啄木鳥、こつこつ、枯れ欅

2016.11.17 13:57

北原白秋の詩、「五十音」。

学生時代は、毎週土曜日の午後、放送文化部で発声練習していた。


 水馬(あめんぼ)赤いなアイウエオ

 浮藻に小えびも泳いでる

 柿の木栗の木カキクケコ

 啄木鳥こつこつ枯れ欅


この後、サ行は、次のように続くのだが、


 大角豆(ささげ)に酢をかけサシスセソ

 その魚浅瀬で刺しました


この「その魚」をどう読むのか?

学生時代は、サ行だから、「さかな」だと先輩に教わったので、ずっとそう信じて疑うことなく発声していたのだが、最近になって、たまたまググったところ、「うお」と振っているものばかりなのに、軽い衝撃を受けている。

何か、語呂が悪い。居心地の悪さを禁じ得ない。

一度、プロのアナウンサーの先輩に、尋ねてみたいところだが、今更感も拭えないのであった。

と言ったところで、ケヤキの紅葉である。ここのは、黄色くなるようだ。