仕事でのストレスを減らすためには「勝手に相手に求めすぎない」
仕事が嫌になる大きな要因の一つに人間関係があります。
人間関係と言ってもかなり広くて
ピンポイントであの人が嫌い!の場合もあれば
全体的に合わない場合もあり
逆に合わないと思われて居心地が悪い状況を作られてしまうこともあります。
しかし、仕事である以上はほとんど誰かが関わってきます。
その時には仕事が欲しい、手伝って欲しい、アドバイスが欲しいなど
タイトルにもありますが
相手に何かを求めていると思います。
(拘らないで欲しいも一つです)
求めているということは期待をしていることで
その期待を裏切られる、もしくはその期待が満たされない場合にイライラしてしまったりストレスを抱えてしまいます。
仕事であれば「この書類お願い!」でわかるだろうと期待をして後輩や同僚に任せてみたら
イメージと全く異なるアウトプットで戻ってきたので、この人仕事には任せられない!と思っちゃうことはあると思います。
しかし、「この書類の何をどうやるか」を伝えていないと相手の想像に任せてしまっているので
必要なコミュニケーションを取らずに勝手に期待をしてガッカリしているという状態です。
自分自身で相手に求めるハードルを高く設定してしまっているから起きてしまっています。
もちろん、人との信頼関係は期待もあって成り立ちますので期待をしちゃダメ!という話ではなくて
期待値のハードルを上げすぎないことが大切です。
やってくれたらいいのになーとあらかじめ求めない状態にしておけば、やってくれたら嬉しいしやらなくてもそれが普通になります。
ただ、欲しいと期待してしまうから
やってくれることが前提になっているので
やってくれないとガッカリするだけでプラスにはすることが出来ません。
つまり求めずに可能性の一つ程度で見ていれば相手に対して好印象を加算出来る場面が作れるということです。
相手に常に完璧を求めてしまうと、自分が求めた枠の中でしか相手を見れないので
本当はとても良い対応をしてくれていてもそれに気づかずに、素晴らしい能力やスキルも枠外であれば霞んでしまいます。
先ほどの例で言えば
必要なコミュニケーションを取っていないのだから最低限を手伝ってもらえればとても助かる!という線引きをしている場合と
何がなんでも完璧な状態にしてもらわないと困る!という期待をしている場合では
大きく異なりますし、何より相手からしても後者だと困ってしまって
強引でワンマンな人だなと思われてしまいます。
つまり、あまり一緒に仕事をしたくない=この人のために働きたくはない、人間関係が拗れてしまいますね。
この立場の人であれば完璧だと決めつけてしまうことは多いですが、そんなことはなくて
理想と事実は住み分けて考える必要があります。
完璧な人がいないから組織として会社はあるのです。
このハードルを調整することで余計なイライラを削減して、むしろストレスを軽減出来ます。
何故なら今まで見えなかったプラスの部分が見えてくるからです。
相手が同じように完璧を求めてくる場合も多くあります。
その時はコミュニケーションの質を高めて実践をする必要が出てきますが、それが上記の例で足りなかった箇所を意識すれば確認が必要なこともわかります。
見ず知らずの知らない人に関してはそもそもそう言った対象ではないので、最低限のマナーなどは意識してそれ以外は
関心を持たなければ良いです。
これから後輩や部下が出来る人、すでにいる人
逆に先輩や上司と上手くいっていない人は
少し期待値として求めてしまうハードルを下げてみることから始めてみてください。
相手に完璧を求めない。
期待という言葉で説明不足をごまかさない。
思った通りにやってくれて当然ではない。
これだけで変わります。
期待は自分がするものであって、相手に今ある以上のものを押し付けるものではなくて
「押し付けてる」とは何を期待しているか具体的に伝えない場合です。
期待しているから仕事を投げてもいいわけではありません。
漠然と期待をしていると伝えられて
どんなに頑張って結果を出しても
気持ちの部分でしか見返りがない場合などは
都合良く使われてしまっている可能性もあります。
ストレスも溜まりやすい環境です。
期待に応えようと頑張れる方ですので
期待した仕事に対して結果を出したらしっかりと評価をしてくれる環境を探してみれば
今まで欠けていた自分自身へのプラスが加わりますので、さらに活躍が出来るかもしれません。