鼻うがいの有効性
2021.04.06 11:30
次亜塩素酸水の空間噴霧が話題に上がったことがありましたが、もともと私たちの体内の貪食細胞は、次亜塩素酸を使って異物を消化しています。
次亜塩素酸は、異物を攻撃する貪食細胞にのみあると思われていましたが、実は上皮細胞からも生成され、抗ウイルス作用を生み出していることがわかっています。
鼻粘膜 上咽頭の粘膜は塩化物イオンがあると次亜塩素酸を生み出し体を防御しているのです。
「鼻うがい」はウイルス予防基本対策の1つです。
「鼻うがいは 痛そう 怖そう」というイメージがあると思いますが
フロー・サイナスケアは人体にとても近い成分(等張電解質液)なので、とても低刺激です。鼻水と同じ様な成分と考えてください。慣れたら気持ち良く感じます。
※防腐剤•香料などは入っていません。
鼻うがいは上気道感染を減らします。
スクイズボトル(高圧)で上咽頭部を洗浄することが大切です。
お子さんでもできますし、この液をほんの少量5ccを鼻に垂らしてあげるだけでもお子さんにとっては鼻うがいになります。
【気をつけることとしては急性中耳炎、滲出性中耳炎、声帯麻痺、誤嚥を起こしやすい人、膿性鼻汁の多い人は、鼻うがいは禁忌です。】
歯科医師としてオーラルケアについて今まで色々とご紹介してきましたが今回は
ネイザルケアについて少しでもご興味を抱いていただけたらと思いお話ししました。