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9-GATE Motor cycle maintenance/modefy

純正に拘る

2021.04.07 02:52

とても大事なことですが、旧車となると維持だけでもなかなか困難になってきます。

その一つの難関に、リペアパーツの枯渇があります。

メーカーがもう存在してない。メーカーですでに生産中止になっているなど

理由は様々な訳で、

修理ついでに社外品でアップデートってのも大いに「アリ」な選択ですが

見た目も大きく変わってしまったりすると、ちょっと躊躇してしまいますよね。


GPz1100Fのオイルクーラーホース。

純正はカシメられているゴムホースになってます。

1982年から多分一度も交換されていないであろうゴムホースは

39年の歳月をず~っとエンジンからの油圧に耐えていたわけですが

ついにご臨終。


ゴムに弾力は全くなく、ヒビ割れし、ついにはオイルが漏れだしてきました。

こうなると交換するしか方法はないわけですが

カワサキ純正部品はとっくに廃番となっております。

で、アールズなんかの社外オイルクーラーキットを取り付けちゃえば問題解決となるわけですが

オイルホースがシリンダーブロックのサイドを取り廻す感じになり大きく見た目も変わるし

なにより純正のフロントフェンダーをカットしなければなりません。

って事でオーナー様からのお許しはもらえず。

ということで


オイルホースを交換し、再カシメして制作。

取り出し口が特殊な形状なので、取り出し口は再利用となります。

黒いカシメがあれば完璧だったのですが、黒は無かったのでやむなし。

これで、取り回しも純正、見た目も純正っぽく修理しました。


Zなどの古い車両やSRX、BSA SRのようにオイルホースを採用している車両ですと

経年劣化とともに必ずいつかは訪れる事象です。

漏れ出す前にやるもヨシ。

社外に替えるもヨシ。

今回のように見た目を純正と極力変えることなく治すもヨシ。

お困りの方、ご相談に乗ります。

ちなみにオイルホースの修理には納期おおよそ1週間ほどお時間を頂戴しております。

価格はホースの長さや様々な仕様の違いで変わりますのでご相談ください。