デジタルデトックス〜スマホのない生活〜

2021.04.04 09:00

さてさて、前回のつづき。


約2週間前、私はiPhoneを紛失。

しかも10日間の旅先での初日の出来事でした。


iPhoneを落としたのは初めてで、

『iPhoneを探す』という機能の大切さをつくづく感じた。(この時私のiPhoneの位置情報はoffでした…涙)


お店やタクシー、ビルの管理会社、警察署、、心当たりのある場所へ連絡をし、あらゆる手段で探し回ったけど、結局その日は見つからず。


その時は一緒にいてくれる人がいたので、電話したり、ネットで調べたり色々できたけど、これが1人だったらと考えると悲惨だったな〜


とりあえず、10日間何をしたかは置いておいて、スマホのない生活に焦点を絞って書いてくね。



スマホのない生活

①連絡手段

基本的に最近の連絡手段はほぼLINE。電話番号なんか覚える必要がないので、連絡したい人の番号が分からない…

昔は友達の実家の電話番号とか普通に暗記してたのにな〜(ちなみに相方Yumiの当時の実家の番号は今でも覚えてる笑)

覚える努力も怠っていることを痛感。


しかし、この時に便利だったのがSNS。

インスタ休止してたけど、連絡したい人は全てインスタで繋がっていたので、一瞬だけSNSを復活しました。PCをお借りして。

(もはや最近の連絡先交換はインスタの方が多いのでは。)



②公衆電話

一人の時に連絡したい時は、メモした番号を握りしめ、公衆電話を探す。

今や公衆電話はだいふ減ってきてるみたいだけど、ありがたかったな〜。

災害時にも公衆電話は必須なんだろな。


それにしても、10円で話せる時間は一瞬だった。いつの間にか200円とか使ってたもん。

あとから公衆電話の料金について調べてみたら、電話する相手と自分との距離によって10円で話せる時間が変わるみたい。遠ければ遠いほど話せる時間は短い。初めて知った。

= 余談 その1=
私はボタンフェチ。(電話とかエレベーターとか押すボタン) しかも、一番好きなボタンが黄緑の本体で銀色のボタンがついてる昔ながらの公衆電話のボタン!!!
そう、この時久しぶりに押せたのです!!感動したーーーーーー笑 はい。


③カメラは写ルンです

そうかー。写真も撮れないのかーーー。

と、スマホの偉大さに気づく。基本的に写真好きなので、まあこんなにも写真が撮れないことにモヤモヤするなんて。

ということで、久しぶりに写ルンですを購入。27枚しか撮れないという貴重な枚数を惜しみながらシャッターを押す。

現像が楽しみだ。



④スマホへの意識

無くした日から、2.3日はまだ見つからないかな〜とか、誰かから連絡来てないかな〜とか不安があったけど、なぜかそんな気持ちは薄れてきた。

逆に、こんな状況じゃないとスマホのない生活なんか送れないなと思い、逆に楽しんでみることにした!(こんなこと言ってますが、旅先だったのでたくさんの人に助けてもらい、迷惑をかけてるんですよね…反省。)


目的地までの行き方は、事前に調べてもらいメモ。待ち合わせ場所と時間は細かく決めて。紙とペンは必須だったな。

ある時は、目的地までの地図を手書きで書いてもらったことも。


5日目くらいになると、スマホがないことに少しずつ慣れてきてあまり考えなくなった。

今まで使ってたものが急になくなるとやはり不便。だけども、ないならないでどうにかなるんだなってことも実感。

たくさんの人に助けられたし、知らない人に声をかける勇気も久々味わえたし、これだけは抑えておかないといけない事など考えることもなんか楽しかったな。

助けてくれた皆さま、本当にありがとうございました!私も困ってる人がいたら全力で助けようと思う。


 

⑤暇な時間

あれ…?暇だな、、やることがないぞ、、

基本的に電車の移動時や待ち時間、家の暇な時間はスマホを触ってたから、なにをしたらいいか分からない…笑

(他の電車に乗ってる人たちを見ても、基本的にスマホを触ってる人がほとんど。)


そこで、おすすめされたのが本。


普段私は、本は全く読まない人で、むしろ本とか読めないという苦手意識があった。


私の尊敬する人は、本をよく読む。

しかも難しそうなやつばっか。

その中で、私でも読めそうな本を何冊か貸してくれた。


それから、暇な時間は本を読むことに。


意外と読めたし、面白い。

まだ3冊しか読んでないけど、本を読み始めて気付いたのが、集中力がいるということ。

何かに集中することって最近なかったから、いい発見だった。(これから集中力も鍛えていこ。)


普段、本屋さんに行っても旅系のコーナーしか立ち寄らないけど、自然と他のジャンルも見るようになった。

この際、この状況だからと『スマホ脳』を購入。スマホが人類に与える影響について書いてある。分かりやすくなかなか面白かった。

やはり、デジタルデトックスは必要だと。

これを機に本を読むことを日常に取り入れようと思う。

これは私にとってなかなかの進歩!

(本を読むくらいで何を言ってると思ってるかもですが、私にとってはなかなかの成長なのです)





この生活をしてから、色んな人に

「スマホ無くしたらいつまで待てる?」

と聞いてみた。


すると答えは、

「せいぜい3日かな〜」

「いや、次の日には買うかな〜」


ほとんどの人が3日以内でした。

それほど、スマホは日々の生活の中で大切なものだと言うこと。




みなさんは、スマホを無くしたらいつまで待てますか?






だらだら書きましたが、

スマホのない生活は案外悪くないものだと実感。(余暇中の出来事だったってのもあったのかな) 

今までどれだけスマホの機能に頼っていたのか、スマホがないと何もできない無能さとか、スマホがないだけで不安になる感じとか、看板や目印を見ながら田舎者が上京してきた時のようにそわそわ目的地までたどり着く感じを味わえたりとか。

便利な時代になったと共に、生きる力がすり減っていってる感じがしてなんか心が悲しくなったり笑

またあの時みたいに修行したくなったな〜

(※過去記事 屋久島修行記 へどうぞ)

たくさんの人の助けがあってこそ生活できたスマホのない10日間。(なんか大げさかもやけど、それだけスマホの存在って大きいって実感したもん。)

そしていろんな人から、大変だったね、何か力になるよ、と心強い言葉をいただき、私の知らないところでスマホを探してくれてたり、心がすごく温まった。


感謝ですなほんとに!!



まあ、福岡に帰ってきた今もないんだけど。

なんとなく面白い経験ができたなと思ったので、ここに書いてみました。


便利であることがスマートで良い。という風潮である今、便利さを追求するあまり心まで簡素化していかないようにしようと実感した。



以前、なにかのテレビ番組で俳優の森山未來さんは、携帯を15年以上持ってないと言ってたことを思い出した。

それを見た時は、絶対あり得ない!!と思ってたけど、持たない理由とか案外共感出来る部分があるなって。まあ、15年以上はさすがに厳しいけど…笑



今回は、タイトルのデジタルデトックスと言うよりは、物理的にデトックスせざるを得ない状況でしたが、何かしらプラスになるものがあった気がします。

(始める理由や、デトックスする範囲、感じ方はもちろん人それぞれ)



みなさんも、デジタルデトックスやってみてはいかが?



= 余談 その2=
話は全然変わりますが、私は名探偵コナンの映画が大好き。ちょうどこの時期になると毎年映画が公開されます。2020年は延期され、それもあってか、現在Huluではコナンの過去の映画がたくさん配信されています。その中でも、私が一番好きなのが『ベイカー街の亡霊』。デジタルデトックスと言いながら、これだけは我慢できず今日観ちゃった…しかし、、やはり、、最高に良い。観たことない人はぜひ、ぜひ、観て欲しい。

最後に ▶︎ 最新作劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』2021年4月16日(金)公開です!


それではまた!!