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古民家ギャラリー懐古庵

新緑の庭

2021.03.28 22:00

庭木にメジロが巣を作りました。

 庭が新緑の季節になったので、散歩すると気持ちが良いです。

ドウダンツツジは、白い花が満開になっています。

黒椿が綺麗です。

椿の花言葉は「誇り」。

黒椿の花言葉は「気取らない優雅さ」。

正直、すごく優雅な花です。

側(そば)ではバラの花が咲いています。

バラの種類は「ルイ14世」です。

赤紫色で気品ある優雅さを感じます。

 黒椿とルイ14世のバラは、私が気に入って植えた物です。

 両方の優雅な花がコラボして楽しめるとは思っていませんでした。

クロモジの花が咲いています。

 シロモジの花も咲いていますが、クロモジとシロモジの花は似ています。

 伊豆天城山系の山々を一人で登山していた時、ブナの原生林で見かけたクロモジの美しさに心が癒やされ、自宅と懐古庵の庭に小さな苗木を植樹して育てたものです。

 クロモジは低木で、枝を横に張る樹形がとても綺麗なうえ紅葉すれば感動が味わえます。

アオダモの花も満開です。

 アオダモは、洋風の庭に向いた自然樹形が綺麗な樹木です。


 昨年、古民家側の庭から移植したアケビが根付いて新芽を伸ばしています。

 これから蔓(つる)を誘引して楽しもうと考えています。

 蔓を楽しめるサルナシも庭木に絡ませて、好きな様に誘引しています。

 それらの新緑を楽しみながら散歩していた時、突然、シラカシの枝から緑の小鳥が私の顔を掠(かす)めて飛び出して行きました。数日前にも同じ所から小鳥が飛び立つのを見掛けたので、巣が有るのではないかと思って確認したところ、やはり小鳥の巣が有るのを見付けました。

 シラカシの枝に、羽毛等で覆われた直径10センチメートル位の巣です。

 私を警戒して飛び立った小鳥は、近くの枝に止ってしばらくチッチと泣いていました。

 色は緑色で、あまり耳慣れしていない綺麗な鳴き声だったので「メジロ」だと思います。

 自宅の庭では、シジュウカラが良く巣を作りますが、メジロの巣を見たのは今回が初めてです。それも、少し手を伸ばせば届きそうな高さに作られています。

 以前、シジュウカラが高さ50センチメートル程の所に放置した巣箱で巣作りし、雛鳥が巣立って行きました。

 庭の樹木が全体的に低く剪定してあるので、カラス・鳩・ヒヨドリ等の大きめの鳥が宿り木にすることは有りません。直ぐに追い払われるのが判っているからだと思います。

 メジロの巣については、親鳥が卵を温めていた可能性があるので、警戒して巣を放棄しない様、確認などはしていません。

 それにしても、最近、本降りの雨の日があるので、「このメジロの巣は大丈夫だろうか?」と心配になります。

 庭先で小さな自然に触れ合っていると、か弱い小鳥さえもが力強く生きている姿に感動いたします。

モミジの木にも新芽が出てきました。

 モミジは、種類によって新芽の色合いが様々で綺麗です。

(おわりに)

 先日、自転車で街ブラをしている高齢男性が一人、以前から「懐古庵」に興味があったと言って御来店下さいました。

 生まれ育った広島地方の想い出話しを沢山して下さり、大変有意義な時間を送る事が出来ました。その方が、亡きお父様の想い出話しをして下さった時、涙ぐんでいたのが記憶に残っています。

 その様に、街ブラを楽しみながら「古民家ギャラリー懐古庵」にお立ち寄り下さると嬉しい限りです。

 暖簾をくぐり、忘れていた懐かしい生活道具に接し、幸せな想い出がよみがえれば幸いに存じます。

(追伸)

 昨夜は本降りの雨でしたが、夜半過ぎには上がりました。

 そして、早朝、外の庭から綺麗な小鳥の鳴き声がして目が覚めました。

 心が癒やされる綺麗な鳴き声だったので、自宅の庭木を宿り木にしているメジロだと思います。シジュウカラの様に何種類かの泣き声が聞こえたので、メジロも鳴き声でコミュニケーションができるのだと思いました。やはり、春は心が明るくなりますねー。

 「冬来たりなば、春遠からじ」

           (シェリー)