最初に決めるけど、最後に決まる。社長の給料の件
こんにちは。
glams CEOのDaisukeです。
寒い時にはヒートテックを重ね着します。
あまり2枚重ねの効果は感じられませんが、まぁ気持ちの問題です。
ちなみに、寒いとこ育ちです。
子供の頃、3ナンバーの車を見ると、「絶対社長じゃ、あれ」とか言って社長=お金持ち=凄い人 って疑いなく思ってました。
会社の経営者って、期の初めにお給料(役員報酬)を決めますよね。
で、基本的にそれは1年間変えられない。
業績が計画より上振れしても、「来月からその分自分の給料上げよう!」ってできないし、逆に下がっても「アカン、取りすぎや。。給料さげよ」ってできない。
私は小さな会社の社長をさせていただいてるんですが、前期後半からチームのメンバーも増えてきて、決算後に来季の役員給与を決めなきゃってなった時、ふと考えたんですよ。
- 事業計画通りに行ったらこれだけ利益残るからこれだけ取っておこうかな
- まてよ、利益って、売上からコストが引かれて残ったお金だよな
- うちのコストはほとんどが人件費。てことは投資だよなこれ
- てことは、メンバーに投資した以上に稼いでくれないと利益は出ないよな
- 利益でないと、俺の給料出ないよな
- あ、俺メンバーに食わしてもらってるんだ
ってなりまして。
事業を起こしたのは私です。
でも私一人では何にもできません。
ということは、メンバーに気持ちよく前向きに頑張ってもらって、幸せ感じてもらってから初めて私や私の家族は生かしていただける訳ですよ。
つまり経営者って、メンバーがそれぞれ得た結果に相応しいお給料をお支払いさせていただいて、最後残った分を有難くいただく訳です。
一方で、チームのメンバーが活躍する元ネタを、お給料をお支払いさせていただけるだけの”仕事”にしたのは創業者です。
お互いがそうやって「ありがたいなぁ〜、ありがたいなぁ〜」って思う事ができれば、相手へのリスペクトが各々の責任を果たすモチベーションにもなり、経営者が強くて労働者が弱いとか、それを前提にした偏った規制とか、それによる公平っていう名の不公平とか、そもそも職場や仕事が原因で人命が失われるとかって、なくなると思う訳です。
「上に行くほど首(こうべ)を垂れろ」
古くからある言葉は、本当にヒューマンビーイングの歴史が凝縮されていますよね。
私は今現在、上にも行っていなければ世間一般で言うところの成功者でもありません。
でも仮に将来そうなったとして、その時私がめでたく鼻が伸びていた時、その鼻を根元からへし折るために、「ありがたいなぁ」と思えているありがたさを感じている今日、こうして文字に残しておこうと思います。
PS : もう一つ、尊敬する経営者にいただいてめっちゃ刺さった一言。「三浦さん、謙虚なのはいいと思うんです。でも、卑下しちゃぁいけない。肩肘張る必要はないですが、ファウンダーとしてもっと胸張って良いと思いますよ。」
「肩肘張るな、でも胸は貼れ」
うん、これ最高!