マイクロバブルテスト
2021.04.01 11:41
マイクロバブルテストについての説明です
1,原理
2,オーダー方法
3,回路の組み立て
1,原理
バブルテストは、奇異性塞栓を見つけるための検査です。まず、奇異性塞栓について説明します。
下肢にできた静脈血栓は、右心系を通り、肺でトラップされて消えます。ところが、卵円孔開存や心房中隔欠損症のが存在すると、血栓は左心系に侵入して、そのまま脳に流れていきます。これが、奇異性塞栓です。卵円孔は、大きければカラードプラで発見できますが、小さい場合は、見えない場合があります。
そこで、行うのがマイクロバブルテストです。検査では、写真のように組み立てた回路を使って、人工的に作ったエアーを送り込みます。
下準備として、オーダーと回路の組み立てがあります。
2,オーダー方法
動画の1:36から始まっています。
①、エコー日の決定
エコー室に、バブルテストがあることを電話で伝えて、日を決めてもらいます
②、オーダー
診療科別の中から、「マイクロバブルテスト用」を画面内にドロップします。
KING画面から、
オーダー>セットオーダー>医師別セット
診療科別の中から、「マイクロバブルテスト用」を画面内にドロップします。
ルート類と、心エコーが立ち上がります。
3,回路の組み立て
動画の2:36から始まります。
ルート類の完成図です。
必要物品です。
(まとめたものが、病棟の棚にあります。動画3:13にあります)
回路の組み立ての実演は、動画の3:25にあります。