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もりのコンシェルジュこうざ 現地講習レポート

2021.03.30 11:35


緊急事態宣言の影響で2月から延期していた本講習を、2021年3月13日(土)に開催しました。

当日は朝からあいにくの雨。当初、午前中は山での伐採体験などを予定していましたが、急遽、屋内ワーク等に変更。花脊別所町にある古民家をお借りして、実施しました。


➢ 9:30-10:00 趣旨説明、自己紹介

➢ 10:00-12:00 屋内ワーク(スツールづくり、匂い袋づくり)

➢ 12:00-13:00 昼食

➢ 13:00-15:00 はじめてのテントサウナ

参加者とスタッフの軽い自己紹介のあと、早速グループに分かれて体験スタートです。


(開会の挨拶をする花背森林空間活用協議会 代表 ケルガード慶子さん)




スツールづくりでは、北山杉の磨き丸太と、杉の小枝を組み合わせて小さな椅子を作ります。

初めて使うノコギリやナイフにみなさん悪戦苦闘。


木を切り、皮を削り、高さやバランスを調整すること約1時間。

ほっこりかわいい椅子たちができました。




一方の匂い袋づくりチーム。

お茶会のように、丸いテーブルを囲んでおしゃべりしながらチクチクと袋を縫っていきます。

出来上がったら、たっぷりの檜チップをこれでもかとパンパンに詰め込みます。実はこのチップ、香りを楽しめるように、乾燥していない生の檜チップなんです!

花背の森を持ち帰るような、豊満な檜の香りの匂い袋の完成です。

檜の香りは癒し効果はもちろん、虫除けにも効果があるんだとか。




お昼にはHANASE HIGHLAND INNのケルガードさんが作ったサンドイッチをみんなで頬張って、思い思いの場所でゆっくり休憩。



午後からは、いよいよテントサウナ体験。

このプログラムを知って参加を決めてくれたという方もいた今回のメインイベントです。


会場には西田林業さんのTerma(テルマ)、MORZH(モルジュ)、2つのテントサウナと水プールが並びます。Termaは前室が付いているのでテント内に冷気が入りにくく、MORZHはキルティング生地で室温が100℃を超えるときもあるとか。それぞれのテントに特徴があるんですね。

サウナの本場フィンランドでは白樺の枝を束ねて使うヴィヒタ。

今回は周囲に豊富に自生する杉の枝を束ねて使ってみました。



ストーブの上でがんがんにあたたまったサウナストーンに水をかけ、Tent Sauna Party 藤山さんのかけ声に合わせてロウリュであたたまります。

(Tent Sauna Party 藤山 誠さん)



小雨で寒い日でしたが、テントの中はどんどん温度が高くなり、水着姿になる参加者も増えてきました。

熱から頭や髪を守るサウナハットを、みんなで被っている様子も微笑ましい光景。

限界まであたたまった後は思い切って水プールにどぼん!!

霧立ち込める幻想的な山並みを眺めながら外気浴もしっかり堪能しました。



テントサウナ → 水プール → 外気浴 のループを何度か繰り返し、ほっこり ととのったところで体験は終了。終了後も外部からテントサウナ体験に来たという人たちが楽しそうに入っていました。


古民家に戻って感想をシェアしたあと、最後は全員で記念写真。


花背に暮らす人たちや参加者のみなさまとの新たな繋がりが生まれた一日でした。



花背森林空間活用協議会では、山間地域の森林(もり)に代表される自然資源を生かした各種サービスを、街中にお住まいの方々へオーダーメイドで提供する・できる人材の育成と地域内での仕組みづくりを目指し、「もりのコンシェルジェこうざ」などのイベントを定期的に企画、開催しています。ぜひFacebookページをフォローいただき、お気軽にご参加ください。https://www.facebook.com/MorinoConcierge


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(取材 : (株)NINI 西濱萌根、大東瑠美)