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「曖昧な記憶」

4月7日

2021.04.07 03:11

往復書簡”的なものをやろうよ、と提案したのはわたしの方です。

 

今回、TILITILIが新曲を発表した件につき

曲を聴いた素直な思いを、レビューとして綴らせていただきました。

 

それを読んだヤスくんから

“メンバー1人1人に触れてもらえる文章を追加でお願いできないかな?”

といった返信がありました。

 

嬉しい返信でしたし、もちろん、いくらでも書けます。

さかのぼってTILITILIのライブを初めて見たのは2011年12月、場所は東京・新宿ロフト。

岩手・宮城の沿岸部のアーティストが出演するイベントを見に行った時、ライブが終わったTILITILIに声をかけました。多分その時は、ベースのケンさんに声をかけた気がします(会場でお酒をいちばん飲んでいるようにお見受けして、話しかけやすかった記憶が。違うかな?笑)。

そんな出会いから、もう10年。そりゃあメンバー3人の色んなこと、書けます。ドラムのジンさん家で皆で飲み明かした日もありますし(お世話になりました)!

 

でも、わたしが一方的に感想だったり思い出などを書くよりも、せっかくならお互いの思いをやりとりして共有できる形の方が、面白いのではと思ったんです。そしてその方が、わたしも知らない何かを引き出せることに繋がるかもしれない、と。

 

ケンさん、ジンさんも曲が出来たからといって油断しないようにねー!

 

ひとつ。

最近、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』・庵野秀明さんの放送回で。庵野さんが仰っていたこういった言葉(正確ではない)が、自分でもすごく心に引っかかっています。

“謎に包まれたものを喜ぶ人が少なくなってきている”

 



わたしが記したTILITILIのレビューもいささか、それこそ“曖昧”とも表現できるかもしれませんし、言うならばもっとはっきりとした物言いが今の時代、必要なのかもしれないとも思いました。でも、わたしは。聴く人に委ねたいんです、抱く感情だったり感じる何かを。ただ、それは聴いてもらわなくては始まらない。聴いてもらうために、その1曲を耳にしてもらうために。最終目的地で感じる部分は謎のままで、でも1人でも多くの方とその目的地までたどり着きたいなと。

 

そんな思いも込めて。

新曲が世に放たれる頃まで、このやりとりを続けようと思いますがいかがでしょう。

 

 

高橋ちえより