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キレる子供にとって必要な栄養素

2016.11.17 02:20

「栄養」は心身の健康を支える3本柱の1つ  

キレる、荒れる、ムカつく、イライラする、疲れているなど、子どもたちの問題行動が低年齢化して、今では幼児期にもその一端が見受けられます。これまで、そのような子どもたちには、共通して、食生活「栄養」の面と、「休養」や「運動」という健康を支える3要因が、しっかり保障されていないという背景に気がつきます。

脳にとって大切な栄養「ま・ご・は・や・さ・し・い」

もちろん、1日のスタートを快く切るための朝の食事がしっかりしていないことは、キレる大きな原因の1つでしょう。朝食を食べていても、今の子どもの食事内容は、牛乳と菓子パン程度であったり、摂取量も少なかったり、また、時間的なゆとりもなくて、イライラ感を募らせています。また、一般的な食事の傾向も、インスタント食品やスナック菓子、肉や鶏肉の摂取が多くなり、魚や豆類の摂取が少なくなってきています。特に魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エンコサペンタエン酸)という物質が多く含まれているため、魚を食べると、脳の神経細胞の働きを良くして、脳の発達が良くなり「カッとなる」「キレる」等、攻撃的になりにくいと言われています。したがって、現代の食の内容の悪さも「キレる」原因の1つになっているようです。

脳の発達にとって大切な栄養、それは、豆類、ごま、わかめ(海草類)、野菜、魚、しいたけ(キノコ類)、いも(穀類)で、これらをバランス良く食べることが脳に良いのです。「ま・ご・は(わ)・や・さ・し・い」と覚えてみましょう。

ま  豆類:納豆、大豆、ピーナッツ、豆腐、味噌    

豆類にはレシチンという物質が含まれ、このレシチンがアセチルコリン(神経伝達物質の一種)になり記憶力に関わります。日常的に豆類を食べると記憶力が高まります。豆類にはタンパク質とマグネシウムが豊富に含まれています。

  

ご ゴマ、ナッツ類    

老化の原因となる活性酸素を防ぐ抗酸化栄養素です。また、食品添加物に含まれる有害物質と結合しやすく体内に吸収させないで体外に排出させる「亜鉛」を含んでいます。

は わかめや昆布などの海藻類   

わかめや昆布など海藻類にはカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。 カルシウムは集中力を高め落ち着きを与える働きがあります。ミネラルは老化や生活 習慣病の予防に役立ちます。

や 野菜   

ビタミンを多く含み、脳内でぶどう糖代謝に関かかわり、栄養吸収の手助けをします。 β―カロチンやビタミンCを多く含みます。 

さ 魚   

DHAとEPAが非常に多く含まれていて神経細胞の働きを良くしてくれます。脳の 神経細胞の発達に良く、うつ病になりにくくなります。また、人に対して危害を加える、 カッとする、キレるという攻撃性が低下します。

し しいたけやきのこ類

ビタミンDが豊富です。また、食物繊維が豊富に含まれ動脈硬化や大腸がんの予防に 役立ちます。

い いも・穀類   

ビタミンを多く含み、脳内でぶどう糖代謝に関与し栄養の吸収を手助けします。また、 腸内環境を整える食物繊維が豊富です。