手 同上 陸奥 山口郡右衛門
寛政、一二、(同上) 旗組 同上 越後 同 牛太郎
(同上) 同上 同上 同 要平
天保、元、(長祐)吉田 持筒組 六石二人口 三州 山本重太
文政、五、(長昌) 近藤組 四石二人口 播州明石 山崎瀬助
(マの部)
寛永、一四、(忠知)杵築 馬廻 四百石 尾州清州 前場登
寛永、二、(同上) 徒士頭 百石 三州 松澤權左衛門
(長祐) 近習後家老 三百五十石 攝津 米渓新助
文化年中(長堯) 支度掛 二人口 宇土 牧野本右衛門孫 牧野獲
正徳、二、(長熙)掛川 先手 四石二人口 増田卓爾
寛永、一四、(忠知)杵築 厩小頭 信州 松澤濱右衛門
享和、二、(長堯) 馬廻 五十石 尾州 前場善之助
嘉永、五、(長国) 同上 同上 内記弟 牧野廉蔵
享保、二、(長熙)遠州中泉 町組 四方二人口 遠州 増田喜代蔵
享保、一四、(同上) 先手 同上 掛川 増山澤蔵
天明、四、(長堯) 普請方 二両一分三人口 上野館林 松本磯次
延享年中(長恭) 川上組 四石二人口 掛川 丸田織右衛門
元禄年中(長重) 幼雲院相手 三両三人口 三州 松澤文太郎
天明、五、(長堯) 先手 四石二人口 陸奥 丸山荘吾
文化、七、(同上) 春日組 同上 掛川 同圓蔵
延享、二、(長恭) 醫師 三十人口 伊勢 松井刀三郎
文化、一四、(長昌) 先手 四石二人口 棚倉 増子哲職
寶暦、一三、(長恭) 同上 同上 同上 松本三保蔵
文化、一四、(長昌) 同上 同上 陸奥 林右衛門次男 丸山重太
文政、四、(同上) 町組 同上 唐津 松下重蔵
文政、一一、(長恭) 瓦師 三石二人口 同上 松本常太郎
天保、三、(同上) 旗組 同上 同上 前田傳七
慶長、一九、(忠知)信州川中島 中小姓 廿石五人
後徒士頭 百七十石 肥後宇土 牧野糺
(フの部)
寛永、九、(忠知)杵築 小姓 三百石 三州福田村 福田勇
寛政、五、(長堯) 馬廻 五十石 同上 同 嘉織
享保、四、(長熙) 馬役 拾人口袴代五両 尾州 藤兵吾
天明、六、(長堯)棚倉 先手 四百二人口 奥州 深谷喜傳治
文政、元、(長昌) 同上 同上 藤田嘉七郎
文政、七、(長恭) 畳師 三石二人口 筑前 保介寛政
寛政、四、(長堯) 留守居組 四石二人口 越後 藤田熊右衛門
同上 山組 同上 棚倉 古市二喜和太
元禄、一五、(長重)江戸 足軽 三両二人口 武州岩附 藤森官次郎
文政、六、(長昌) 留守居組 四石二人口 肥前 古市集助
文政、元、(長昌) 先手 二両一分一人口 棚倉 藤田仙六
天保、六、(長會) 大工 四石二人口 唐津 古館與四郎
(コの部)
寛永、一一、(忠知)杵築 物頭 三百石 遠州伊井谷 近藤甚右衛門
文政年中(長昌)唐津 馬役 八石三人ロ 三州 六左衛門次男 同 平馬
正保年中(忠知)三州吉田 賄師 二十石四人口 同上 同 六三郎
文化、一三、(長昌) 馬廻 五十石 遠州伊井谷 甚右衛門次男 同 好太郎
寶暦、八、(長恭) 中間 一両三分二人口 白川 小林明正
正徳、元、(長熙)江戸 先手 三両二人口 掛川 小島七郎右衛門
安永、一〇、(長堯) 同上 四石二人口 白川東河内村 小林春正
文政、元、(長昌) 郷夫 十一俵二人口 唐津 小島伊三次
文政、四、(長昌) 町組 四石二人口 同上 小松勝蔵
文政、三、(同上) 杉澤組 同上 同上 小島元蔵
文化、一〇、(同上) 倉附中間 二両一分二人半口 棚倉 小池彌右衛門
元禄、一三、(長重)岩附 町組 五石二人口 武州 小島銀太郎
天明、六、(長堯) 同上 山組 二両一分一人半口 同上 小出精吉
天保、一二(長和) 留守居組 四石二人口 出羽 小柳今太
文政、六、(長昌)江戸 鳥山組 同上 駿河 小林藤兵衛
(エの部)
正徳、元、(長熙) 先手 五百二人口 掛川 海老原里美
安永、七、(長堯) 同上 四石二人口 遠州 海老原喜兵衛
文化、二、(同上) 植付方中間 一両一分二人口 奥州 遠藤刀右衛門
文化、四、(長昌) 先手 四石二人口 三州 江坂政吉
寛永、一九、(忠知)杵築 醫師 二百五十石 江口彦五郎
(アの部)
寛永、三、(忠知)杵築 児小姓 二百石
後家老 後五百石 江州雨森 雨森十郎兵衛
寛文、八、(長頼)吉田 持筒組 三州 天野才馬
享保、二、(長熙) 留守居 百石 信州松本 秋元與一郎
安政、二、(長国) 馬廻 内分々地五十石 惣兵衛次男 雨森小仲太
延寶年中(長頼)吉田 近習 百石 遠州伊井谷 近藤甚右衛門四男 浅野正右衛門
文化、七、(長恭) 醫師 十人口 丹後 阿部又男
延寶、六、(長祐)吉田 厩方 三石五斗二人口 浅野紋兵衛
文政、二、(長昌) 左官 三石二人口 奥州 秋山與太
文政、四、(長昌) 倉橋組 四石二人口 唐津 麻生芳助
文化、一四、(同上) 旗組 三石二人口 阿部常蔵
文政、七、(長恭) 百東組 四石二人口 唐津 麻生黙助
文化、七、(長堯) 先手 同上 奥州 天野官吾
(サの部)
寛文年中(長頼) 小姓後郡代 百石後二百石 信州 坂本孫三郎
延寶年中(長矩) 勘定 十石三人口 吉田 坂井大助
寛永、一八、(忠知)杵築 中老 四百石 山城 佐久間右内
(同上) 同上 徒士 二十万 常州 佐藤五兵衛
寛政、八、(長堯) 旗組 二人口 遠州 佐野菅右衛門
元文、五、(長庸) 先手 四石二人口 同上笹本 笹本芳太郎
寛文、二、(長頼)吉田 留守居小頭 十石三人口 豊後 佐藤喜多右衛門
慶安、四、(忠知)同上 持筒組 六石二人口 酒井正徳
文化、五、(長堯)大津 大津倉邸勘定見習 一人口 近江 笹本順蔵
(同上) 先手 四石二合 遠州 岩附鳴右衛門二男 細田庄吾
享保、二、(長熙)掛川 同上 四石二人口 北初江村 佐藤源助
明和、五、(長恭) 同上 同上 掛川 寒河江嘉六
安永、八、(長堯) 中間 二両二分一人半口 磐城小名濱 佐藤政次郎
寛政、三、(同上) 旗組 二人口 杵築 同 喜多治
文化、七、(同上) 同上 四石二人口 越後柏崎 坂田幾三郎
享保、七、(長熙) 厩番 一両三分二人口 豆州 佐野東九郎
文政、四、(長昌) 賄所買物使 三石二人口 奥州 佐藤賢七
文政、三、(同上) 町組 四石二人口 唐津 坂本庄之助
文化、一四、(同上)江戸 先手 三両二人口 羽州 齋藤宗右衛門
文化、三、(長堯) 會所小使 一人口 陸奥 佐藤繁蔵
(キの部)
享保、一四、(長熙) 近習組 三人口 近江 衣川金太夫
貞享、二、(長祐)吉田 小間使 七石三人口 信州 来村次郎作
寛永年中(忠知)杵築 同上 同 宗太夫
(向上) 同上 先手 豊後野田村 吉川與兵衛
文化、一一、(長昌) 同上 四石二人口 三州 松澤孫七次男 木元八蔵
文政、六、(同上) 永江組 同上 吉原又兵衛次男 木付圓蔵
文政、三、(長昌) 表坊主 一人口 来代数太
文政、元、(同上) 雨森組 四石二人口 棚倉 菊池兼太郎
文政、五、(同上) 牢守 同上 越後 木村亀太郎
(ユの部)
天保、ニ、(長泰) 徒士 六石三人口 湯浅慎治
同上(長會) 先手 鏡村郷組小頭早川嘉平悴 同 代右衛門
(メの部)
文政、七、(長昌) 先手 四石二人口 出羽 飯野勘助
文化、一五、(同上) 武具方中間 壹両三分二人口 最上 同 小助
(ミの部)
寛永年中(忠知) 射術方馬廻 二百石 備前 三宅永身
寛保、元、(長庸) 先手 四石二人口 遠州 三井百太郎
安永、三、(長恭) 同上 同上 同 勝義
寶暦、九、(長恭) 町組 同上 攝州 緑川金蔵
文化、二、(長堯) 先手 同上 伊勢 水谷銀兵衛
寶暦、元、(長恭) 中間 一両三分二人口 駿河 緑川俊蔵
文政、三、(長昌) 武具方細方 二人口 熊本 宮尾淳次郎
寶暦、七、(長恭) 中間 一両三分二人口 掛川 緑川由右衛門
寛政、八、(長堯) 先手 四石二人口 陸奥 三澤吉蔵
文政、元、(長昌)江戸 足軽 三両二人口 越後高田 宮本類蔵
文政、二、(同上) 先手 四石二人口 肥前 宮口休吾
文化年中(同上) 旗組 三石二人口 棚倉 水野小四郎
(シの部)
寛永年中(忠知)江戸 徒士 五両三人口 小田原 篠崎儀三郎
天明、元、(長堯) 先手 四石二人口 三河 志村忠司右衛門
文化、一四、(長昌) 留守居組雇 一人口 遠州 緑川太右衛門次男 柴田門吉郎
文化、五、(長堯) 旗組 二人口 伊勢 鹽田彌惣治
享保、四、(長熙)掛川 先手 四石二人口 奥州 榛葉彌太郎
寛政、七、(長堯) 富田組 同上 棚倉 同東助
文政、三、(長昌) 先手 同上 鶴田諸右衛門次男 清水柳蔵
天明、四、(長堯) 同上 同上 棚倉 鹽田辨才
文政、二、(長昌) 倉橋組 同上 進藤安村
文政、五、(同上) 留守居組 同上 播州 白江幡太夫
天保、一〇、(長和) 武具方雇 二人口 肥前 城水新作
安永年中(長恭) 中間後學館掃除 三万二人口 奥州 鹽田伊兵衛
天保、五、(長會) 大工 四石二人口 唐津 白井忠兵衛
(ヒの部)
天文、一九、長時(忠知秀政の祖父)信洲 家老 三百石 越後 百束新
寛永、一九、(忠知) 中老 貳百石 同上 同 兵衛
寛文年中(長頼)吉田 先手 五石二人口 三州 彦阪鉞太
寛政、八、(長堯) 膳焚 三両帯刀 陸奥 姫松倉右衛門
延暦、六、(長祐)吉田 旗組 五石二人口 三州 平尾健司
天明、六、(長堯) 普請方中間 二両一分二人口 東小川瀬兵衛
文政、元、(長昌) 中間 二両一分一人半口 陸奥 平野六助
(モの部)
(忠知) 江戸 中小姓後大納戸 百石 信州 森下金八郎
享保、二、(長熙)掛川 旗組 四石二人口 遠州 森田京蔵
文政、六、(長昌) 先手 同上 肥前 毛利仙治
文政、四、(同上) 同上 同上 同上 森 才助
文政、三、(同上) 料理方 同上 本山小東太
文政、一二、(長泰) 會所小使 二人口 森 銕太郎
(セの部)
寛政、一二、(長堯) 先手 四石二人口 陸奥 関根兵五右衛門
文化、元、(同上) 同上 同上 同上 瀬倉領右衛門
享保、一四、(長熙) 旗組 同上 豊後 関谷萬祝
文化、一四、(長昌) 先手 同上 奥州 関根番作
文政、元、(同上) 先手組雇 二人口 肥前 瀬戸禮助
(スの部)
天明、三、(長堯) 表詰格 十石三人口 三州 杉江頼母
明和、三、(長恭) 近習助役後馬廻 二十人口 武州 鈴木源蔵
寛文年中(長頼) 先手 五石二人口 三州 鈴木傳
正保、三、(忠知)吉田 同上 同上 病身にて扶持方差上 杉江重次兵衛
寛文、二、(同上)同上 餌差鷹匠 八石三人口 同上 鈴木利政
同上(長頼)同上 菓子方小姓目付 五石二人口 同上 杉浦與次兵衛
寛政、五、(長堯) 城小使見習 一人口 奥州 須藤傳次右衛門
文化、九、(長昌) 初金百両後金三百両献上ニ付 六石二人口 陸奥 鈴木孝之助
(同上) 父彦右衛門正乗両度ニ四百両献上ニ付文政元年許可二人口 彦右衛門悴宗兵衛 鈴木民助
(同上) 先手 五石二人口 陸奥 須藤芳蔵
享保、一二、(長熙) 同上 四石二人口 掛川 鈴木儀之助
文化、八、(長堯) 旗組 二人口 奥州 同弾蔵
文化、二、(同上) 中澤右仲組 四石二人口 三州 杉山甚五右衛門
正徳、元、(長熙)江戸 陸尺 四両二分二人口 仙臺 鈴木官六
享保、一六、(同上) 路次中間 吉田 杉山伴作
文化、一一、(長昌) 町組 四石二人口 越後松松 同齋之丞
享保、一九、(長熙)掛川 先手 同上 遠州 同 正直
寶暦、一四、(長恭)棚倉 同上 同上 陸奥 同 志賀蔵
天明、二、(長堯) 中間 一両三分二人口 宇都宮 杉山盛右衛門(鈴木)?
文化、四、(同上) 先手 四石二人口 會津 薄兼太郎
寶暦、六、(長恭) 同上 同上 陸奥 鈴木與助
寛政、三、(長堯) 城小使 二人口 同上 同與次右衛門
安永年中(同上) 陣屋中間 一両三分一人半口 常州 同小平治
天保、一五、(長国) 大工 四石二人口 白川 同 順蔵
明治、二、(同上) 同上 唐津 同 是吉
以上合計四百五十三名
(略)