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ZIPANG-5 TOKIO 2020 ~ 織田信長公にえらばれし町 ~ 近江八幡市の見どころ(Ⅱ)

2021.04.03 06:05

文芸の郷(信長の館)安土城天主


城郭建築研究の第一人者、(故)内藤昌氏(当時名古屋工業大学及び東京工業大学教授兼任。1993年愛知産業大学学長歴任。名古屋工業大学名誉教授)セビリア万博展示の原寸大に復元された安土城天主は内藤案によるものである。


「安土エリア」見所ご紹介


安土城跡


近江の守護佐々木六角氏の居城“観音寺”や織田信長公の最後の居城“安土城”など歴史的な舞台となったエリア。 ハイキングやサイクリングで、四季の彩りを感じつつ戦国武将ゆかりの社寺仏閣や足跡めぐりがおススメです。


文芸の郷(信長の館)



スペイン・セビリア万博(1992年)で原寸大に復元された安土城天主(5・6階)が収蔵・展示されている。 内部には狩野永徳に描かせた「金碧障壁画」を復元。金箔10万枚を使用した外壁や金の鯱をのせた大屋根など絢爛豪華な安土城が蘇っている。 このほか、織田信長関係の資料も展示。


住所 近江八幡市安土町桑実寺800番地

連絡先 0748-46-6512


老蘇の森 奥石神社



国道8号線より旧中仙道に入り石の鳥居をくぐり 、両側に杉の大木が林立する参道を100mほど進むと、正面に奥石神社の社殿が立ち並ぶ。 玉砂利が敷き詰められたゆったりした境内に入ると、静寂そのものの別世界となる。


この社、奥石神社は延喜式内社で御祭神として「天児屋根命」(あめのこやねのみこと)をお祀りしている。


本殿は天正9年織田信長が家臣柴田家久(勝家の一族)に命じて造営せしめたもので 国指定重要文化財となっている。


三間社流造で、桧皮葺の豪華の中に優美な落ち着きを持った建造物。
境内中央にどっしりした拝殿、本殿に向かって左には摂社諏訪明神社(市指定文化財)が鎮座する。



住所 近江八幡市安土町東老蘇1615

連絡先 0748-46-2481


摠見寺(そうけんじ)

 


臨済宗(妙心寺派)の寺院。織田信長が安土山に建立したものである。



住所 近江八幡市安土町下豊浦6371番地

連絡先 0748-46-2142



それでは、ここで…

近江八幡市について


近江八幡和船観光協同組合(水郷めぐり)~菜の花と桜の競演~


近江八幡市は、滋賀県のほぼ中央に位置し、琵琶湖で最大の島である沖島を有している。
ラムサール条約の登録湿地である西の湖は、琵琶湖で一番大きい内湖であり、ヨシの群生地である水郷地帯は琵琶湖八景の一つに数えられている。


古くから農業を中心に栄えてきましたが、中世以降は陸上と湖上の交通の要衝という地の利を得て、多くの城が築かれました。また、織田信長の改革精神により開かれた楽市楽座は、豊臣秀次の自由商業都市の思想に引き継がれ、さらに近江商人の基礎を築いた。


このような歴史的背景から、各時代を代表する歴史的遺産が点在するとともに、風情が薫る景観は、今日も各所で受け継がれている。




「八幡堀周辺エリア」見所ご紹介


安土城落城後、1585年豊臣秀次が城を築き近江八幡の町は開かれた。
まちづくりのシンボルでもあり時代劇のロケ地としても知られる八幡堀、風情と情緒ある近江商人の町並みやヴォーリズ建築等々、見どころの多くが徒歩圏内に位置している。
まずは、気軽に町中散策でお楽しみを…。 


旧西川家住宅(重要文化財・旧近江商人宅)



江戸時時代の町並みの面影を残す新町通りの歴史民俗資料館の隣りに一軒民家をはさんで旧西川家住宅がある。



典型的な近江商家の面影を残すこの家は、店の部分と居宅部分に分かれており、突き出した座敷玄関を持っているのが特徴。壁を黒く塗り、トガ材(つが「栂」)を使った京風建築の2階建家屋は、どっしりとした構えで、江戸時代中期頃の建築と推定される。


見かけより奥行きが広く、庭に植えられた木々の周りに飛び石が巡らされ、地面には苔が生えていまる。近江商人の隆盛ぶりを偲ぶことができ、国の重要文化財に指定されている。



西川利右衛門について 西川家は屋号を大文字屋と称して蚊帳や畳表を商い、江戸、大坂、京都に店を構える…。現在資料館として入館できる施設は3代目によって宝永3年(1706年)に建てられたもので、昭和58年1月に国の重要文化財に指定され、昭和60年10月より33ヶ月の工期を経て、改修された。


昭和5年に後継者が無いまま11代目が亡くなり、約300年にわたって活躍した西川家は終焉を迎える…。 西川家の家訓は「先義後利栄・好富施其徳」。義理人情を第一とし、利益追求を後回しにすることが商売繁盛となり、得られた富に見合った人間形成を行えと説いている。


住所 近江八幡市新町二丁目19番地

連絡先 0748-32-7048​​​​​​


ヴォーリズ記念館



伝道や建築、医療、教育、社会事業と幅広い分野で活躍した近江八幡市の名誉市民第1号「ウイリアム・メレル・ヴォーリズ氏」の記念館。 彼が生前に生活していた住宅で、建築精神を見ることができる。 市内に点在する洋風建築物の多くは彼の設計によるもの。 内部では遺品や資料を展示している。


住所 近江八幡市慈恩寺町元11

連絡先 0748-32-2456


近江兄弟社メンターム資料館



(株)近江兄弟社 本社1階ロビーを「メンターム資料館」として無料開放し、創業者であるウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏の歩んだ足跡を写真パネルで展示。 また、ここで販売している近江兄弟社商品の売上代金は全額をチャリティ基金とし、社会福祉団体や、近年では東日本大震災の復興支援のために活動されている団体等に届けられている。

 


住所 近江八幡市魚屋町元29 (株)近江兄弟社 本社1階ロビー

連絡先 0748-32-3131


八幡堀めぐり



桜や花菖蒲が植えられ、四季折々の風景が楽しめる。 白壁の土蔵が建ち並ぶ八幡堀の心安らぎ、情緒あふれる景色を船の上から感じてください。

・12月~2月は完全予約制(前日までに要予約)


住所 近江八幡市多賀町743

連絡先 0748-33-5020


日牟禮八幡宮



古くからこの神社は八幡商人の信仰を集め、左義長、八幡まつりは全国的に有名である。社宝にはベトナムまでその活躍場を求めた八幡商人の代表格西村太郎右衛門が奉納した「安南渡海船額」をはじめ、重要文化財が多数保存されている。


例年3月には「左義長まつり」4月には「八幡まつり」が開催され、この時期近江八幡は他府県から参加の大勢の人たちで賑わいを見せる。

( 「左義長まつり」「八幡まつり」は、前号のリンク記事をご参照されたし…)
交通/JR近江八幡駅より「長命寺行き」バス 「大杉町」下車すぐ


住所 近江八幡市宮内町257

連絡先 0748-32-3151



「近江八幡郊外 エリア」見所ご紹介


城下町を囲むように位置する名所旧跡に少し時間を取って足を伸ばせば、近江八幡の魅力はさらに深まる。


長命寺



僧恵慈(そうえじ)および葛城臣(かつらぎのおみ)らを従えて道後に来浴された聖徳太子
当Webサイト聖徳太子 外伝より(巻末にリンク記事添付)画:長谷川竹友



市の北西端、長命寺山(333m)の標高約250mの山腹にある寺院。
西国三十三カ所第31番札所で、「八千年や柳に長き命寺、運ぶ歩みのかざしなるらん」という詠歌のとおり、「寿命長遠」の御利益があるとされている。


3世紀後半から4世紀初頭の景行天皇の時代、武内宿禰(すくね)がこの山で長寿を祈ったといい、開基は聖徳太子と伝えられる。聖徳太子は諸国巡遊の途上、この山へ立ちより柳の木に観世音菩薩を感得した。


平安時代前期に寺院の基盤ができたと考えられており、その後、近江守護佐々木定綱(さだつな)が戦死した父の菩提を弔うために、平安時代後期に本堂をはじめ、釈迦堂・薬師堂・太子堂・護摩堂(ごまどう)・宝塔・鐘楼・仁王門などを建立。現在の社殿は戦国時代中期に兵火で焼失したあと再建されたものである。



湖岸のそばから808段といわれる長い石段を登ると、諸堂の屋根の線が美しく重なりあっている。千手観音を本尊とし、聖観音・十一面観音・毘沙門天など多くの国指定の重要文化財が安置されており、その他、建造物のすべてが県あるいは市の指定文化財になっているという由緒ある寺院である。


ご本尊千手十一面聖観世音菩薩は健康長寿、無病息災を授けて下さる有り難い観音様である。



本堂三重塔など重文の建つ境内から琵琶湖が一望でき四季を通じて多くの参詣者が全国から訪れ、湖辺近くの山腹風景も美しい。



「近江山河抄」 で白洲正子さんは、近江の中でどこが一番美しいかと聞かれたら、私は長命寺のあたりと答えるであろう、と書かれている。 


<重文>本堂 三重塔 鐘楼 護摩堂 絹本著色紅波璃阿弥陀像 絹本著色勢至菩薩像 絹本著色釈迦三尊像 綿本著色涅槃像 木造千手観音立像 木造 地蔵菩薩立像 木造毘沙門天立像 木造聖観音立像 木造十一面観音立像

●西国三十三カ所

●近江七福神「毘沙門天」


住所 近江八幡市長命寺町157

連絡先 0748-33-0031


加茂神社



日本の「気」が集まる地に災いを封じ込めるため陰陽道にて創建された屈指の神社。
日本の馬の聖地として縁結び、子授、安産の神社としても有名です。
御猟野乃杜(みかりののもり)



・賀茂神社は全国随一[馬・馬事・競馬・乗馬]守護神として鬼門封じ、方除け守護、交通安全・縁結び・安産の神様 等さまざまな事で信仰を集めています。



歴史的には、1090年、蒲生郡の船木庄半分を上賀茂・下鴨両社の競馬料として寄進されたことに始まるこの祭礼は、7頭の神馬によって7度の足伏の走場が行われる。砂利を敷き詰めた馬場を神馬が勇壮に駆け抜ける様は、大声援があがり見事である。


住所 近江八幡市加茂町1691

連絡先 0748-33-0123


永源寺温泉 八風の湯



愛知川の自然が一望できる露天風呂を備えた癒しの湯。泉質は別名「美肌の湯」といわれる単純温泉。 微弱黄、微弱水素臭・微塩味で刺激が少ない泉質で、子供から年配の方まで万人向きの入浴しやすい温泉である。 入浴後、特に女性は肌のスベスベを実感できる。


臨済宗大本山永源寺の門前に位置する、素晴らしい大自然に囲まれた永源寺温泉「八風の湯」は、旅館のようにゆったりくつろげる日帰り温泉。観光の途中で気軽に立ち寄るのも一興だ…。


住所 東近江市永源寺町高野町352

連絡先 0748-27-1126



「近江八幡駅周辺エリア」見所のご紹介


近江八幡駅周辺から八幡堀周辺までのエリアには滞在や周遊に便利なサービス、地元特産品の銘店などが軒を連ねる。


近江八幡観光ボランティアガイド協会



住んでよかったまち 訪ねてよかったまち もう一度訪ねてみたいまち「近江八幡」をご案内。
近江八幡の「名所、名物、自然、歴史文化」等々、多くのものに触れて頂くため、そして、このまちのことを多くの人に知って欲しい、伝えたい。
ボランティアガイドの皆さんはそんな気持で取組んでいる…。


住所 近江八幡市鷹飼町無番地近江八幡駅北口観光案内所内

連絡先 0748-33-6061



琵琶湖・近江八幡関連情報のリンク記事をご覧ください。


ZIPANG-3 TOKIO 2020 ~令和元年日本遺産認定~「1300年つづく日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~」

https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6291655/


ZIPANG-3 TOKIO 2020千年の時を経ても人々を惹きつける「琵琶湖八景 竹生島。神秘的な美しさを秘めた島として平家物語にも登場!(第一話)」

https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6066317/


ZIPANG-3 TOKIO 2020 聖武天皇への天照皇大神のお告げ「江州の湖中にある小島は、弁才天の聖地である。寺院を建立せよ。国家泰平、五穀豊穣、万民豊楽となるであろう(第二話)」

https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6072605/


ZIPANG-3 TOKIO 2020「天女降り立つ浪漫の島 竹生島 宝厳寺(第三話)」

https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6078671/


ZIPANG-3 TOKIO 2020 住職語り『面白の島の四方山話』(第四話)

https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6086483/


ZIPANG-3 TOKIO 2020 「 ~弁才天の聖地 琵琶湖~ 『竹生島 宝厳寺』(第五話)」

https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6091406/


ZIPANG-4 TOKIO 2020 令和二年古今折衷~3000年の時を越えて「重要文化財、道後温泉本館~火の鳥~をシンボルに『道後REBORNプロジェクト』を展開中!」聖徳太子 外伝

https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/7528735/


ZIPANG TOKIO 2020「自然とともに!建築家 藤森照信建築作品 と(公社)インテリア産業協会設立35周年記念インテリアフェスティバル2018」のご案内

https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/4366578/


ZIPANG-4 TOKIO 2020ガレ&ドーム アール・ヌーヴォーのガラス展~美しく復原と創造を遂げた圧巻のヴォーリズ建築~

https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/10970546/



編集後記にかえて

セビリアの想い出

小生にとっては大変に懐かしい安土城天主…。
思い起こせば 1991年愛知県住宅関連産業協議会(会長:豊田章一郎)企画委員会の末席を汚しておりましたが、欧州インテリア・建築視察14日間の旅の企画を仰せつかり、大西匡団長のご意向を踏まえ視察先に選んだのがスペイン(セビリア万博、アルハンブラ宮殿、コスタデルソルのリゾート地とバルセロナではガウディの建築、翌年に行われる建設途中のオリンピック会場、選手村等)更にフランス(パリ西部近郊の職住一体の都市再開発地域「ラ・デファンス」、パリ10大プロジェクト、住宅展示場等)という超ハードスケジュール(研修漬け(>_<))の14日間であった。


そんな中、砂漠でやっとオアシスを見つけた時のような感覚…今でもはっきりと記憶に残っているのが、セビリア万博における日本のパビリオンだった。安藤忠雄氏設計による木造建築は勿論であるが、パビリオンの中央に鎮座した金と朱の『安土城天主』でした。特に内藤氏には日本インテリア学会等でお目に掛かかり、ご指導いただいたこともあり尚更かもしれませんが・・・


ところで、日本のパビリオンでスペインの人たちを驚かせたのは、何だったと思いますか⁉
『所変われば木の葉も変わる』ではないけれど、それは建築中の日本の職人技⁈だったんですね~。


鳶職の人たちがパビリオンの高い所をへっちゃらで命網もなしに、まるでサーカスや曲芸を見ているかのようにひょいひょいひょいと木から木へ飛び移り木を組み上げていく、スペインの人たちはその姿をみて日本から忍者がやって来た!と大騒ぎになり、その様子をマスコミが新聞やテレビなどで取り上げたものだから堪りません。


話題が話題を呼んで万博が始まる前から見物客…話題沸騰!
いざ開館すると日本のパビリオンの中央には黄金に輝く『安土城天主』が(まさに黄金の国ジパングの再来)・・・想像してみて下さい…こんな演出は、人間が意図して出来るようなことではありませんよ~。


きっと、雲の上から織田信長公の執念が導いた…としか考えられない・・・。そのお陰か⁈日本のパビリオンは開館すると長蛇の列、地元スペインのパビリオンを凌ぐ人気だった・・・


水に飢えた小生は、関係者入口から早目に見学(否、視察でした…)して、スタコラサッサと水を上手に使ったモロッコのパビリオンで、憧れの映画「カサブランカ」の香りを探し求めていたのでした・・・


時を越えて…織田信長公と内藤 昌博士の執念が結実した
『安土城天主』安土にてご覧になって下さい・・・(合掌)



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(順不同・敬称略)

一般社団法人 近江八幡観光物産協会
〒523-0864 滋賀県近江八幡市為心町元9−1(白雲館内) 電話:0748-32-7003

公益財団法人 近江兄弟社
〒523-0806 滋賀県近江八幡市北之庄町492電話: 0748-32-5211

近江八幡市役所
〒523-8501 滋賀県近江八幡市桜宮町236電話: 0748-33-3111

公益社団法人びわこビジターズビューロー
〒520-0806 滋賀県大津市打出浜2番1号「コラボしが21」6階 電話:077-511-1530



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