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ピアノ弾きの覚書

10

2021.04.01 21:45



こんにちは。

たまには音楽のことも書こうか、と😅




今年はいつになくピアノと向かい合っています。

自分に強要したり、無理せずに、自然に子供の頃のようにピアノの前に座っています。



イタリアはロックダウンで、規制もコロコロ変わり、州ごとに規定も異なったりして外出していいのか?いけないのか?イタリア中わけわからない状態です。

でも基本的に我が家は家の中で作業するのが当たり前の職なだけに、外出しないのもそう苦でもありません。

逆に落ち着いて勉強をすることができるのでストレスになりませんね。



さて。

私の手ですが、いたって標準です。

今の若い年代の人とは異なり指が長かったり、手自体大きくないです。



そこで困るのが今日のテーマの10。



10度、届きません。

こればっかりは悔しいですね。最近の学生は10代で余裕で10度掴めちゃう子が多くて、その手があったらもっといろいろできるのに、、、と嫉妬したくなります。


でも不思議なことに、同じ10度でも届くものと届かないものがあるというのも事実。

ラフマニノフのPコンチェルトやリストのソナタで出てくる10度は、勉強している間に届くようになりました。

ただ、早く動くパッセージでの10度はさすがに無理です。スクリャービンのエチュードとか絶対無理、、、というものが多いです。


ではどうするか?

音楽の流れの中でアルペジオにしたくない10度のものは、潔く諦めます。

和音の響きの意味が変わってしまうのを避けるため。



自分で言うのもなんですが、妙なところでこだわりがあって、そこは絶対に許せない、譲れない、と言う私の中での線引きがあるんですね。頭硬いよ、と言ってしまえばそれまでですが。



今勉強しているブラームスにも出てきていて、悩まされています。

でもこれは絶対に掴めるようになる、と心に誓って。

諦めないぞ、10。




あなたの手は?10度?はたまたまそれ以上届く手ですか?