心底知りたいことほど知ることができない
「脳梗塞」って言葉は知っていても、どんなものなのかなんて知らなかった。
自分が脳梗塞で倒れて初めて知った。
血栓が詰まることを脳梗塞って言うのか…
ついでに「脳出血」のことも知った。
「脳卒中」のことも。
これまで生きてきて、詳しいことは何も知らなかったけど、「人間」だからそもそも他人事じゃない。
でも、そんなことばかり。
「病気」って、「人間」だからどれもこれも他人事じゃないのに、知らないことばかり。
知らないことばかりだから、自分がなったり自分の大切な人がなったら知りたいことばかり。
そして、本当に知りたいことは、知ることが出来ないことばかり。
多分世の中そんなことばかりなんだろうと思う。
でも、嘆いても仕方ないから、私は私の出来ることを全力でやっていきたい。
知りたいことを知りたい人に伝えられるように、情報を探し求める人に情報が届けられるように、微力だろうが何だろうがやっていきたい。
「あなたの身体は元には戻りません」と医師や療法士は言う。彼等はそう言うしか出来ないらしい。法律とか規制とか保身とか面倒なことが世の中にはあって、それは守らないといけないのだろうからそれはそれで仕方ない。
でも患者はそんなこと聞きたくてリハビリやってるんじゃない。
「元の身体に戻りたい」「良くなりたい」と、思ってリハビリを頑張るのだ。
その時、その「頑張り」のあと押しとしての参考情報になれたら嬉しい。
「あぁ、こういう人がいて、こういうやり方もあるのだな」と。
30歳で倒れた人間が、その後どのくらいの期間で、どんなことをして、どの程度回復したのか。
これは私が知りたくて知りたくてたまらなかったことで、だから同じように情報を探し求めている人がいるかもしれないと思ってホームページを作った。
どこかの誰かの笑顔に繋がるものを、これからも。
ホームページには、こんなこと↓をまとめています。