REPAIR FILE #5
昨夜、修理でお預かりさせていただいた GRETSCH G6119-1962FT です。
ご紹介いただき本当にありがとうございます。掲載許可も快くいただけました。
ご協力、本当にありがとうございます。
ボディトップにジャックがあるように見えますが、この位置はフロントのボリュームです。残念ながらポットのシャフトが抜けてしまってこのような状態になっております。今回はここのポット交換でした。
ハコモノのリペアの中でもっとも難易度の高いのがこのテネシーローズ、テネシアンなどの F ホールのないタイプ、だと思ってます。固定されたパーツ類を外し、ピックアップの下からゆっくりサーキットを引っ張り出して崩壊してしまったポットを交換、再び元の位置に戻す、という内容で書くと簡単なようですが、なかなか大変です。写真はひとまず取り出した時のモノです。手前のハダカにされたようなポットが今回の交換する部分です。
まずは弦を外す前にサドルの位置の目印をマスキングテープを使って位置出ししておきます。
Bigsby がふいに動いてボディにキズかつかないようにここでもマスキングテープを使って固定しています。ポット交換後はアメゴムチューブを使用して引き寄せます。F ホールがないため、内部配置時に Fホールからの向きや位置の微調整ができないので作業はかなりシビアです。
シビアなため、というよりも毎回わりとそうですが写真はこれだけでした。
集中してると撮影を忘れてしまいます...。
シャフトが抜けてしまったポットです。本来は左側のポット本体に手前のシャフトが入り、右上の小さな煙突のようなパーツを上からかぶり、ポット本体の4つのツメで閉じられてる、という構造ですが、どうやらツメが開いて外れてしまったようです。
こんな修理もやっております。
おつきあいありがとうございました。