用心棒編又の剣望くん
2016.11.16 13:11
文庫9巻読み終わりました。
またまた連載当時の思い出になってしまうけど、用心棒編又で久しぶりに剣望くんが登場したとき、実はちょっと戸惑ってました。
なんか、大分感じが違う・・・
その頃は、まだ、箱根編の剣望くんが自分の中でスタンダードだったので、坂口さんのいう「すれっからしのカンジがなくなった」剣望くんに慣れなかったんですね~
なにせ、その「すれっからしの」剣望くんが大好きだったので、ワタクシ・・・w
今では、どっちかっていうと、その「すれっからしの」剣望くんのほうがイレギュラーだったんだとは分かってますが、結構長い間、箱根編の剣望くん像に囚われてました。
そんな訳で、用心棒編又の剣望くんの良さが隅々まで分かってきたのは割合最近ですw
ともあれ、文庫9巻に収録されている分だけでも、剣望くんの魅力が随所に! 例えば、駿河北高へ転校して、一乃介さんに同伴されて登校するシーンの一乃介さんや木倉くんとのやりとり。もう、これって剣望くんならではだよね!って、たった2ページにすごい充実感が(笑)
あと、貴子さんの「剣望くんは、あれで一見フツーの一般生徒に見えて実はそうでない素性を持っているのよ。あやしまれて当然の要素は充分じゃない」ってセリフ(ここの貴子さんと、雪也の昼行燈っぷりの対比も面白い)、図らずも的確な剣望くん評になっていて好きです。
やじきたCが男装して駿河北高へ転入してきてからも(ここの苦悩してる剣望くんも好き(笑))、いろいろ語りたいことはあるのですが、それはまた次回に。