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アガベシロップ、危険な甘味料

2021.04.05 19:29

ヴィーガンか否かにかかわらず

栄養関係者であればおそらく買わないであろう甘味料が存在します。

タイトルに答えがもう出てしまっていますが😆

アガベシロップです。

アガベシロップといえば、むしろ良さげな噂を聞きませんか?

低GI、血糖値をあげない甘味料♪

ですよね。

嘘じゃないんです。

ものは言いようで、商品としては上手にマーケティングされています。


では、

なぜアガベシロップは低GIなんでしょうか。

それはアガベシロップの甘さは97%程度がフルクトース(果糖)だからなんです。

GIとはグリセミックインデックスの事で、

そもそもブドウ糖を計測するための物差しなんですね。

果糖はブドウ糖ではないから数値を高めず、低GIとなります。

血中のブドウ糖の濃度もこれを食べた瞬間に上昇するわけではありませんが、

とんでもないツケが待っています。


まず、人体が細胞で使えるエネルギーは

そもそもブドウ糖やケトン体なんですね。

果糖は血中に入っても細胞が使うことができないため、100%肝臓へ直行します。

そこでその人が必要以上にカロリーを摂取しがちな人で、翌日使うグリコーゲンも蓄えているとしたら、果糖は脂肪に形を変えて保管されます。

無事脂肪として蓄えられた果糖はその人がお腹が減っても食事をせずに行動し、

予備のエネルギー源、炭水化物の貯金である肝臓や筋肉のグリコーゲンまで使い果たしたら

やっと燃焼される機会を得られます。


怖いでしょ?

完全に肝臓に代謝を委ねた甘味料、アガベシロップ(やコーンシロップ)

これ、何かと同じですよね。

はい、アルコール!!

果糖はお酒を飲まない人の脂肪肝の大きな原因となります。

脂肪肝とは、まぁ、フォアグラといえばイメージできますでしょうか。

お酒を飲まない&見た目が痩せている人でも

精製された果糖を含むものを習慣的に摂取していれば脂肪肝になります。

現代人の肥満は、外見からはわからない場合も多いのですよ😵


アガベシロップは飲まないと思いますが、

ハイフルクトースコーンシロップの入ったソフトドリンクはどうでしょう。

お子さんにウォッカは与えないのに、

ソフトドリンクは与えていませんか?

肝臓(や体全体)への負担は同じようなものなんです。

果糖はいろいろなお菓子、加工品に添加されてどこにでも潜んでいます。

ここでいう危険な果糖とは果物そのものに含まれる状態の果糖ではありません。

果糖だけを取り出したシロップや甘味料の事です。

果物の果糖は他の栄養素とセットになっているため、同じようには扱われませんが

すでに脂肪肝や痛風に悩んでいるのでしたら

ブドウやマンゴーのような”甘い果物”も、私はおすすめしません。

ベリーやすっぱいさくらんぼは大丈夫です。

健康な人はどんな果物ももちろん食べて体丈夫ですよ。


最後に

低GIシロップを避けた方が良い理由をさっとまとめます。

ー果糖が肝脂肪や内臓脂肪の原因になり、

ーそのうちインシュリン抵抗の原因にもなり、

ーそのうち腹囲を大きくすることから肥満、糖尿病に悪影響を及ぼし、

ー果糖そのものが痛風や炎症にもよくない。

残念ながらアガベシロップは最低の質を備えた炭水化物なんです。


食べた瞬間には上昇しなくても

肥満になり細胞でインシュリン抵抗が起これば血糖血が高くなるのは時間の問題です。

一方、白いお砂糖はあれだけ体に良くないと言われていても果糖は50%なんですよ😲

つまり半分ブドウ糖ですのでアガベシロップより、マシです。

でも同じシロップでも種類によって糖分の種類は異なりますのでご安心ください。

例えば、お米のライスシロップはほとんどがブドウ糖ですので

その選択肢があるならライスシロップの方が使われるエネルギー源になるでしょう。

ブドウ糖はすこしぐらい多くとっても、動けばしっかり細胞で消費できますからネ❣️