【岩殿山】桜と岩場の迫力満点!春爛漫の岩殿山へ【山梨百名山】
ようやく春がやって来た~!!
と思ったら、3月なのに夏日(25℃)と高い気温が続いております。
春は山でも新緑や花のシーズンとなるため
まさにアウトドアシーズンの本番!といった季節ですが
急な気温の変化は体調を崩しやすいので
みなさま新年度に向けて体調管理を気を付けてまいりましょう!
さてそんな春はやっぱり山でもお花見をしたいものです。
というわけでエルクスタッフで大月市にある「岩殿山」へ
トレッキングへ行ってきました。
今回の行き先については「電車で山へ行きたい」
といううちの中込店長たっての希望で電車&バスで行くことに!
山梨県人からすれば電車で山に行ったことないというのは
決して珍しい事ではないんですよね。(笑)
というわけでエルクらしくワイワイガヤガヤ行ってまいりましたので
そちらの様子をご紹介いたします!
集合は朝の甲府駅!
通勤時間ということもあり、スーツの方が多くいましたが
遠足気分でウキウキの大の大人がこちらに並んでおります。
運用されてからしばらくは経ってますが、まだ乗ったことのない新型の特急電車と今さら記念撮影。
すっかり気分はお上りさんです(笑)
ほんとは特急乗りたかったのですが、鈍行でも間に合うので普通列車で向かいます。
食欲旺盛なエルク女子スタッフが朝食を食べたり
車窓からはもう咲いている桃の花を眺めることができたりと
すっかり気分は山よりも旅気分。
そんなこんなでかわいい駅舎の「大月駅」に到着です。
ここからは路線バスへ乗って登山口へ向かいます。
実は岩殿山は駅からすぐのこのお山。
東横インの存在感がとてつもない大きいですが
岩殿山は標高は634mと、街から近い里山らしい低山となります。
大月駅から路線バスへ乗って、今回の登山口である「畑倉登山口」へ到着!
上画像:大月市観光協会ホームページより引用
今回の山行は畑倉登山口から岩殿山山頂、そこから天神山へと縦走して、稚児落としを経て浅利ルートの登山口へ下山。駅までは歩いて帰ります。
自家用車だと車の回収が面倒ですが、公共交通機関を使えばぐるっと戻ってこれる縦走コースとなります。
現地集合組と合流して、登山口で記念撮影。
今回はなんといってもエルクの看板犬である、ダンテくんも一緒に登ります!
※前後に登山者がいる場合は必ずリードを装着し、フンの回収などマナーを守って入山しています。
うすうす気になっている人がいると思うのでご紹介をさせていただきます。
こちらの青木さんは、エルクツアーの業務を担当してもらっている旅行のプロフェッショナル。
今回の山行の手配や計画を諸々請け負っていただきました!
怪しいサングラスをしていますが、細かいところまで気が回るダンディなナイスシニアでございます。
登山口から登ってすぐのところに、「鬼の岩屋」と呼ばれるスポットがあります。
登山道から少し離れますが、ぜひ立ち寄ってください。
鬼の岩屋は山中に突如現れる大きな洞窟です。
大月市には古くから桃太郎伝説があり、この岩屋に赤鬼が住んでいたという言い伝えがあるそうです。
洞窟のなかはとても広く、雨の後などには上の岩盤から滝が流れるようになっています。
こういった立ち寄りスポットがあれば、ハイキングのいいアクセントになってくれますね~。
鬼の岩屋のあたりも桜スポットとなっています。
ちょうど満開を迎えた桜を観賞しながら歩くコースはとても気持ちがいい!
もちろん写真撮影をしながらなので、なかなか前には進みませんが
見事な桜を前にすれば仕方がない事です。
ツツジもきれいに咲いてましたね。
やはり今年も花期がかなり早くなっています。
さて気を取り直して、青木リーダーを先頭に山頂へ向かいます!
山頂までは急登が続きますが、40分ほどの我慢。
山頂までのピストンであれば2時間もあれば登って降りてこれるでしょう。
岩殿山最高地点は電波塔(?)があって、あまり広くなく展望もいまいち。
その先の展望所まで進みます。
展望所手前から桜満開の気持ちの良いトレイルが続きます。
いや~ほんとベストシーズンに来れました!
山頂は越えてきましたが、山頂標識のある広場で記念撮影。
意外にもほとんどのスタッフが初登頂。
やっぱり初めての山に登れたことは、嬉しいものです。
この広場からは大月市街と富士山を望むことができます。
岩殿山は、山頂から美しい富士山が見ることができる山「秀麗富岳十二景」にも選定されています。
ここからはお楽しみのランチタイム!
それぞれ菓子パンやカップ麺で昼食を済ませる男たちとは違い、ちゃんとアウトドア料理をするのがエルク女子スタッフ。
作ったのは「桜えびのさわやかパスタ」byランドネ。
山ガール御用達の山岳雑誌「ランドネ」のホームページに載っている、”かんたん山ごはん”という連載記事を参考に作ったそうですよ。
さすが女子力高め雑誌、男は葉っぱ(ディル)乗せないもん。
ただし箸を忘れたナオちゃんは枝を箸として使う、男勝りのブッシュクラフトスタイル!
うちのスタッフは立派なアウトドア女子やってます。
ランチを食べたエルク一行は山頂広場を後にし、この山行の本番ともいえる縦走路へと向かいます!
今回の山行のハイライトともいえる、稚児落としを目指します。
しかしその手前の天神山までに二か所鎖場があります。
こちらが最初の鎖場。ダンテくんはもちろん迂回ルートを進みましたが、スタッフ全員直登でしょー!
少し高度感はありますが、足の置き場も鎖もしっかりついているので気を付けていけば大丈夫です。
ただ歩くだけではなく、岩場に鎖場とアスレチックな登山道も魅力の一つですよね。
しかしこの日は暑かった…
いくら山に強いダンテくんでも、こまめに水分補給です!
天神山も越えていよいよ稚児落としエリアへ!
すると稜線の先に大きな岩場が木々の間からうっすら見えてきます。
この大きな岩稜が稚児落としとなります。
里山とは思えない大迫力!圧巻の景色!
稚児落としの展望は素晴らしいですが、この足もとも切り立っているのでスリル感があります。
そしてこちらが稚児落としからの景色です。
奥の岩殿山山頂から、ぐる~と縦走してきた稜線がよく分かります。
標高は低いのにスケールが大きい!いい縦走路ですね~。
そこからは一気に下って浅利登山口へ到着。
登山はこれにて終了です。
駅に向かう道中も見頃を迎えた桜のおかげで、飽きずに駅まで行くことができました。
駅の近くの跨線橋から振り返れば、これまた歩いてきた縦走路が良く分かりました。
コンパクトながら花に岩場に、魅力が詰まったいいルートでした!
今回の岩殿山ハイキングは
花×山ごはん×岩場×電車旅
と春の低山ハイクだからこそ、いっぱい楽しい要素を詰め込んだ
大満足の山行となりました。
山梨には南アルプスや八ヶ岳だけではなく、岩殿山のような魅力たっぷりの中低山がいっぱいあるので
この時期は今回のようなハイキングを楽しんでいきたいです!
最近スキー山行ばかりでフィールドレポートの更新が少なかったですが
これからが登山シーズン、いい山に行ったらこちらで共有しますね。
最後までお読みいただきありがとうございました!