アマゾンで戸惑ったこと ー ふたこわたる公式ブログ「人々よ、自分の祖国を取り戻せ!」
アマゾンの先住民との出会いで、けっこうショックだったことが幾つかありました。
ちょっと強引に一言でまとめると、今回アマゾンでは僕が学んできたような「先住民の叡智」的なものには、ほぼほぼ出会わなかったこと。
シャーマンの儀式はすごい体験だったし、昔ながらの生き方の一部は垣間見えた。
でも、貨幣経済が不恰好に入ってきつつあり、数十年前に戦争と復讐の連鎖の歴史が終わったばかりであり、しかもそれを終わらせたのは帝国主義時代なら植民地化の先鋒を担っていたであろうキリスト教の宣教師だった。
畑にユッカ(キャッサバ)を植えておけば、たぶん飢えることはなくて、生命を維持するのは難しくない社会。暮らしていく(食っていく)のに必要なものは畑と森に全てあり、お金はそのためには全く使われない。
グランドファーザーやアナスタシアから触発された種類の叡智は、僕のセンサーでは全くと言っていいほど見つけられなかった。
そのことに少なからず僕は戸惑ったのでした。
(写真はPuyoのホテルのレストランにあった冗談看板。「人生は不確かなものさ。だからまずデザート食おう。」「ワインがない食事のことを、朝飯、と呼びます。」)
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でも彼らは、僕らととてもつながりたがってくれました。
顔が似ていることも喜んでくれたんだけれど、それ以上に日本人が自分たちをとても尊重してくれる、ということをとても喜んでくれていました。
「他にもこの地域に入ってくる外来人はいろいろいる。そしてその中には、アマゾンの民にまったく敬意と尊重を示さない人たちも少なからずいる。
そのことが、油田開発、鉱山、材木業者などによる森の破壊に繋がっている。
でもそのことに問題意識を持ってくれるなら、私たちは同盟関係を結んで立ち向かっていく必要がある。」
というようなことを言われたんですよね。
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本当にそうなんですよ。
彼らは彼らの土地で食っていく分にはお金は全く必要ない。
だって森に全てあるんだから。
でも、外からやってくる石油会社と対抗するには、ものすごい沢山のお金が必要になる。
だから文明社会に住む、心ある人たちと繋がる必要がある。
なんだかとても胸が痛みます。
そしてね、一方で僕らも彼らと繋がる必要はあるのでしょうか。
あるとしたら、なぜ?
っていう疑問が僕の中に湧いたのね。
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そして今のところの答えとしては、間違いなく「ある。」
この星は、沈みかけたタイタニック号みたいなもので、今船のあっち側はどんどん浸水している。こっちにいると、そのことはとてもわかりにくいけれど、データを見たら確実にそう。
そして僕らは、この星の上で持続可能な方法で生きることについて、なんというか、実践的な意味ではほとんど知らない。
彼らが貨幣経済や現代文明社会について、急ピッチで学んで生き延びようとしているように、僕らも彼らからどんどん学ばないと、多分生き延びれない。少なくともこれまでの現代文明社会は、地球上で生き残れるような構造ではない。
でも、僕らはまだ、解答めいたものはつかめていない。
それがこころにドーンと残っています。
今後の予定
■大人気のワークショップ
「好かれる勇気 〜大好きな人に好かれて生きる」
11月19日 名古屋
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12月24日 東京
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■11月19日
アマゾン&アンデス先住民を訪ねる旅 シェア会
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東京でも開催準備中
■文明社会のお金の流れを変えられるようになりたい人、集まれ〜。(仮)
12/19, 1/20 (予定)