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西宮市山口町郷土資料館

昔のくらし(茶の間)

2021.04.07 00:25

★炊いたお米の保存には、、、

お櫃(おひつ)…杉材製のご飯入れ。冬の寒い時期には、ご飯が冷めないように「稲わら」で作った「②飯びつ入れ」に「①お櫃」を入れて保温しました。

夏は炊いたご飯が腐りやすいので、お櫃を使わず、竹製の「飯かご」に入れ、井戸の上など涼しいところに置いて(ぶら下げて)いました。


★昔のアイロンは、、、

意外とアイロンの歴史は古く、紀元前2000年頃にはすでにあったそうです。

日本では、平安時代に、丸い器に炭火を入れ、その熱と重みで布のシワをのばす「火熨斗(ひのし)」が中国から伝わりました。

「こて」は、先の部分を火鉢に差し込んで熱してから、衣服に当ててシワをのばしました。

熱加減には気をつけないと、布が焦げてしまいますね。

このアイロンは、内部に炭火を入れ、今のアイロンのように使用しました。

内部には石綿が張ってあります。


★灯り、、、灯油ランプ

「明」この漢字の由来は、「日」=窓の象形+「月」=月明かり、つまり、窓から差し込む月の光から来ています。時代劇なんかでは、行灯(あんどん)とかで、さも、部屋全体を明るくしているように見せていますが、そんなの無理です。行灯に比べて「灯油ランプ」は明るくはなりましたが、それでも、明るいのは灯のともっている付近だけなので、竹筒の上にランプを乗せて効率よくしてました。下のランプは、朝ドラ「おちょやん」にも使われていました。